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テンプレと猫又ちゃん召喚

やっと猫又が出てきた!

 

 町に行きながら狩りをしていると、ふと〈狐の仮面〉というスキルが気になった。さっき見た限り、仮面を付けるだけのスキルだったよな...。発動しておくか。顔は変えてないし、僕は僕の顔が嫌いだからね。


「〈狐の仮面〉」


 えっと、発動できたのかな?顔を触ってみる。かたい感触。うん、できてるな。それじゃあ、まずはファストに行って、猫又を召喚しよう。どんな子なのか、楽しみだな。


 -----------


 ファストに到着!えっと、確か本来ならあそこにある噴水に行くはずだったんだよね。


「なあなあ、俺らと一緒に狩りに行こうぜ。俺等レベル高いからさ、君のレベルもすぐ上がるよ」

「いっいやです。やめてください。離してください」


 うわぁまたなんとテンプレな。これは、無視一択....。周りの人も無視してるし。


「誰かと待ち合わせしてるわけでもないんだろ?大丈夫だって。悪いようにはしないからさ」

「貴方達は生理的に無理なんです!今から1人で狩りに行くので離してください!」

「っんだとこの(あま)ァ!」

「ふざけんなよ!」


 そうやって殴りかかろうとする1人の男。


「きゃああああぁぁぁぁぁ!」


 その悲鳴を聞いた瞬間、自然と体が動いていた。


「ねぇ、あんたらさ、恥ずかしくないの?男二人で女一人囲うって」

「なっ...!いつの間に⁉」


「今だよ?」


 僕は殴りかかろうとした男の腕を掴んでいた。


「あんたたちさ、猿みたいだね?だってさ、この人嫌がってるじゃん?それが分からないなんて、人間の言葉がわからない猿じゃないか」


 嘲笑と共にそう言う。


「んだとこの餓鬼ィ!」

「薄汚い猿が人間の言葉を話すなよ」


 殴りかかってきたのをよけ、相手の腹に拳を入れる。それだけで相手は面白いように吹っ飛んだ。


「ねぇ、僕は君ら(さる)の相手をしてる時間がもったいないんだ。早くどこかに行ってくれない?」

「ひっ。おっ覚えてろよ!」


 僕が軽く殺気を込めながらそう言うと、相手はビビったようにどこかに行った。その時、なぜかギャラリーができていたので、手を払って”しっし”とすると、皆どこかに行った。


「ふぅ」


 僕も行くか、と思って動き出そうとした時、


「あっあの!」


 声をかけられた。


「..........なに?」


 イライラする。そう意味を込めて絡まれてた女の子を見る。すると、女の子はビクッとなったが、


「あ、ありがとうございました!」


 と言う。別にどうでもいいので、


「あぁ、うん」


 とだけ返す。しかし女の子の話は終わらず、


「私、リンって言います。えっと、突然なんですが、私とパーティーを組んでもらえませんか?」

「は?」


 本当に突然だった。けど、僕はパーティーを組む気はないので、


「やだ」


 と言う。だけどリンは、

「それじゃぁ、フレンド登録だけでも!」


 とか言うんだけど。めんどくさい。


「やだ。僕はソロでするし、君とフレンド登録する意味がないからね」


 そういってさっさと退散する。僕は楽しむとは決めたけど、あんな諦めが悪い子は冷たくするに限るから冷たい言葉を浴びせる。フレンドにはならない、なりたくない。とりあえず、


「猫又、召喚しないとな」


------------


 アイテムボックスから”式紙【猫又】”を取り出し、


「式紙召喚【猫又】」


 すると、尻尾が2つに分かれた猫が出てきた。


「君が猫又?」

「そうだニャー」

「よろしくね、猫又」

「よろしくニャー」

「ねぇ、君は何したい?」

「ニャ?何したい?っていうのはどういうことかニャ?」

「狩り、レベル上げ、仲間が欲しい、ご飯が食べたい、とか、いろいろあるでしょ?」

「にゃるほどニャー。まずはお前の名前が知りたいニャ!」

「僕の名前?雫だよ」

「ニャ―。お前の名前は雫っていうんだニャ。雫、妖術を教えてあげるニャよ!」

「妖術?」

「ニャ!」

「そう、よろしくね、猫又」

「ニャ―」


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