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フリーターの異世界転職記  作者: 小松 篤久
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序章:日常から非日常へ  第一話



第序章:日常から非日常へ


__第1話_日常描写(そんなモノはそもそもない!)_

職業__フリーター__


 やぁ、こんにちは!いや、こんばんわ?おはようかな?まぁ、どっちでも読んでいる人の事はどうでもいいか。

これから話す物語の主人公は三皎(みしろ) 拓弥(たくや)って言う男の子。18歳のフリーター。高校卒業後進学もせず、高校2年から働いてる居酒屋でやめるにやめられずアルバイトを続けてる、彼には何も取り柄は無いけど、健気に頑張って生きているんだ!…でねボク、ついついこっちの世界から見てしまっているんだ。一目惚れしてしまったんだ。

彼はそんな人間なんだでもね。


彼に目が離せないんだよね。一種の恋煩いをしてるみたいに、。


 だけど、毎日覗いてて、ふと気づいてしまったんだ!ここの世界にはどんなに努力しても報われない人間って10億人に一人くらい居るのさ

 だからボクは同情したんだ

何の取り柄もなく、何の夢もなく過ごす日々の彼に。

「何がしたくて、何をすべきか」と悩む日々の彼に。

彼の眼は日に追うほどに光りを失っていった彼を見てて

根性も度胸も無い。いや、能無し、彼が可哀想すぎたのさ。

 え?上から目線だって?

まぁボクだから、別に上からでもいいんじゃないかな。

そもそも何者かだって?ボクのことをしらない?

…あぁ〜自己紹介なんてモノを、そもそもしていなかったね!

ボクはサラ・ウィーリル・ビアラ・トウミ・テテっていうんだ。ボクのことはテテって呼んでね!!民から愛されてる神様だよ!!(にこっ

え?聞いたことない神様だって?

そりゃあそうさ!

ボクは、こちらの世界『地球』の神さまでは無いからね。聞いたことなんかあるわけ無いさ

『アニガンロ』って世界の神様、その世界の創造主なんだ!!

ボク神だからさ、何でも出来るんだ。逆に何でもできるからつまらなくなってきちゃってさ、そんな時に彼を見つけたんだそこでビビッときたよ!楽しそうではない彼のためになにかしてあげたいなって思ったんだ。

そんな彼に。いや、そんな彼だから こそプレゼントあげることにしたんだ!!…喜んでくれるとおもうかい?え、つまらなそうなお話だって?知らないよ、これは君たちに向けたフィクションじゃないんだもん。

 まぁ、まだ話しは始まって無いからさ。もうちょっと見てから決めたらいいよ。

   ボクからのサイッコーーーなプレゼント:ボクの世界に来てもらうんだ……ぼくの管轄の世界に、ね♪


_____暗闇の中一人の女の子は微笑みながらつぶやいていた_______



 所変わって都内の地下を走る電車の車内


ガタンゴトンと線路のつなぎ目過ぎる音を聞きながら俺は考えて

 はぁ〜帰りたい。つまらない。働きたくない。電車に乗って一時間かけて新橋にあるバイト先に向かう。暇つぶしに見ているお笑い芸人のコント動画が地下に入り止まることが多くなり止まる度にそんなことを考えてしまう。いつまであのバイト続けるんだろ…って言っても何がしたいわけでも無いし…何してもうまく行く気がしないし。

『次は上野〜上野〜銀座線、TR線にお乗り換え、の、…お客様、は…くれぐれもお間違いのございませんようにお気をつけくださぁいぃね?」

地下鉄の車内アナウンスにノイズが混じっているのか変に聞こえる。

そろそろ上野か降りなきゃ…今のアナウンス変じゃなかった??ノイズでここまで変にはなら無いでしょ!!

まぁ、いつも意識して聞いてるわけじゃ無いから変わったのかも、分からないけど。

席から立ってドアの前に立ちドアの外に見えてる薄暗い壁を見ていた。そして駅についた

『上野〜上野〜お出口はぁ右側でぇす。それではまた、彼方で』とアナウンスがしてドアが開く。

やっぱり可笑しいよね!!イントネーションが可笑しいし変な事言ってたよ??あちらってどこだよ。

と上の方にあるスピーカーを見上げていると背中を押され駅のホームに押し出された。

いてっ。ドアの真ん中に立ってるのは邪魔だったな、思いながらと顔を下げて前を見るといつもと景色が違っていた。

…………………んン?どこだここ??上野駅なわけないよね…そもそも真っ暗なんだけど、停電かな?

停電にしては静かすぎるか…

焦っててすぐには気づかなかったけど人の気配自体しないし…いきなりの停電ならもう過ごし騒がしくなっていいと思うんだけどなぁ…

「ま、まずは落ち着いて行動、もう一度電車に乗ろう!そうそう、」

と振り向くと壁だった

「なにかの間違いだ…よな。」

石を積み重ねたような壁が目の前には存在していた。

出口を探したいが暗くて足下も覚束ない。どうしたものかと悩んでいると携帯が震えた

「そうだ、携帯のライト!」

携帯にライトの機能があることをおもいだして。コートの右側のポッケから携帯を取り出し携帯の画面を開くと時計の表示がバグっていて時間がくるっていた。

「バグってる。何時だこれ……あ、ライト、ライトっと。よし!」

ライトをつけ壁を照らし出す。

「ま、まぶし…なんだろこれ画か。電車のドアっぽい、まさか、ここから出てきたのか…もしかして別世界?あはは…な、分け合って……ま、まさか、ないよなぁー…はぁ、面倒くさい。」

携帯のライトを左右全体に照らしてみたが数メートル先までこの絵は続いてるようで。

「この壁全体に描いてあるのか…」

壁全体に描かれていた画は自分が先ほどまで乗ってきた電車に見える。

壁自体すごく古いものなのか、ボロボロになっている。少し触れただけで、ポロッと欠片が砂のように崩れて落ちる。

周りを照らしてみたが、誰もおらずここには、自分一人しかいないようだ。

「けほっ…ほこりっぽい…まずはここから出ないと出口どこだろ…」

と携帯のライトを頼りに歩き出した。

ここは迷路のようで曲がり角に行き止まりがたくさんあり一向に出口は見つからない。最初は急停車した電車のドアが開いて間違えて工事中のとこに降りたのかとおもったりしたが、考えてみると電車が発車した音がしていないことや、工事をしている割には人の出入りがあるようにも見えないことを思うに一つの答えがでてきた。

「……日本じゃないのか…」

Qchのスレで、異世界に行った話しを見てたりしたが。まさか、自分がこのような体験が出来るなんてと興奮していたがふと、現実のことが頭によぎる。

「そういえば今は何時なんだ?遅れるなら連絡しとかないと…ってだめだ」

時計がバクっていたのを思い出し

「確か13時10分にはついてるはずで…多分30分くらいウロウロしてたか?……だと40分過ぎか。あぁ遅刻確定だな……」

バイト先へ電話をかけるがなんどやってもプープーの音しか返ってこない…

「圏外か?いや、アンテナ5本立ってるし…あ、Qch見れた」

電話は繋がらないけど、ネットにはつながる…RINEでなら連絡出来るかも?てかQchで助けを求めればいいんじゃ…なんか有名な都市伝説みたいな感じで失踪しそうな気がする…


〔re:おはようございます。

  道に迷ってしまって少し遅れてしまいます〕

っと、これで大丈夫かな?

「あ、そうだ!ネットつながるなら、GPSでどこかわかるんじゃ!」

すぐさま、地図アプリを開いて探してみたが、見つからなかった。青い輪っかがグルグル回り続けるだけだった。結局ここはどこか、わからずじまいだった。バイト先へ向かうだけなのになぜ迷うのかと不思議がると思われているんだろうなぁーとそんな事を悠長に考えていた。

しかし、依然に自分の居場所がわからず頭を抱えはじめた頃に、ポンッとRINEの通知音がなった。携帯の画面をみたら芹沢さんの文字、バイト先の店長からだった。

〔re:^〆♪2☆・(°〕

届いたメールを見ると意味のわからない数字と記号の羅列だった。

えーっと、メールが読めないのは携帯が突然壊れたのか?だとしたら、ついていないぞ。そしてこっちのはちゃんと伝わってるのか?大丈夫だろうかと、心配になったがここから出ないことには何も解決できないと思い気にしないことにした。

まぁ……とりあえずここから出て人に会いたい。

無闇に歩くのやめ、迷路から外へ脱出する方法を考える。その間は携帯の電池がもったいないのでライトを消した。

これのライトが頼みの綱だからな、脱出するまでは電池がもってほしいし

「迷路…か。」

ふと、昔よんだギリシャ神話のミノタウロスのいた迷宮がぱっと頭に浮かんだ。

「…あれみたいな怪物がいなければいいけど、それにあれ糸がないと帰れない……」

そんなことを考えてるより出口を探さなくては…むかしテレビで左手で壁にそって歩けば迷路の出口に出れるって聞いたような?あれ?右手だったかな?調べてみるか。

慣れた手つきでスマホの検索バーから検索をかける。こういうときネット使えて助かるわ。

「迷路 左手 脱出っと…へぇ〜どっちの手でもいいのか!」

壁画に左手をつけ出口へと向かう。

足元をライトで照らしながら慎重に歩いて行くが内心では少しだけ楽しいと感じていた。

何分歩いたのだろうか。たぶん結構歩いた気がする。その甲斐あってか、上へと上がる階段を見つけることができた。

よし出口近いかな!

上の階層へ上がると先ほどの迷路とはかわり、広い空間があった。

その奥の方からカチャガチャと重い金属同士が合わさるような音が、聞こえてくる。

だ、だれかいるのかな?

音のする方に行けば助けてもらえるかもしれないが、拓弥の足はすくんで動かない。携帯のライトをすぐさま消して息を潜めすぎ去るのをまつことにした。

「んんっ!?………んだよっ…あれ」

ランプを浮かべた西洋甲冑みたいなのを身にまとっている大柄な男二人が歩いてきてるのが見えた。

「……よし、逃げよう。」

何かしら危険を感じたので逃げることにした。

「た、たぶんまだこっちに気づいてないはずだ…め、迷路に戻れば逃げられるはず」

戻ろうと振り返ったときだった。

汗をかいた手は、無慈悲にスマホを滑らせてしまった。

カツンとスマホの落ちた音は大きく反響する。そのスマホを拾い上げた時だった。

「おい!…そこに誰かいるのか!!」

甲冑を着た大男がランプをもって警戒しながらせまる。

俺は、怯えてうごけず逃げるという行動がとれない。それでも相手はどんどん近づいてきている。どちらもが見えるほどランプが近づいた。死ぬかもしれないと確信をし覚悟した。

その時に、続々集まる大男の奥から、大男ではない澄んだ綺麗な声がした。

「どうしたの?何か発見したの?ちょっと通してっ!」

奥から現れたのは俺と同い年くらいの薄いエメラルドグリーン瞳をした綺麗なブロンドな女の子だった。俺はこの時の彼女を救世主に見えた…

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