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猫 ねこ ネコ  作者: カレー屋きんちゃん
21/80

猫、学校に行ってみる

武器屋に到着し、フールカスは店主と武器・防具について相談。

ウァサゴ達は喫茶店で茶をシバキながら今後について話始めた。



「ニャ!フェアリーランド産のお茶は美味いニャ!」


「「「いやいやいや!説明見た?」」」


30分

普通にお茶を飲むだけの猫



「しょうがないニャ~作者に従うみたいで、嫌だったんだがニャ~」



「「サクシャ?」」



「何でもない、こっちの話ニャ~


今後についての話だよニャ?

まだオズの顔は見たく無いし…

フェアリーランド以外一通り回ったしニャ~





セーレをカラカイに行くニャ!」




「「「えっ?」」」


「決定ニャ!

変更は無いニャ!

ベリトが来ようが、新しい大陸が出来ようが一切無視ニャ!

ここで意見の有る命知らずの勇者は挙手ニャ」



『『………』』



ニャ、誰もいないニ………居たニャ…




「……あの~、ウァサゴさん…

一緒に挨拶に行ってもらえるのでは…」



「ニャ、それは行くニャ

ついでにセントラルの学校に講師か生徒の申請をしとくニャ

いいかニャ?」



「はい!喜んで!」


置いてかれるとでも思ってたのかニャ?

「マルもついでに学校で勉強する…」



ニャ?普通ガッカリする所だが喜んでるニャ?

「マルは嬉しいのかニャ?学校」



「はい!友達と一緒に学校に行くって夢でしたから!」





不幸な生い立ち忘れてたニャ…








その後、中央の勇者と脇役にTELして無理やり講師と生徒の枠をとったウァサゴ。

サクヤ・アツユはギルドからの人材として、

ウァサゴ・マルそしてカリンはウィンディア出身という事にして学校に行く事に。



「じゃ、フールカスに別命あげたら出発ニャ」

フールカスには新大陸に行ってもらおうかニャ~



「フールカス、新大陸を見て来てニャ」



「……早速偵察か…同行者は?」



「誰か欲しいかニャ?」



「……いや、ゼパルだけでいい。」



「あ、ちょっと待つニャ」

プルル ガチャ『なんだ?ウァサゴ』

「あ、アスタロト?新大陸の偵察に行くんだがニャ、誰か行きたい奴いるかニャ?」


ルシよりこっちに聞いた方がいいだろうニャ~


『……いや、別に出すからいいや。帰ったら情報交換頼む。』


「了解ニャ、じゃ」プチ



「フールカス、アスタロトの所も人は出すが別行動ニャ

何かあったら協力してニャ」



「…了解した。直ぐがいいか?」



「武器ができたらでいいニャ

時間系能力の付与ニャろ?」



「……やはり解るか…」



「まぁニャ~」

時間・予知系の魔力は特殊だから直ぐ解るニャ~






そしてフールカスとは別れ、【】でウィンディアへ。


勇者キタキタオヤジの所に行き、正式に脱退宣言をしたカリン。

これで四天王から3ケン者になり、JのDからGのカムイさんよりになるかニャ~と、訳のわからん事を言う猫をよそに手続き終了。

その後、カリンの両親に何故か紹介されるウァサゴ…死ねばいいのに。

魔王に拐われる娘を引き止める事も無く、終いにゃ宜しくお願いしますって…死ねばいいのに。





「作者…別にお前の思っている様な事にはならないニャ…

てか、ならない様にするニャ」


終始笑顔で決意を視線で表すカリン…

それを真剣な眼差しの笑顔で受け止める両親…

「行ってきます」

「「行ってらっしゃい」」

それしか親子の会話がなかったニャ…


「…無理ニャ…」



逃げようかニャ…



死ねばいいのに。






久々のカイン君側


「…わかった、シンジに言ってやらせとくよ」

あの猫…相変わらず唐突で

しかも人使い荒いよなぁ…



「…シンジ、ウァサゴがギルド員2人とウィンディアの人間2人と猫1匹の入校許可取れって」


「閣下が!?

それは一大事だ!直ぐに校長と公王の所に行って来る!」



…そのうち神とか言いそうだな…





暇だったから式神を通して観察。

あいつ…昔から嫌な奴だったが権力者に脅しをかける様な交渉法はしなかったはず…


良くも悪くも猫の影響力は強いってことか…



お、ウァサゴからの念話、今度はシンジに直か…


うんうん


校長に

猫、サクヤ…北の四天王を講師としてねじ込めと…


物理的に無理だろ?

え?

3人クビにしろ?

なるほど

って、酷くないか?

シンジもそのまま納得って…


間接的に他人に迷惑かけてはいたが…


もう、既に神なんだな…



プルル


今度はこっちか…

「なんだ?猫」


は?セーレには言うな?サプライズだ?

……どうでもいい…


はぁ…

こいつ…本当に俺の使い魔か?

どう見ても使われてるの俺だよな?




午前の授業が終了。

飯食ったら実技の授業だ。呼んでもないのにセーレ・シンジがよって来る。

俺?

逃げるよ、もちろん。

飯ぐらい落ち着いて食わせろ!

ったく、俺はお前らの友達になった覚えはない!


はぁ…

これでウァサゴが来たら更に煩くなるのか…早く夏休みこないかな…




学校の屋上


「…今日は先客が居たか…」

まぁ、互いに干渉しないから、別にいいんだけどな。


自作の弁当を広げる。見た目は…まぁ、あれだ、男の料理ってことで。


「見た目に反してなかなか美味いニャ」



なぜいる?

横を向けば例の扉…

「来るの早くないか?」



「手続きを今日中に済ませたかったんだニャ

あと、部屋の準備もあるしニャ~」



ま、まさか!

「俺の部屋…」

「ニャ~、その通り~

サクヤとマルコの分、増築させてもらったニャ~」



か、勝手な事を…



「後、僕の部屋は隣ニャ~」



終わった…

いろんな意味で終わったな…



「ちょっと歳が足りないがマルコはお前と同じクラスにしたニャ~

存分に苛めてやってくれニャ~」



自分の仲間を苛めろと?

さすが猫…常識は通用しないな…

「どれだけ鍛えるつもりだ?」

まぁ、こんなとこか?



「僕やカイン位の魔力制御力、サクヤ位の剣技や精神力、あと、ベリトや魔王を倒せる位の総合的な力が身に付くまでニャ~」



苛めるの意味は当たったが…

「ハードル高過ぎだろ。」



「そうでもないニャ~

それ位じゃニャいと【無】の制御は不可能ニャ」



「無?」



「そう無ニャ~

僕達の持ってる【創造】の対極の力ニャ

これを制御し損ねると世界が無くなるニャ~」



また物騒なモンを…

「何でウァサゴがマルコを…」



「メレの思惑ニャ~多分…

そのままほっといても無問題ニャ~けど

ベリトや新世界の人間が不安なんだろニャ~わざわざ僕に会う運命みたいだったから」



ふ~ん

「今、新世界って言ったか?」



「ニャ~、

それもメレニャ~

ほかの【無】の暴走した世界の奴を引き取ってニャ~

無理やり世界の裏側に大陸作ったニャ

今、探索隊の派遣をした所ニャ」




…猫よ…お前平和な猫ライフって無理じゃね?



ニャ~!やっと視点が戻るニャ~

で、もう次の日の朝

転入生の紹介に突入ニャ~




ガラガラ

ハゲ「朝礼やるぞ!」



ガヤガヤ ピタ! エッ?

モブ子「教頭先生~チャプラティ先生は~?」


コウチョウノイスガメノマエニアッタノニフリンガバレテクビニナリソウナハゲ「昨日、一身上の都合で退職した。

よって、今日の朝礼は新しい担任

並びに転入生がいるのでそちらも紹介する。」

ガヤガヤ!

キレイナヒトカナ

カッコイイヒトカナ



…猫め…

よりにもよって担任クビにするか?…

まぁ別に印象にもない先生だったからいいけど…


シテンガモドッテナイニャ…



ガラガラ



ピタ




なんだ?空気が止まった?


「ウォー!なんじゃーあの綺麗な先生は~」

「先生!付き合ってください!」

「いや、それより!結婚してください!」

「彼氏や好きな人はいますか?!居たら今すぐそいつに決闘申し込みます」



こ、こいつら、こんなに危険な奴だったか?



「キャー!かわいい~」

「お姉さんと付き合わない?」

「いや、わたしといいことしましょう…」

「(カオノ中央カラダラダラ)危険だわ。あなた危険だわ。お姉さんを保健室に連れてって…」



野郎よりこっちの方が危険か…




コノアトリジチョウニヨビダサレルハゲ「静かにしろ~

では、先生から自己紹介お願いします」


「はじめましてかな?

知ってる人は知ってるでしょうね。北の勇者パーティーの一員でしたカリンといいます。

担当教科は歴史と



無手格闘術です♪」






野郎共の動きが止まったな。

まぁ、あの猫が関係した時点でな……




アシタニハタダノハゲ「ではカリン先生あとはお願いします。」




「では~転入生の紹介に移りますね。

はい、マル君どうぞ♪」



「き、今日からこここ、こ、ここで一緒に勉強することになら、なみ…

なりました、マルコです!

宜しくお願いしまッシュ!」


「「「かわいい~~」」」





…緊張し過ぎだろ



その後は出欠確認という名の自己アピールタイムと質問等で朝礼は終了した。


サクヤとアツユは臨時講師とは思うが、猫は…


…不安だ。

かなりの確率でウザい状況になる筈だ…





理事長室

「…散々目を掛けてやったのに、恩を仇で返しおって…」

長い髭の爺さんが言う。


「申し訳ございません…」

マブシ!頭を下げる教頭…


「今回は庇いきれん、今日でクビだ。

新任の教頭を紹介するから引き継ぎしたら帰っていいぞ。」


「………」


「バーン先生、入ってくれ…」



ガチャ

「今日までご苦労様だったニャ~教頭先生♪」



おっ、驚いてるニャ教頭

後任が猫じゃ納得いかないって顔ニャ~

「文句がありそうだニャ~前教頭先生~

学校じゃ理事長・校長しか知らない事実を教えてあげるニャ~


僕は北のフェアリーランドで国王兼精霊神兼魔王やってるウァサゴって72柱のケットシーニャ

最近、魔王達が動き出したが2・3度ここを守ったのは僕ニャ、質問あるかニャ?あったら体に教えてあげるニャ♪」



「………(本当ですか?理事長)」

「………(本当だ、死にたくなければ逆らうな)」



ニャ?何か心外なやりとりしてるニャ?まあいいニャ

「じゃ、引き継ぎしてくるニャ

理事長、又あとでニャ~」





1年A組

1時限目 実技実習


「今日は基礎的な実習を終了して、魔武器・使い魔召喚をしま~す。

1・2時限は魔武器、3・4時限は使い魔召喚

昼を挟んで午後は2つを使った模擬戦を行いま~す。

尚、今日は全クラス合同授業で~す。あまり離れて行動しないように~」



「「「は~い、カリン先生~」」」




お前らそんなに団結してたか?



魔武器は魔石を使って自分に合った武器を創造・召喚する。

特に変わった能力が有るものは作れない。要は潜在的に合った武器を学校側が準備してくれるって程度だ。


じゃないと武器屋が食べていけない。



「皆さ~ん、魔石を配るから取りに来てくださ~い」

凄い…

ここまで機敏に班分けし、各代表者が魔石を取りに行く姿は

軍隊でもそうは見れないな…



そのやる気もっと有効活用したらどうだ?




「魔武器を召喚し終わったら2人1組で武器の性能を確認してくださ~い。

その後は3時限まで自由時間で~す」




俺はカーバインが有るからなぁ…練習用の武器でも創るか…

「刀か…」

まぁ、無難かな…カーバインは両刃直剣だが、俺の剣技は剣道が基本だからな…


マルコは…

刀か?じゃ実力拝見といきますか…




人だかり邪魔!

女子だけじゃなく、ヤキモチ焼いた男子や危険な奴…も集まって…ウザい!



「ううぅ…あ、カイン君~助けて~」


…しゃーない

『縮地』


シュン シュン シュン


「…囲まれ過ぎだ!」


「ごめん、あ、ありがとう。カイン君、ペアは?」



「…ウァサゴに頼まれてるしな…軽く手合わせするか?」


「うん!お願い!」



カインが正眼の構えに対し、マルコは下段切上げ気味に構える。

「…そういえばサクヤに師事してたんだな…」

上段に構え直す。



「…師範と対戦経験が…」

「いや、ない。間近で見た事があるだけだ!」

神速の袈裟斬り


切上げで弾き、逆に袈裟斬りを放つマルコ。


勿論、受止め鍔競り合い。



「流石サクヤ…1カ月もしないでここまで…

マルコ、いい先生に師事できたなっ!」


キン! キン!


「ありがとうございますっ!」



そろそろ武器が限界か…


キーンコーンカーンコーン


「時間だな…続きは模擬戦でだな。」


「はい」




ヤバい…基本の剣術で完全に負けてる…

経験と体格の差でごまかしたが…


アンの猫~何処が苛めろだ!

俺が苛められるわ!




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