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猫 ねこ ネコ  作者: カレー屋きんちゃん
4/80

猫、勢力図の改変に乗り出す

さぁ、魔界

及び世界の行く末は…



「平和な猫ライフにゃ~」



無理でしょ…




【】ガチャ


「ただいまニャ~」



「お帰りなさいませ、陛下。」


やっぱ、家はいいニャ…

最初は貰い物だったけど、今は…


「忘れ物ですか?」





あ、時間遅延結界張ってドンパチやってたんだった…

「出発してどれくらいニャ?」



「3時間経ってないです。」





こっちは濃い1日が過ぎました♪

「サクヤ、選手交代ニャ、この国の名前と同じ名前のオズだニャ」


「はじめまして、

本来もっと早く登場するはずが作者の怠慢でチョイ役にまで追いやられ、

ウァサゴの気合いだけでぶっ飛ぶ位弱い文官の オズ です。

皆さん、よろしくお願いいたします。」

私達72柱の扱いが雑過ぎないか?ウァサゴと一緒に転移【(ゲート)】でここまで来たのに説明されたのが今初めてって…



なんか拗ねてるニャ…

まあ、作者の精だししょうがないニャ


いやいや、登場紹介して無いの猫でしょ。


「…一応、72柱だし

頭はいいから留守番には丁度かニャ?


サクヤの旅支度が済み次第出発ニャ」



約束通り大臣(サクヤ)連れていきたいから代わり(オズ)を置いてくニャ。

荷物運びと斥候を残し、数人連れてきた72柱を防衛にまわせばここは大丈夫なはずニャ。

「フールカスとガープが戻るまで、敵情視察してくるニャ

オズ、大丈夫だと思うが携帯渡しとくニャ」


「ん?ケイタイ?「何処にいても繋がる念話装置」わかった。」



「準備出来ました」


「よし、出発ニャ」





【】ガチャ


「ちゃお、元気?」

『どうした主!もう戻ったのか?』


やっぱ、アツユデカイニャ…


「いや、アツユって小さく成れるかニャ?

成れれば一緒に行くニャ」


『わかった、少し待つのじゃ…』



光に包まれ、小さく成っていく…

…そこには、



「…テンテンかニャ…」



来々キョンシーズ…

何人知ってる?




「終わったぞ、主。

小さくなると地面に沈むから、神仙浮術で浮かないといけない…ちと、疲れるのじゃ」



「?アツユは神族かニャ?」


「元じゃがな」



「ニャ!これで初のパーティーを組めるニャ、

アツユとサクヤに紹介ニャ」



空気だった72柱2匹と1人を、


「鳥と馬と駄目イケメンニャ!」


「「ヒドッ!」」



ち、72柱だからやっぱ喋れるニャ…

面倒だから黙ってて欲しかった…



お、作者と意見が一致したニャ



「ユニコーンのアムンドキアスです。

アムドと呼んでください。」


「カイムっす、72柱で元天使っす。

よろしくっす。」


「久々に喋ったセーレです。」



うん、


見た目は某ブレーメンの音楽隊…


ケット・シー

猫又

霊幻導師娘

角生えた馬

イケメソ


西遊記の方が近いかニャ…


「パーティー名はチーム・ブレーメンニャ、

まず、人間の勇者オモチャを探して、人間の戦力を量るニャ」


悪魔連合に対抗出来れば、仕事が減るニャ…





…無理だと思うがニャ…



「陛下、一応情報では人間の勇者は3人いるらしいです。」


「セーレが勇者(乙)に会ったのはどの辺ニャ?」


「魔界と人の国の間ぐらいだよ。」


「じゃ、この辺に出没する勇者とは違うニャ…」



まあ、順番に当たればいいかニャ…


「ガープが戻るのにどれ位かかるニャ?」


「約1週間位かな?」



1人辺り2日、

まあ、

遊べるかニャ?


「一番近い町の近くにキャンプを張るニャ

そしたら、セーレとカイムで聞き込み行ってニャ」


「「了解!」」






~ギュウドンヒトスジ300ネン、ハヤイノウマイノヤッスイノ~




〈キャンプ中〉


「どうだったニャ?」


「なんかご都合主義っす、

4日後にセントラルで武道大会があって、そこに勇者全員集まるっす!」



ふーん、セーレの修行に時間を掛けろと…


駄菓子仮死


「断るニャ!」



ストーリー?何それ

猫には理解できないニャ



「じゃ、余程の急用がない限り、歩いて3日以内の所に3カモがいるんだニャ…

このままオモチャを探して、全員で潰すニャ」


回復させながらやれば、覚醒とかしてくれるかもしれないしニャ…



「探知系得意なの挙手」


「「「………」」」



いないんかい!




「…わかったニャ…

(あんまり僕がやると書くことなくなるんだがニャ…)

この辺一帯に【円】をかけるニャ…」

広範囲の魔力探知です。



を?人・魔物より大きいの発見!



セントラルから北東に3日の距離。


「1人わかったニャ

ここから南東の方にいるニャ

【扉】で近くまで行って、作戦を伝えるニャ。」


GO!





唐突ですが


大陸中央部

人間の国紹介



(中央)

メレニア中央公国


首都 メレニア(通称セントラル)


5国間は勿論、大陸全体を見ても中央。

なので、やたらと中央を使っているモノが多い。




(北部)

森の国サン・ウッド


首都 ウィンディア(別名水の都)

フェアリーランドに接し木々が生い茂る国。

王政などはなく、自治区のような存在。




(東部)

水の国リバイア


首都 エイブラ(別名水竜の都)


海沿いにある水竜を崇める国。




(西部)

風の国サラマン王国


首都 エアリア


西側の海岸は断崖絶壁になっており、常に風が吹いている。




(南部)

砂漠の国イスシア帝国


首都 カトプレア(別名石の要塞)


首都全体を石壁で囲った城下町が有名な国。軍事国家なのに観光産業がメインの国。



以上がおおまかな中央部の説明っす


(byカイム)






なんか鳥がぶつぶつ言ってるニャ…



ガチャ


「じゃ、作戦を伝えるニャ、

勇者をセーレひとりで担当、僕以外の残りで勇者の取り巻き、以上ニャ。」


「いやいやいや、それはどうかと思うんだけど…」



セーレくん、今回の視察は全部君に戦ってもらうニャ♪

「大丈夫だニャ、フォローはする…と思うニャ!」


「思うじゃなくて、してください。」


「前向きに善処するニャ♪」


「………」




さて、そろそろエンカウントするはずニャ~








キタ、1 2 …5人。

「サクヤ、知ってるかニャ?」



「多分、【北の勇者と4天王】だと思います。」



ふーん、王道さんか…

うん、男4女1、勇者 戦士 騎士 魔術師 神官。

前衛3後衛2、パーティーも王道かニャ…


つまらん!



「勇者だけ連れて離れるニャ、あとは任せたニャ!」








ガシッ、ガシッ

ダダダ


「セーレvs勇者キターふぁい!」


時空結界、そして僕は見学ニャ~



「………はぁ、

まあ、やりますか…

初めまして、僕はセーレと言います、北の勇者さん。」



「…初めまして、

私はウィンディアの全帝……」


名前とか、2つ名とかどうでもいいニャ!


「で、セーレさんは敵なんですか?」


「はい、一応魔界の住人なので味方では無いです。」



「…そうですか…

仲間が心配なので早速行きます。はっ!」



ほお、魔法剣だニャ…しかも【雷】


「…ストラッシュ!」


名前も同じかい!



「【ラック】!」


ふーん、能力発動はセリフ短いんだニャ…

でも、避けるだけじゃ…



「レインボーアロー、…ストラッシュ!」


お、やっぱり弾幕張って突っ込んで北…


「はっ、はっ、ほっ、うわぁ!」


3秒以上攻撃続くと集中切れるか…



「タイムワー!」


ヒョイ、


「プじゃニャい、タイムワー!」



何したって?

時間止めてセーレ連れて来て、また止めたニャ。


「セーレ…能力使うの下手過ぎニャ…」


「…ごめんなさい。」


「…いいかニャ、3秒以上攻撃続く可能性をなぜ予想しないニャ?

運のよさいくら上げても、ダメージを受ける時は受けるんだニャ…

なぜ動かないニャ?

あと能力を無駄遣いし過ぎニャ、目で追えるのは目で追って、いざって時に使うニャ…」



「……」orz



おお、かなりガッカリしてるニャ…

「じゃ、時間動かすニャ、「ちょっと、時間動かすって?」ああ、タイシタコトないニャ、




じゃ、プじゃニャい!」




第2ラウンド開始ニャ



「いつの間に!」


「…いや、ぼくは何も…」



「ならば、全方位極大呪文」



おお、中々大胆な攻撃だニャ…



「ビックバン!」



名前も凄いニャ~



「【危機回避】+α!」


どうする?








ドーン



全方向にかなりの威力の衝撃波と熱。


「アースブレイド!」



地属性の斬撃だニャ…


「うっ、みんな…」

パタッ


勇者キター!は倒れた…ニャ。

結界解除。



「やればできるじゃないかニャ!」



「まぐれです…

回避先が勇者の足元しかなかったので、潜って

そこから攻撃しただけ…」


「まあ、いいんじゃないかニャ、まぐれも【能力】をうまく使えた証拠ニャし、回避と攻撃は同時にやれば有効的ニャ」


セーレの経験値が少し上がった。


「じゃ、戻るかニャ」

「はい」





~ウァサゴが結界を張って戦闘開始した頃~



「主はどれ位迄やれば喜ぶと思う?」


「死んでなければ、ぼくの角で直せるよ」


「我々の戦力の把握と連携もはかりたいので、一人づつ行きませんか?」


「賛成っす」




「吾は戦士じゃ。」

「神官っす」

「私は騎士を受持ちます」

「ぼくは魔術師ね」


「「開始!」」





アツユ


「そこの戦士!吾と勝負じゃ!」


「?、子供と戦う趣味は無「問答無用じゃ!」グゥホォッ!」 ドッゴ―--ン



「おーい、まだ体当たりしかしてないぞ~」



身体強化、防御魔法無視の体当たり(浮力の為、若干量の神力含む)

終了。

戦闘時間 12秒







カイム


「神官さん、勝負っす」

「あなたは?」

「元天使っす」

「えっ!では、神様と会ったことあるんですか?」

「あるっす、でも、アイツ仕事いっつも…」「そうなんで……


会話に花が咲き、戦闘不能。





サクヤ


「申し訳ありませんが、あなたを倒させてい頂きます、サクヤです」

「私はウィンディアの自由騎士ヴァンです」

「1ついいですか?」

「なんででしょう?」

「あなた方パーティーは全員ウィンディアの方ですか?」

「私を含め何人か別の出身ですが、勇者はウィンディア出身です」「分かりました、ありがとうございます

では、始めましょう」

「「いざ、」」


互いに剣を抜き、剣先を合わせ数度打ち合う。

そして離れた瞬間、2人動きを止める。

ヴァンは変則上段で突きの構え。サクヤは刀を納め抜刀の構え。


闘気を纏った剣を妖気を纏った刀が弾き、

戦意喪失。


戦闘時間 1分42秒




アムド


「あなたに攻撃を加えます、全力で防いでください」

「は?ユニコーンごときSSランクの魔物が、SSSランクのわしに勝てるとでも思っ」「申し訳ないが、ぼくはユニコーンじゃない、72柱の悪魔、アムンドキアスです」

「………頼む、許してくれ」

「ごめんね、頑張って耐えてネ」

次の瞬間、アムドは『л∬=#⊿ヾюж』エモイワレヌ音を発した。

魔術師はボロボロになりながら飛んでいった。

終了


戦闘時間 27秒



「終わったニャ~?」


結界内で遊んできたからこっちも少しは参加出来るかニャ~って思ってたんだけどニャ……



死んでニャいよネ?


「陛下、任されました4人からわかった事を報告します。」


なんとなくワカルニャ…



「勇者以外の人間は陛下の望むような戦力、及び障害にはならないと思われます。」




やはりかニャ…


「予想はしていたが……

そうだニャ~

一応もう2人の勇者も確認するニャ。どちらかは僕と同じ位強い可能性があるニャ。」



「え?主より強い人間など居るのか?」


確か、どちらかはメレンェが絡んでたはずニャ…


「勇者だけニャ…

人間はそれほど強くないみたいだニャ、鳥と馬は戻ってオズのサポートしててくれニャ、

僕はもう少し遊んで戻るニャ

セーレは勇者討伐ニャ、サポーターはアツユニャ(顔にもっと楽しませろって書いてあるニャ)、

サクヤは僕と作戦会議ニャ。」




ニシカラノボッタオヒサマハ~



鳥馬を送った後、アツユにサポート内容セーレいじめを伝え弱い方の勇者に送った。




「次の勇者は少し時間がかかるはずニャ(結界無しだから)。

ところでサクヤ、現状でどうだと思うニャ?」



「魔界のパワーバランスですか?

それとも、先ほどの戦闘からわかった自国の戦力。

または人間の戦力辺りですか?」



やはり回転が早い、察しがいいニャ。


「全部聞いてもいいかニャ?」



「そうですね…

パワーバランスはかなり拮抗してきたのでは?

勿論、我が猫王国と3魔連合とですが…

先ほどの戦闘で72柱の二人の戦闘を見せて頂きました。

陛下より弱いとの事ですが、私より断然強いです。戦闘スタイルや能力に差はあるでしょうが、人間全部で攻められても勝てるでしょう。」


やはり腐っても72柱。その辺の魔物、悪魔に負けないかニャ…


「人間の戦力は大分期待出来ないです…べリアル達の戦力を少しでも削げればと思っていたのでしょうが、足止めにもならないかと…」



「最初から、それほど期待してないニャ。元々人間は奇跡と依存で生きぬいてきた生き物ニャ」


「奇跡と依存?」


「運の良さは人間がピカイチにゃ、ズル賢さもニャ」



コーヒーセットを一式出して、マターリして待ちますか?



~一方、アツユは…~


「主…」


旅のしおり

(アツユの勇者探訪)


土産セーレ


・勇者(乙)は一度セーレに勝っているので此方の言う事は大抵聞いてくれる。>セーレに一騎討ちさせて死なない程度にボコります。(多分、セーレが勝つと思うが…負けたらセーレを含めその場を全滅させてください)



・戦闘後は速やかに撤退してください。

>お疲の仲間がかかって来たら瞬殺し、別途渡したアイテムで処理しましょう。


>勇者ハゲはほっとけば強くなるので、基本放置で大丈夫。(セーレも放置で大丈夫)



別途アイテム一覧

・タイム風呂敷(回復させます)

・麻酔銃(アツユも眠る銃)






「このしおり、セーレに見せていいのかのう…」







ヒガシヘ~シズム~ヘ~ホント




その後、セーレは涙を流しながら勇者と一騎討ちし、勝ちました。案の定、ハゲ仲間がかかって来てアツユが瞬殺無双で黙らせ、風呂敷から麻酔で処理。



【扉】に戻って、くぐると猫2匹がコーヒーを飲んでいた。


「…主、今回の戦闘に意味はあるのか?」


疑問に思うのも勿論ニャ



「勇者と言うモノはボコボコにしないと強くならないんニャそれも死ぬ寸前(又は死ぬ)まで。

だから、これでいいんニャ。」



「……この後は?」



「最後の1人に会うニャ…

思ったより早く終わったから、観光して帰るニャ。



セーレくんはお疲れのようだから、今回はお休みしていいニャ」



「…わかりました。」



「じゃ、セントラル行って勇者に会ったら、東から一周して帰るニャ。」

最後の勇者…どんなんだろニャ…



たくさんのアクセス、ありがとうございます。

よろしければブックマーク等お願いいたします。


次も来週くらいになります。

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