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破天荒少女  作者: 安比奈
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世の中には言っていい事と困る事がある

執事についてわかった事


なかなかのS。


前回、見事な口車に乗せられYESと言ってしまったが、それでも渋っていると執事は手慣れた手つきで私を担ぎあげ下に止めてあった車にほうり込んだ

ちょっと恐怖と殺意を覚えた

「拗ねないで下さい。ご主人様」

何がご主人様だ

「私、貴方の主人になったつもりはないんだけど」

これからずっとそっけない態度でいてやる

「そうですね。まだ正式な任命は受けてないです」

「てか、あんたの名前聞いてない」

やっぱりこいつ誘拐犯じゃないの??

「口が悪いですね。いけませんよ?まぁ、私が一から教育して差し上げますが…(薄笑」

「このサドっ」

「………」

あっ…つぃ思った事を口に出してしまった…

怒ったかな?やだなー。走行中の車からほうり出されたりするのかな

「アレ?よくわかりましたね?では改めまして佐渡圭介です」

当たっちゃったよ!つか性格に正直な名前だなヲィ!

ふと窓の外を見ると木で囲まれた大きな公園みたいな所のそばを走っていた

しかし公園の割に遊具がなく子供もいない

綺麗な噴水があるだけ

「あぁ、つきますよ。」

「え??」

公園の回りを見渡すが国立図書館みたいな建物以外見当たらない

反対側は商店街の入り口と道路しかない

「え、どこ?商店街?」

「逆ですよ」

頭を掴まれ逆を向かされる

さっきから気付いていたけどこの執事、私の扱いだんだんひどくなってきてないか??

「アレです」

執事が指差したのはさっきの図書館

「あれ図書館でしょ?え、遠回しに勉強しろって言ってる?」

「遠回しもなにも勉強はしてください。違いますよ。あれが本家。第一邸宅になります」

「へぇー。で、誰ん家?あんた?」

あんな大きな家見たことないわ。さてはこの執事、金持ちだな

「…貴女の家ですよ」

そっかぁあたしん家かぁー………って!

「ミッ…ミー!?」

動揺して思わず英語

それに便乗して執事も英語で

「イェス」


やたら大きな門をくぐり、さっきの公園が本家だということがわかった

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