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縛り縛られ  作者: 猫面人
美雪
1/13

一話 緊縛

 「美雪先輩、今日もお願いします」

後輩の彼女、木下夏紀が言った。

「OK、じゃあ放課後に教室で」

いつもの場所で待っていて。私はそれだけ伝える。

「は、はい」

少し顔を赤らめている彼女。それを見ると、私はいつも放課後が楽しみになる。

 放課後。誰も居なくなった時間。私たち2人だけの世界。縛る物はロープだけ。

「さあ、始めましょう?」

夏紀は俯いている。

「どうしたの?いつもやっていることでしょう?早く脱いで」

「は、はい」

彼女はためらいがちに服を脱いだ。下着はまだ身に付けたままだ。

「全部脱ぐの。何度も言わせないで」

「す、すみません」

今度こそ全部脱いだ。

「いい子ね。じゃあ跪いて」

夏紀は頷き、膝をついた。

「じっとして」

「はい」

ロープを彼女に巻きつける。ゆっくり、丁寧に。

「はい、完成」

私は夏紀を押し倒し、その頭を足で踏んだ。

「痛い?」

彼女の口に足を入れる。歯が当たった感触があった。

「舐めなさい」

一生懸命舐めているが分かった。一本一本丁寧に。

「もう良いわ」

「お気に召しませんでしたか?」

少し残念そうな顔をして、夏紀は言った。

「そうじゃないわ。踏まれて喜ぶ変態さん。してみたくなったのよ、猿轡」

私は彼女の脱いだ下着を手に取り、彼女の口の中にそれを押し込んだ。そして口の周りをタオルで結ぶ。

「ん…んんん」

「喋れないよね?」

夏紀は頷いた。

 その後私は、一通り彼女の身体をいたぶり、その反応を楽しんだ。しかし、その行為に私はいつも疑問を抱く。何が違うのかしら。あの人と。疑問というよりも、違和感と言った方が正しいかもしれない。

 私は拘束を解いてやった。

「痛いことしてごめんなさいね」

そう言ってキスをする。毎回こうやって終える。月に何回か、こんな事をしている。

 これは私たち2人だけの秘密である。誰にも言ってはいけないのだ。


 書いてる途中。

「あ、これは18禁になってしまう」

と思って描写を大幅にカットしたら800文字しか残ってなかった。ちょっと笑ってしまった。

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