表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫 ねこ ネコ  作者: カレー屋きんちゃん
6/80

猫、3人を説教します

怒りの説教対談!



~3人は生きて帰ることができるか?~


「逃がすか!天国に送ってやるニャ!」



3人「「ヒー、天国だけはご勘弁を~」」




はぁ…




急遽、観光旅行を一時中断しオズに帰る一行。



サクヤの怒りが半端ない。

帰宅早々、アツユは仕事場へ逃げ、

アムドは行方を眩まし、

セーレはずっと八つ当たり(稽古と言う名のイジメ)を受けている。



ウァサゴは



サクヤの怒りのおかげか、冷静になれたみたいだ。


「さて、アホ3人どうして殺ろうかニャ…」



冷静に…


んなわけなく

怒ってました…

やっぱり…




「お帰りでしたか、国王。

代行も結構面倒なので早く代わっ…

って、状況じゃなさそうだね、ウァサゴ…」



「やぁ、オズ、

申し訳ないがもう暫く頼むニャ…

今から制裁準備をしないといけないニャ…」



「まぁ、深くは突っ込まないよ…

ある程度片付いたら説明してくれ。」



「わかったニャ…」





その後、急にニヤニヤしだしウァサゴは姿を消した。






3バカへの制裁は頭の中で固まってきたんニャが………


他の奴らへの説明が…


面倒ニャ!

ここに全員呼んで、ご馳走囲んで楽しい楽しい懇談会ニャ!

ハー、ハッハッハー


城の一室の空間を広げ、結界を3重4重に張り、無限修復(2重魔方陣で半壊は創造で修復、全壊で召喚)の椅子・机などの調度品を整える。


「次は料理の材料を集めるニャ、

ついでにコーヒー豆とかお茶とかも集めよう、

久々に手料理を振舞うニャ」


人間時代に一人暮らしが長かったせいか、やたらと料理が上手。しかも美味い。



「よし、サクっと行ってサクっと集めようニャ

やっぱり、いいものは創造より本物のほうがうまい!」



その後、世界中で扉の開け閉めの音が鳴り響いた…



数時間後、

サクヤとオズを連れ例の部屋にウァサゴは来た。


テーブルには彼らが見た事の無い料理(日本の家庭で出るご馳走)が並んでいた。



「陛下…、これは?」


「これから懇談会を開くニャ、

サクヤ給仕を頼むニャ

フェアリーランド西部産のオレンジペコと

イスシア北部産の高山烏龍茶と

サラマン北西部産と魔界南東部産の豆をブレンドしたコーヒーを準備したニャ」


「ウァサゴ…凄いな…

結構マニアックでしかも希少な高級処を…」


「あ、オズは王国代表で出席頼むニャ

僕は人間側の意見を言うニャ…」



「参加メンバーは?」



「バール、ルシファー、アスタロト、そしてスペシャルゲストニャ」



「嫌な予感しかしないんだが…」


「まぁ、オズは適当に頼むニャ、どうせ同じ72柱で顔見知りだし」


「………」




「じゃ、招待(召喚)するニャ」



さーて、久々に大量に魔力を使う大人数の召喚魔法ニャ

ついでに腹心そうなのも呼んどくかニャ


「カモ~ン、魔界冥界の実力者~ってニャ!」





其処には

本家ソロモンもびっくりの豪華メンバー。


冥界の支配者ルシファー

その部下マルバス


魔界の侯爵アスタロト

その腹心サルガタナス


魔界の君主バール

その腹心ダンダリアン


強制参加ガープ

同じくフールカス





「やぁ、皆さん

僕は2代目ウァサゴニャ!

今回は、勝手に懇談会を催したニャ

後で特別イベントもあるから、逃げないようにニャ…



…アスタロト!シバクぞ#座れ#」


うん、和やかに進めるニャ~







「スムーズな司会進行の為に…

事実関係をハッキリさせとくニャ!

ルシファー!

現在悪魔召喚で一番上の立場に居るのは?」



「…はい…、ぼくです…」



「じゃあ、君と僕

強いのは?」



「…多分…ウァサゴ…」



「はあぁあ!?、多分ニャと?!」



「す、すいません!ウァサゴさんです!」



「…以上ニャ、此処までで質問ある命知らずは居るかニャ?」



「「「………」」」



「じゃ、楽しい楽しい懇談会を始めるニャ

僕が会話していない人は

僕の作った料理と

僕の採ったお茶・コーヒーを楽しんでてくれニャ…

残したら…」




「「「頂きます!!!」」」




「よし、

始めはルシファー。アホ3人の管理者は一応君じゃあ、なかったかな?」



「…うん、でも最近忙しくて…」


「何で?」

「…最近、召喚や災害等の派遣をサボったりするの増えてきて…事務処理が山のように溜まってて…」


ふーん、


「サボったのはアホ共とその関係者?」



「うん…」



「そうなのかニャ?マルバス?」



「事実だ。」



よし、次


「バール、そしてアスタロト

3バカがなんかヤラカシソウって誰から聞いたニャ?」




「ワシは息子のゼブブを探している時、その側近にじゃ…」



「…ベールゼブブからだ」



ふーん、

「そのゼブブは最近何してるニャ?

特に だ れ と?」



「「あっ」」



「…そう言えばあのバカ息子、最近地球のゲームにハマっていて、何処かに行っては落ち込んで帰ってきとった…」



「(ソウイエバ、アスタロト…レラジェガイッショニサボルノサソワレテタ……)あ、こ、この料理美味しいっス!」


サルガタナス君、聞こえてるニャ~


さて、最後に



「ガープ、フールカスいきなり呼んで悪かったニャ…

ところで、僕が君達を仲間にした理由覚えているかニャ?」



「べリアル、ベレト、アスモデウスが手を組んで魔界のパワーバランスが崩れた。

だから、別勢力を作ってバランスを保とうとした。

そんな所か?」



うん、そうニャ



「……実際にバランスはとれたんじゃないのか?」




「そうニャ…

実際、何処を攻めようとしても躊躇う位、別勢力を配置したニャ

多分、此処にいる全員がそれぞれの立場で考え、行動したと思うニャ…」




そして…






「じゃ、本日のメインイベントニャ!

この騒動の発端の3人はどうしたかったのか…




ボケ3匹…+ベールゼブブ、


デテコイヤ~#」





「あ、バカ!そこで全赤甲羅使うか?」

「はっはっは、では有難く先に…」

「駄菓子菓子!雷ドーン」

「…めんご、スター乙」



「「「………#」」」










「「「………」」」






「何か言い残す事はあるかニャ~?」





~ピ~ン、ポ~ン、ぱ~ん、ぽ~ん。~

お伝え出来ない程の凄惨…グロい…大変な光景が広がっております。

しばらくお待ちください。






いや~

スッキリしたニャ。

久々にストレス解消で、カラオケフィーバーいぇ~い、な感じに似た 凄~く清々しい気分ニャ!






楽しく歓談する実力者達と




肉塊が4つ…



「ウァサゴ…何気にこの料理美味いな。それにこの唐揚げは…」



「ニャ?わかるかニャ?

結構大変だったニャ~

高山のロックバードの雛鳥の胸肉ニャ。うまいと思うニャ」




仲良く団らん




「ガープは無理矢理呼んだが大丈夫かニャ?」

「ん、多分大丈夫じゃろ、

ルシファーもいるし

お主の召喚じゃ、ちゃんと絶ち切って引っ張ってきたんじゃろ」


「まぁニャ、一応意思も尊重しとこうと思ってニャ…」





「アスタロト…

悪かったニャ~元々自由ニャお前を拘束してしまったニャ」


「いや、構わない。寧ろストレス解消になったよ。」


「そう言えば、

潰れ肉饅はまだ一緒に居るのかニャ」


「ああ、あの守銭奴か…たまに来るな…見たくはないんだが…」



僕は一寸会ってみたいニャ常春の国王。






そろそろお開きかニャ?


「そこの【扉】から出れば皆帰れるニャ、

コーヒーとか茶菓子はまだあるからゆっくりしてってもいいがニャ…







さて、あほ共。

何でこうなったか、キリキリ吐いてもらおうかニャ?」






魔王が4人、正座で反省してます。


「………」





「黙ってる奴から順に天国に送ってやるニャ?ドウダ?」




「いやいやいや、俺から話す」

「いやいやいや、僕から」

「じゃ、ぼくが」


「「どうぞ、どうぞ!」」

「…」





うん、全員一回神の前に連れてくか…


「プルルル、ガチヤ『何?』やあ、メレエ?今からお前の上司に報告して大悪魔4人天国に送っていいかニャ?」



土下座が4つ綺麗に並んだ。


「とりあえず、タコ共の話しだいでそっちに行くニャ…

で、


お前はどこまで知ってたニャ?」


『3人の事?♪実はどうなるか50/50と思ってたよ♪』



ほー、もっと絡んでいると思ったニャ…

5人まとめて吊し上げかと思ってたニャ



『神って言っても、個人の思いにまで干渉してないし♪、

何より上位の悪魔は神と同等レベル♪

管理しずらいんだよ♪』



「わかったニャ、

メレエは白なんだニャ…

また、連絡するニャ」





「それでは、

ベールゼブブ君から言い訳してみてニャ」




「………






この3人に付き合うの嫌になったんだ…3日連続でマ○オカートやったり、10日連続で3國志やったり…耐えられなかったんだ…」



それで?



「3人をまとめてゲーム部屋に籠らせて…

代わりの人身御供を探してたんだけど…




いなくて…




勝手に謀反起こさせちゃいました。テヘ」


「はい、ボッシュートォ!」

地獄?天国?甘いニャ…

時空間完全結界に送りました、時差10万・広さ3畳。

N○K総合放送をエンドレスで100年は見てもらうニャ。




「「………(・・;)」」



「(^ω^)







次、君達はなぜ周りが騒ぎ出しても無視してたのかニャ~、

そして、どれ位お仕事サボってたのかニャ?」











「スネークがかっこよくて…」

「曹操が強くて…」

「レベルが足りなくて…」






「仕事は?」










「「「母が危篤で…」」」


「ダウトニャ!」




4人仲良く3畳1間で100年反省してなさい。


「ふニャ~、ひとまず解決ニャ~、


サクヤ~コーヒー1つ」



料理は全部なくなっていた。

唐揚げ

エビチリ

サイコロステーキ

麻婆豆腐

サーモンのムニエル


チャーハン

茸の炊き込み御飯

パスタ

クリーム トマト 和風の三種盛り


山盛りポテト

サラダ


居酒屋大宴会並みの量と種類、小一時間で全部消えた。

結構グルメな魔王達も満足してくれたみたいだ。


今はテーブルの何ヵ所かにクッキーとポテチの山盛りが置いてあった。



「…陛下、コーヒーです。

しかし、この量の料理…陛下が作ったのですよね?

わざわざ陛下自ら作る必要があったのですか?」



「んニャ?大したことじゃないニャ

只のストレス解消だったし、久々に故郷のご馳走を食べたくなっただけニャ」



そんなに高級な料理じゃないな。

大きなお世話ニャ



「サクヤは食べたかニャ?

僕は食べてないから残り物で何か作るニャ」



「私もオズもホスト役にまわったので、何も食べてないですね。」



「オズ~、コーヒー2つ作ってこっち来てくれニャ~」



「はい、丁度今サクヤと一休みしようかと思ってたところだ。」




「今から何か作るニャ、リクエストあるかニャ?」



「軽い物で」

「私も重い物でなくて構いません、…出来れば陛下の故郷の物で」



「わかったニャ~」



キッチンに向かい懇談会の際に準備した物の余りをだす。


パスタでいいかニャ?

フェアリー産サーモンをオリーブ油で…フレッシュハーブとトマトを絡め…そこに茹でたパスタを…

出来たニャ~



「はい、鮭のトマトパスタニャ~」



「ウァサゴはレストランでもやっていたのか?手際と見た目が素人じゃないぞ?」



「ニャ?只の趣味ニャ、半分は生きて行く為に覚えた事だけどニャッ」



食後、コーヒーや紅茶を楽しみながらお菓子をつまんでいた。



「オズ…、南部の勢力は自分達だけじゃないよニャ…」



「ん、そうだなぁ…確かに72柱や有名な悪魔だけじゃないな…」



「そっか…、じゃこの騒ぎに乗じてヤンチャする奴もいるかもしれないって事か…

この世界は魔界が地続きだから読み難いニャ~」


空飛んだらどこでも攻めれるニャ


「オズ~やっぱり暫く代行お願いニャ~

何なら本当に王様やるかニャ?」


「断る!72柱は殆ど自分の領地がある。そこを治めるだけでも結構大変なんだぞ?その上こんな飛び地…見きれん!」


結構真面目だニャ~



「じゃ、やっぱり代行お願いニャ~」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ