~第7話~ ノルマ4枚
~第3話~ ライラ・ライと仲間達
ライラ・ライは、これまで住んでいた自分の国の外へと放り出されてしまいました。けれども、全然気になりません。それどころか、心はウキウキ!狭いお城暮らしに嫌気が差していたからです。退屈な人生から解放されて、ランランランとスキップなどしながら、隣の街を目指します。
*
原稿用紙4枚ともなると、さすがにちょっときつくなってきたかな?
ちょっと筆が…進まなくなってきた…
これは困ったぞ。早くもスランプか?
「オイ!悪魔!」
僕は、悪魔を呼び出す。
「何だよ。また、何か用か?」と、悪魔。
「ケーキだ!ケーキ!さっさとしろ!!」
目の前に、再びショートケーキが一切れ現われる。
「は?またショートケーキかよ。さっき食べたばっかりだぞ!あと、飲み物!」
モグモグ…僕は文句を言いながらも、出されたショートケーキを食べる。
悪魔は、温かい紅茶も出してくれる。
僕は、黙って、それを飲み干す。
「ク~!どうしたことだ!アイデアが浮かばない!!グギャ~~~~!!」
僕は、叫びながら床を転がり回る。
駄目だ!早くもスランプだ!どうする?僕?