表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/59

~第46話~ 再びスランプ

 ウ~~~~ム…

 書けない。全然書けない。サッパリ進まなくなってしまった。正確に言えば、全然書けないわけではない。書いてはいる。書いてはいるのだが、自分で読んでいてつまらないので、消してしまうのだ。

 書いては消し、書いては消し、書いては消す。その繰り返し。だから、全然進まない。


 正直、ストーリー自体はできている。次の話どころか、ほぼ最後まで完成している。頭の中には、完成した小説の姿があるのだ。けれども、それを実際に文字にしてみると、つまらない。実につまらない!なんていうか、魂が入っていない感じ。まるで、人形が動いているみたいなのだ。

「これは、人形劇じゃないんだよ!!」と、部屋の真ん中で叫びたくなってしまう。

 イライラする!あ~、イライラする!イライラするったら、ありゃしない!!


 僕は、部屋の中をグルグルと歩いて回る。まるで、狂った犬みたいに歩き回る。

 1周、2周、3周…もう覚えていないくらい歩き回った。けれども、先へは進めない。そりゃ、そうだ。ストーリーで詰まっているわけではないのだから。問題は、別にある。ストーリー自体は、問題ない。むしろ、かなりいい部類に入るだろう。ただ、書けない。書いていてつまらないと感じてしまうのだ。これでは、お話にならない。

 仕方がないので寝て過ごす。それで、体力も精神力も回復する。だけども、小説の方は進まない。全く進まない。むしろ、以前よりも悪くなってしまったみたいだ。

 どうする僕?ここで終わりなのか?この小説は、ここで終わり?僕も、この部屋から永遠に出られしないのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ