心から笑えたなら
君の居場所を教えてもらえたのは
君がわたしを見ることが出来なくなってからのこと
それが君の願いだからってことは分かってる
忘れないで
わたし自分勝手なんだって
君にも友達にもそう言われた
君はそれでもいいと言った
いきてほしい
届いてほしいと思うだけで
伝わらないって分かっている
だから君の願いは聞かない
嘘でもいい
大丈夫だからなんて言葉に
根拠はないって分かっている
飾った嘘で叶うんだったら
えんを切る
もしもこれで嫌われたって
忘れてねって願いは聞けない
会えないなんて聞いたりしない
彼方の先でもそんなの知らない
あいしてるなんてわたしの勝手
君がわたしを思ってくれたのも
それは君の、君だけの気持ちで
だからわたしは君のそばにいる
どこに行ったって想い続けるよ
終わりたい
そんなことは望んでいない
君を忘れる苦しみに比べたら
他のどんな苦しみなんて
酷いよね。
君に何も届けさせてくれない。
言葉も、想いも。
なんて、
簡単に諦められるなら
今、こんな時に来たりはしない。
酷いよね。
こうする方が縛られるんだってこと
分かってないんでしょ。
なんて、
君のせいに出来るのなら
もっと楽だったのかもしれない。
全部全部君がいなくちゃ
って思ってるけれど
全部全部君がくれたんだ
って分かってるから
簡単に終わってあげない
縛られ続けることになっても
叶うかどうか分かんなくても
わたしはわたしのままで
あなたはあなたのままで
……
彼方:をちかた