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物語るよろこびを、あなたにも

作者: 石橋凛

 こじらせると、致死率が跳ねあがる持病を、あいにくとこじらせてしまい、入院して、手術まで安静にしております。


 手術そのものは、比較的安全なものらしいのですが、脳みそをいじる手術なので、記憶がふっとんでしまったり、人格が別人になる恐れはあります。


  死を意識すると、自分がこれまでお世話になってきた人たちに報いるために、何を残せるのか、考えるようになりました。


  子孫はあいにく残せそうにないし、病室に持ち込めた作業用のツールはスマホだけ。

  私が私でなくなると、今の気持ちを、創作するのは楽しいよ!という、この思いを、だれかに伝えるのは不可能になります。


  となると、何か文章でも残すことしか出来ないのですが、スマホの文章入力になれないと、連載中の長編の投稿は難しいので、エッセイもどきで慣らし運転してみようかと、思い立ち、いま、あなたがごらんになっている、エッセイもどきをしたため始めました。


  体が資本という言葉がありますが、本当に健康に勝る資本はありません。

  どんな逆境でも、体と頭を自由に動かすことが出来れば、なんとでもなりそうですが、体か頭のどちらかが不自由だと、無理ゲーになります。

  不可能ではないのでしょうが、乗り越えないといけないハードルは、現実では控えめでないと、凡人にはしんどいわけです。


  愚痴りたいわけではなく、あなたが健康であるなら、健康を大切にしていただきたいし、何か不健康な要素があるなら、できるだけ、あなたが健やかに過ごせる環境作りをしてくださいませ。


  転ばぬ先の杖という言葉がありますが、私のように、派手にスッ転んだあとでは、杖は間に合わないのです。


  本題に戻ります。


  自分が書きたいようには、全く書けていないのですが、それでも創作は楽しいのです。

  さまざまな文芸作品も、たくさん読んだはずなので、本当はもっとわかりやすく、おもしろく、たのしい物語を、ご提供したいのですが、言うは易し、と言いますが、実際に書くのは難しいです。

 おいしい料理をたくさん食べても、自分で味見しながら料理の練習をしないと、おいしい料理を作れないのと、同じですね。


  しかし、とりあえず、書いてみるだけなら、それほど、難しくないのです。持病に苦しみながら、無理矢理でも長編小説を、わたしは完結させました。死に至る可能性がある持病持ちにでも、やれることなのです。


  もしも、あなたが創作の経験がなくても、わたしよりも楽しい物語を書くことだって、きっと不可能ではないのです。


  二次創作の経験は、わたしにはないのですが、創作の入口としてはわかりやすいかもしれません。


  例えば、Twitterで見かけて、ふぁぼったイラスト。

  その一枚のイラストの場面を文章に置き換えてみるのも、立派な創作ですし、短編小説にはなりそうです。連続性があるイラストを、同じように連続性がある文章に置き換えてみれば、ちょっとした長編小説にもなるかもしれません。


  人間には、個人差はあれども、承認欲求は、誰にでもあると思います。なろうの投稿作品に、成り上がりや、やり直しの要素がある作品が多いのは、読者も作者も、自分のことを、だれかに認めてもらいたいという気持ちで、一致しているからかな、などと、わたしは考えてます。自分の文章をだれかに読んでもらえるだけでも、それなりの充足感を得られます。


  なろうのユーザーであるならば、あなたが創作の経験がなくても、少なくとも、文章には関心があるのでしょう。

 無理に、最初から創作しようなどと考えずに、その日にあなたが経験した楽しかった思い出のメモ書きに、なろうの機能を利用してもよいかと。

 日記もエッセイに育つ可能性もありますし、小説のネタになるかもしれません。


 いずれにせよ、ある日突然、読んでたのしい文章を自由自在に書けるようにはなりません。

 お習字といっしょで、最初はミミズがのたうち回ったような何かしか、普通の人には書けません。

 上手なお習字を見なれている人ほど、自分のお習字の下手くそ加減は、胸に刺さるかもしれません。


 処女作品でプロになった人もいますが、その人たちも、小説以外の文章を書いてきた経験値を、作品に反映しているだけなのです。


 うまくまとめらませんでしたが、文章に書き慣れて損をすることはありませんので、創作は無理だなあというあなたも、試しに日記やメモ書きから、新しい何かをはじめてみませんか?

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― 新着の感想 ―
[一言] ます始めてみること、完璧を目指しすぎず、楽しみ、しかしより良くしようと考える、という心持ちになりました。 ありがとうございます。
2018/06/03 17:03 退会済み
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