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破天荒少女  作者: 安比奈
4/13

今時そんな手にひっかかる方が珍しい

はぃじゃ次は隠し子ってなんでしょう

1隠れんぼしてる子供

2神隠しにあった子供

3なんでも隠す子供

4浮気したら子供ができちゃった☆隠しちゃえ


「……で?」

「4です」

1番外して欲しい答えをいただきましたー

「えっ…だって、お母さん…そんなの一言も…」

「奈々さんがまだ存命の頃は佐奈様も幼く意味も理解出来なかったでしょう」

そーですねー。

って待て待て、流されるな私!さっきまでの私を取り戻すのよっ

確かに私のお母さんの名前は奈々だ。それ以前にあのほえほえしてた母親が浮気だなんてっ!?

「それじゃ貴方は私が隠し子であるのとなんの関係があるんですかっ」

まさかお母さんの浮気相手がこの羊さん(違)なの!?そういえばお父さんの遺影とか今まで見たことなかったし…

「私は貴女のお父様に雇われ、佐奈様の世話係でもある執事の者です。佐奈様を本家にお連れする為にお迎えに上がりました」

「…本家??」

「本家です」

いや、本家って何?そんなたいそれたもんなの?

「ってかお迎えって…」

入った時から薄々気付いてたけど…

「はい。明日から本家に住んでいただきます」

この部屋の荷物が家具以外なくなってる!

「ちょっと待ってよ!?そんなの急に言われたって…」

嘘でしょっカメラどこよ。カメラカメラ!カメラでてこいっ

「佐奈様?何を探してるんですか?」

「あ、いぇ。真実の術を見いだすべく…」

どっきりカメラを探してますなんて言えない…っ

「あぁ…信じれませんよね。急にこんな言われても」

「はぃ。だから嘘なん…」

「ですので本家に来て下さい」

話のこしを折られたっ

「あたし、ここを引っ越すつもりはありません」

引越して欲しけりゃ隣人に布団叩きの名人を連れてこい

「今日は戻ってきますから」

こうなったら駄々をこねてやる

「いやだ」

「顔を会わしたらすぐに帰ってもよろしいらしいので」

「嫌ーだー」

「行きますよね??」

「いゃ…だ」

「そんなに嫌ですか??」

「嫌です」

「いいでしょう?」

「嫌です」

「いいでしょう」

「嫌です」

「嫌でしょう」

「いいです」

アレ??

「さぁ行きましょう」


…っはめられた!!

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