表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/59

~第4話~ 休息

 ここで、僕は一息入れる。

 僕が閉じ込められているのは、真っ白な空間。全面、壁が真っ白に塗られた部屋の中。そこに、机と椅子とノートパソコンが1台置かれているだけ。電力は何で動いているのだろうか?全然、残りの充電メーターが減る気配がない。

 そういえば、全然、お腹が空かない。お腹も空かないし、喉も渇かない。不思議な現象だ。ここでは、現実の世界とは違う時間が流れているのだろうか?いわば、僕の精神世界のようなもの?

 けれども、心は疲れてしまう。僕は、段々と眠くなってきた…

 そこで、悪魔を呼び出して尋ねてみる。

「ねえ、悪魔。悪魔よ、出てきておくれ」

「何だ?何か用か?」と、悪魔の素っ気ない返事。

「ちょっと眠くなってきちゃったんだけど。ベッドルームとか、そういう部屋はないの?」

「ああ、そうか。そろそろ、そんな時間だな。だったら、ホレ…」と、悪魔が声をかけると、ボンッという音と共に何かが現われた。

 そこにあったのは、ベッドだった。

「そこで、休め。目が覚めたら、続きを書けよ」

 そう言って、悪魔は姿を消した。

「フム。なかなか、寝心地のよさそうなベッドだな。フワフワ、フカフカしてて…」

 そんな風に呟いて布団に潜り込んだ僕は、瞬く間に夢の世界へと運ばれていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ