表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)のX WORLD【WEB】  作者: アマサワオヤコドン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/35

馬脚 壱


   馬脚(うまあし) 壱


 うああああああああああああああああああああああ……。

 くるくるくるくると廻っていた。

 どこかの空間を、くるくるくるくると廻っていた。

 体感ではくるくるくるくると高速で、錐揉み回転しながら落下しているようである。

 自由落下しているのであろうか? それすらも分からない?

 内なる声なき声が、うあああああああああああと言っているのだ。

 ゴオオオオオオオと物凄い風切り音と風圧だろうかが増していっていらように感じている。

 それと、とってもボディが熱々なのである。

 ここは何処なんだ? 何処へと落下しているのだ?

 それに? 何故に落下しているのだろうか?

 爽やかな秋風の吹くなか大草原をパッパカパッパカお散歩していたと記憶の断片には確かにあるのだが……。

 可笑しいよ? 可笑し過ぎるよ? 何なんだよこの状況は? さっぱり意味わかんないしさ? 誰か誰か誰か誰かさ~ん! 教えてよ~っ! ヘルプミー……。

 誰も助けちゃくれないか。

 えっと……右回転? 左回転? どっち廻りだろうか?

 左回転だね。 何となく地表が近い感じがするね。

 兎に角回転を止めないとな? 幸いにも尻尾の方が上だかんね。

 右の翼をちょっと開けてと……。

 尻尾分回すぞ! 右回転だ!

 毛氈(もうせん)尻尾ッぽ!

 ヒュルヒュルと風に(なび)いていた尻尾の壱本壱本(いっぽんいっぽん)の毛が、細かなひだ状に開きだし尻尾の根元からうねる螺旋状に右回転を始めました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ