外から帰ったらすぐに手洗いうがいをしましょう
執事って…何?
あれだ。めぇ〜ってなく…それは羊
え、何?もしかして今、巷で流行ってるアレ?
メイド喫茶があるから執事喫茶も☆みたいなノリで友達が行きたいって言ってたあの執事?だいたいがセバスとかそんな名前のあれ?
「えっと…」
「混乱なさっているみたいなので詳しい話は中で話しましょう」
そう言ってリビングに通される
いや、私の家なんですけど
リビングに入るとなんか変な感じがする
「どうぞ」ソファに座ると高そうなカップに入った紅茶を差し出される
だから私の家なんですけど
しかもこんなカップ持ってない!って事は執事さんの持ち物?
フッそうか、中に睡眠薬とか入ってて眠らした後にお金を奪うって寸法ね!?
残念だけどお金は必要最低限しか持ってないのよ。財布の中に入ってるのはせいぜい5千円ぐらいで…
「飲まないのですか?あ、それとも紅茶はお嫌いでしたでしょうか?」
「あ、飲みます」
私は所詮NOと言えない日本人よっ
「お砂糖は?」
「5個で」
「多いですね」
「甘党なのよ」
それでもちゃんと5個入れてくれる
あ、いい香り。カップも高そうなら紅茶も高いのかな?紅茶なんてリプ〇ンしか知らないわよ
「それでは事の始まりを簡潔に申しあげます。」
あ、美味しいー。こんな紅茶初めてだわ
「貴女は隠し子です」
ブフッ
紅茶噴射
もったいない…じゃないっ!
「今…なんて?」
「貴女は隠し子です」
やっぱり聞き間違いじゃなかったのね