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破天荒少女  作者: 安比奈
6/13

迷子の小猫より犬のお巡りさんの方が泣き虫

ここはどこ。私は誰。


体育館ほどある広い空間

いや、広すぎでしょ。扉多すぎ。窓多すぎ。

家と呼ぶにはでかすぎるこの屋敷に圧倒されながら何とか自分を見失わないでいた

「佐奈様。先に部屋に行かれますか?それとも貴女のお父様にお会いになりますか?」

「お父…さん…」

そういえば、なんで今頃になって私の父親が名乗り出たのか。

母親が死んでから一年が過ぎた

こんなにも大きな家なんだから母親が死んだなんて情報はすぐに入ったハズ

なんでいまさらになって…

「会う。生まれてこの方会った事ない父親とやらに会ってやる」

そして直談判してやる。とりあえず、ココに住むなんて冗談じゃない。

でも、そしたらコノ執事がくっついて離れなくなりそう

うわぁ嫌だ。ずっと一緒になんて

「何か失礼なこと考えてません??」

「いぇ。ナニモ」

心を読まれた!?いや、顔に出た!?

「・・・まぁいいでしょう。ではついて来てくださいね」

「ハーイ」

右側の5つ目の扉を通ると長い廊下になっていた。少し先に大きな甲冑があった

スゴィ・・・本物かな?てか、普通にこんなのが置いてあるのがスゴイ

「遅れないで下さい」

気付けば立ち止まっていたみたいで執事が結構離れたところにいた

「ねぇ、アレ本物?」

執事に追いつくと尋ねてみた

「えぇ、本物です。中世のヨーロッパの・・・この後は血なまぐさい話になりますけど、ききますか?」

「止めとく」

言っておくが私は怖い話やグロイ話が大嫌いだ。なんでって眠る前に思い出してもっと怖い想像をしてしまう(妄想癖だから)

「曲がります」

十字路を左に曲がる

少し進んでまたT字路にあたる

「なんか迷路みたい」

だって十字路とかありえなくない?

「迷路ですよ」

「え?」

今なんと?

「迷路なんですよ。佐助…旦那様の趣味でしてね。泥棒対策でもありますが」

つまり方向音痴の私に迷えということかしら

「佐助?」

「貴女のお父様のお名前です」

「ふぅん・・・っ!?」

「どうしました?」

前を見ると廊下の前方に大きな黒い犬らしき物体

「いぃぃっ犬!?」

「あぁ、アントワネットですよ。アントット!!」

ちょっ呼ぶな!私が犬嫌いって知っての行動!?てか何ソノお菓子みたいな略し方!

「いっ・・・」

近づいてくる大きな物体。でかい、目茶苦茶でかい

何食ったらそうなるんだよ!?

とりあえず・・・怖い!

「イヤァァァァ!」

「ちょ・・・どこ行くんですか!?」

体を180度回転し全速力で走る

=執事と離れる

=迷子



全くもって見知らぬ風景

とりあえず叫んでおく

「ここはドコ!私はドコ!?」

一つの話がだんだん長くなってきてる気がする

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