甘ガミとキス
彼氏の名前:○○
彼女の名前:●●
○○の部屋に入ると最初にされる事がある。
それは濃厚で甘くてエロいキスだ。
●●はまだキスになれない。でも、○○からされるキスは気持ち好くて、その快楽から逃れることが出来ない。
「こっち……」
何時ものように○○に着いていくと、○○の部屋の中に入り、●●が後ろ手でドアを閉めるとそれが合図かのように○○の唇が●●のそれに重なった。最初の内は優しくて、お互いの唇が軽く触れるだけ。●●はこのキスに漸くなれてきた。それを見透かすかのように○○が「なれた?」と耳元で囁くように言ってきた。●●が好きな低くて少し掠れた○○の声を聞き、素直に頷くと○○が「じゃあ、レベルアップしよっか」と語尾にハートマークでもつくような感じで言ってきた。
「レベル、アップ……」
「そう……」
○○との距離が近くて喋ると唇が微かに触れる。すると、○○は●●の唇を舐めてきた。なれない感覚に●●は目を見開くと、すぐ近くに○○のキレイな顔があった。○○と視線が合うと気恥ずかしくなり●●は瞼を閉じた。
「口、開けて……」
控え目に口を開くと、○○に下唇を甘ガミされた。●●の身体に甘い疼きが走り、○○のシャツの裾を掴むが、それに耐えられない。それが○○にわかってしまったようで、今度は下唇のすぐ内側にある粘膜の部分を舌先で舐められた。それに耐えられない●●はドアに寄りかかったままズルズルとしゃがみこんでしまった。
すると、○○は●●にキスをしたまま、一緒にしゃがみこんだ。すると、床についてしまった指先に指先を絡めてきた。その刺激に反応した●●を見て、○○が「今日はここまで」と言い、キスから解放してくれた。
●●はそれが少しさみしいと感じ、自然と自分の唇に指先で触れていた。
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