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破天荒少女  作者: 安比奈
7/13

逃げるが勝ちって言葉もあるよ

まぁ!お庭に蝶々がいるわ!わぁ!綺麗なお花だこと!アハハウフフアヒャヒャヒャ…


うん。現実逃避してみても何にもならない

とりあえずココはどこ?方角すら分からない

てか、こんなにもでかい屋敷なんだからお手伝いさんの一人や二人すれ違ってもいいと思うんだけど

いままでにすれ違ったのなんか鎧と絵画しかない

迷路の基本の右手を壁につけて歩くという方法をしたが同じところをくるくる回ってると気付いき、二度としないと誓った。ちなみに同じと気付いたのは15回目だ

一人になると母親が死んだときを思い出してしまいそう。家はテレビだってあるし、近所の人もよくしてくれるから寂しくないけど、ココは知り合いが誰もいない

執事がいるといないじゃこんなにも違うなんてしゃくだが今はすごくそばにいて欲しい…気がする

「また逃避しよかな?メルヘン系はさっきやったし昼メロ系も火サス系もやったしな…」

「君、だれ」

「えっ…」

振り返れば美青年。久しぶりに見る人間。やっとたどりついたオアシス(大袈裟)

しかしオアシスの水は腐ってたみたいだ

「名前は?なんでこんな所にいるの?てかどうやって入ったの?メイド…にしては若すぎるか。何歳?小学生?」

うぁ、私が執事にしたかった質問を躊躇いもなく聞いてきやがった

しかも小学生じゃない!童顔はお母さんの遺伝よ!

「あんたこそだれ。先に名乗りなさいよ」

少しきつめな口調で返す

理由は少し執事に似てるから(顔立ちとか背格好とかが)

反抗するとは思ってなかったらしく少し驚いた顔をする

「僕の名前は東条奏汰。この家の一人息子であり次期当主であり東条グループの全てを担う者さ。それで、君は?答え次第じゃ警備を呼ぶからね?」

一人息子…って事はこの家のお坊ちゃまか。どうりで偉そうなんだ

「私は…」

「佐奈様!」

背後から執事の声が聞こえた

何故か逃げたくなった

「奏汰様!佐奈様を捕獲して下さい!」

「お前、佐奈って名前か。」

左手首を掴まれる。てか捕獲って私は動物園から逃げだしたワニか

「佐奈様…急に逃亡なさるので捜索に苦労しましたよ」

すごく冷たい視線を浴びせる執事。怖いから。

「こいつ、脱獄犯かよ」

そして的確なツッコミをありがとう。

「いぇ、佐奈様は佐助様の隠し子…つまりは貴方の妹ですよ」

「へぇ…いもう…って妹!?」

つまり、私のあ…って兄!?

あれ、奏汰のモデルはTニスのO子様のA部K吾だったのに

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