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~第47話~ いい小説を書くには、遊びが必要なのだ!

 部屋の中で叫びながら、ピョンピョンと跳ね回る僕。

「書けない!書けない!書けない!」

 書いても書いても、満足できない。思ったようなデキにならないのだ。仕方がないので、書いては消し、書いては消しを繰り返す。やがて、そんな行為にも飽きた僕は、ついに書くのを諦めてしまった、

 そうして、遊んでばかりの日々が続く。

「いい小説を書くには、遊びが必要なんだよ!」

 そんな風に悪魔を説得して、次から次へとゲームを出してもらう。最新のゲーム機も、ゲームソフトも。これで、好きなだけ遊べるぞ!!


 朝、目が覚めて、チラリとノートパソコンの方を見る。けれども、それで終わり。

 最初はそんな行為に後ろめたさもあったけれども、段々と慣れていって、そんなコトすら感じなくなっていった。そうして、起きてから寝るまでずっと、ゲームをプレイしてばかり。後は、好きな料理を食べたり、オヤツを食べたり、お昼寝をしたり。ただ、それだけ。


 来る日も来る日も、ゲーム三昧の日々。正直、楽しかった。楽しかったけれども、同時に虚しくもあった。一体、僕は何をやっているのだろうか?

 やがて、小説について考えるようなこともなくなり、ひたすらに時間だけが過ぎていくようになる。

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