「8%の悪意」第三章 内容考察02
<飯島 雅也 / 男性 / 高校二年生>
「げぇぇぇぇ!? 何で生徒会長がここにいんだよ!?」
<優希>
「でぇたぁなぁ、問題児め」
<雅也>
「ま、牧! どういうことだよ!?」
「まさかお前ら。結託して俺を吊るし上げようって魂胆じゃねーだろうな!?」
<双葉>
「いいから落ち着け馬鹿。それから、魂胆とか身の程知らずに難しい言葉使うな馬鹿」
<馬鹿>
「馬鹿とは何だ!」
<聖司>
「まあいいから。牧さんの言うとおり、少し落ち着きましょ。ね?」
<雅也>
「ん……あんたも、どこかで見たことあるぞぉ?」
<聖司>
「ええと。あなたが問題を起こすたびに、何度も会っているのですけど……」
<雅也>
「ん。だめだ、思い出せねぇ」
<優希>
「だそうだ、霧島。君の存在感はブレないな」
<聖司>
「はぁ、好きに言ってください。ええと、自分は3年C組、霧島聖司。生徒会の副会長です」
<雅也>
「思い出した! 敵の腰ぎんちゃくだ!」
<聖司>
「こ……し……一応、上級生なんですけど」
<優希>
「ぷ」
<聖司>
「か、い、ちょう?」
<優希>
「すまんすまん。それよりもだ。吊るし上げるとは何のことだ?」
<雅也>
「うお……な、何でもねーよ」
<優希>
「なんだ貴様。後ろめたい事でもあるのか? おもしろい。叩けばどれだけの埃が舞い散るか、この場で試してやろうか?」
<雅也>
「ちくしょう! やってやるぜ、かかって来い!」
<秋人>
「おお。なんとも清清しい馬鹿だ。嫌いじゃないぜ」
<まゆか>
「あの……。あまり騒ぐとお店の人にご迷惑かと……」
<一同>
「あ」