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(仮)のX WORLD【WEB】  作者: アマサワオヤコドン


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ぼっちのようなもの


   ぼっちのようなもの


 わたしはぼっちだ。

 広大に広がる無限の零の中のぼっちだ。

 純真無垢、正真正銘マッパのぼっちだ。

 わたしを砕いて創った幾つもの失敗の成れの果て。

 創りしては壊し、また創りしては壊して。

 わたしはわたしを砕いて砕いて砕いて細分化して。

 創りしては壊して、また創りしては壊して。

 幾度も幾度も砕いて砕いて砕いて砕いて、わたしのぽっかり空いた空洞は広がるばかりで。

 わたしのぼっちを癒してはくれなかった。

 わたしは小さく弱まるばかりだ……。

 小さな(仮)(かりそめ)の箱庭のような物を管理しているぼっちだ。

 人はわたしを神と呼ぶ……では、わたしの神はいったい何処にいると言うのだ……。

 精も根も尽き果てる、ふん……そんなもの何処にも精も根もないではないのか。

 もうこの(仮)(かりそめ)の箱庭で最後にしよう。

 最初にわたしの内に生まれた、半分に分けし忌まわしきわたしを(ほる)りし希望の園よ。

 漆黒の闇と化すか光りの壱天(いってん)と成るかは刻の渦の儚……。

 さあ、わたしの子らよ抗いなさい。そしてわたしを癒し楽しませておくれ……。

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