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第2-4話 弱者で残念な俺は天使を見つけました

「あははは!ハズレくじっていかにも真生らしいわね。なるほどね、ルシールちゃんも自分の利益にならないから見限ったって事ね」


文香はクスクスと笑いながら軽く目に涙を浮かべていた。


「おい、さすがに笑いすぎだろ。それよりこれからどうするかなー、近くに町とか村は無いのか?ってかここの世界の文明すら聞いてないんだが俺」


「文明はふわっと中世とか言ってた気が、、あっ数キロ先に村が一つあるみたいよ。とりあえずそこに行きましょうか、ハズレくじ君、ぷっ」



文香はよほどハズレくじというワードが気に入ったのか、意地悪げな目線を落花に向けながら、笑みを浮かべる。

そして、恐らくルシールから貰った異世界パンフレットの地図のページを折りたたんで懐に戻した、その時だった。



うっすらと前方から走ってくる何かが見えた。

それは、小さくだが近づいてくるにつれて一人の中学生程の人間の小柄なシルエットが見えた。


シルエットは何か叫んでいる。


「………!………て!」


何を言っているのかは不明だが、その声は確実に緊迫した様子だった。


近づいてくるにつれて段々と声が鮮明に聞こえてきた。


その声は「助けて」と連呼しているようだ。


しかし、その声の主の後ろには何とも形容しがたい禍々しい角の生えた、黒色のオオトカゲの様なモンスターまでセットで付いてきていた。

体長は十メートルは軽く超えている。

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