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私の彼は調子ノリで機嫌よく人に何でも物をあげる男!

作者: 七瀬








私の彼は、誰彼構わず何でも家にあるモノならあげてしまう男!

この彼氏のせいで、一緒に住んでいる部屋にはモノがなくなっていく。

新しく買ったモノも、数日後には誰かのモノになってる。

所謂、“あげ癖”というやつ。

何でもかんでも、誰かにあげてしまうから家の中の家電はほとんどない。

タンスやマット、カーテンまでなくなる時があるぐらい。

彼は何で、そこまでして誰かにモノをあげてしまうのだろうか?

私がその事について、彼に話すと、、、?

彼は言い訳ばかり並べて、私に答えがないような事を言い出す。




『だから! 何で買ったばかりの電子レンジを人にあげちゃうのよ!』

『いや? それがさー、そいつがピザ食べたいんって言ってて!

それとさ、そいつ肉まん好きでスーパーで買ってきた肉まんを温めて

食べたいって言うし!』

『じゃあ、その人が自分のお金で電子レンジ買えばいいじゃない!』

『・・・まあ、そうなんだけどさ、今お金ないって言うし!』

『それで、その人にあげたの?』

『・・・まあ、ううん、』

『バカじゃない! アンタだって給料少ないのに、何であげるのよ!』

『・・・そうだけど、困ってる人がいたら? 助けてあげないといけ

ないと思うんだ。』

『私はどうなのよ! 助けてよ、家の中のモノが次々なくなっていく

のよ! 料理どうやってするのよ!』

『また給料が入ったら、買ってあげるから待っててくれないかな。』

『毎回毎回、そんなにお金使って! アンタやっぱりバカじゃない!』

『・・・そう言わず、我慢してくれよ!』

『嫌よ! つい1週間前に買った洗濯機何処やったのよ!』

『・・・あぁ、あれも、人にあげたよ。』

『“アンタはどうしようもない馬鹿よね! バカは治らないのよ!”』

『・・・バカバカ言わないでくれよ。』

『だって、本当の事じゃない!』

『・・・・・・』





この時、少しは彼も反省したんだと思っていたけど?

やっぱり数日後には、また家のモノがなくなっていた。

新しく買ったモノは、直ぐに家の中からなくなっていく。

機嫌よく人に何でもあげてしまう彼氏。

貯金だって、こんな人だから出来ないと思うし。

特に彼は、お酒を飲むと本当に何でもあげてしまう人らしい。

次の日、私が仕事から家に帰って来ると? 家の中のモノが

完全になくなっていて...。

私は泥棒にでもあったのかと心配していると? 彼がニコニコ

しながら私にこう言ったの。



『あぁ、家のモノみんな、人にあげたから。』

『はぁ!?』





“あげ癖”の酷い人と一緒になると? 凄くこの先が不安になる。

どんなにいい家に住んでも、新しいモノを揃えても。

全部、いつの間にかなくなってしまうかと思うと買う気がしない。

だから、今あるモノは中古か? 人から貰ったモノで生活している。

これならもし? 彼が人にあげてもダメージがそんなにないから。

また中古で買えばいいし、人に貰えばいい。







・・・だけど? 一番心配している事が私にはある!

彼は、“私も男性だれかにあげてしまわないか?”

不安で眠れない時があるわ。

そんなに簡単に私の事、他の男性だれかにあげないでよね!



でも、そんな彼は私は心から愛しています。

ずっと彼とは一緒に居たい存在。

彼氏の、そのあげ癖! どうにかなりませんか?



最後までお読みいただきありがとうございます。

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