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~第26話~ 順風満帆

 フム。なかなか上手くいったな。いい感じじゃないか?

 最初はニワトリを登場させるつもりだったけど、亀に代えてよかったな。おかげで、もう1匹、新キャラクターも生まれたし。ここまでの所、順調!順調!これは順風満帆と言っていいだろう。

 温かい紅茶を手にし、クッキーをかじりながら、僕はそんな風に考えた。


 この後の展開も、大体、考えてある。残りの仲間も、頭の中にある。あとは、いくつかアイテムの効果を考えるくらいで大丈夫。

 ただ、ここまでの展開で、いくつか細かい設定的な矛盾も生まれてしまったな。たとえば、男の子の格好をして旅をしていたライラ・ライが、ずっと女の子の喋り方をしてるとか。ウサギのピーターが、いきなり人間の言葉を喋っているのに、誰も驚いていないとか。

 ま、その辺は、本当に細かい点だからな。無視してストーリーを進めていっても構わないだろう。それよりも、勢いの方が重要!文章のテンポもそうだけど、物語の方もポンポンとテンポよく進めていった方がいい。その為に、いくらか細かい欠点が生まれてしまったとしても、それは仕方がない。優先順位の問題。


 最大の懸念材料は、やはり、飽きてしまうことだな。

 順調に進めば進むほど、先の展開を克明に考えれば考えるほど、書くのに飽きてしまいがち。「頭の中で完成してしまっているのだから、あえて文字にする必要がないのでは?」そんな風に思ってしまう。

 だから、あまり完璧に考え過ぎないようにしよう。ある程度“遊び”を作っておいて、想像力の余地が残るようにしておこう。そうすれば、書くのに飽きたりもしないだろう。楽しんで書き進められるはず。

 とりあえずは、それでいこう。

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