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~第20話~ 再び瞑想

 アレから、僕は悪魔の言葉について考え直していた。頭の中で何度も繰り返し、何度も何度も噛み砕き、ジックリと反すうしていた。

 一体、僕は何がしたいのだろうか?この部屋から出るのが目的?それとも、一生、おもしろおかしく暮らしたいだけ?誰とも全く会わずに、この部屋の中だけで?

 正直、それも悪くはないな、と思う。別に人づきあいがしたいわけではない。孤独は恐くはない。だけども、それでは負けてしまったような気にもなる。

 負ける?誰に?自分自身に?それとも、小説を完成させられないという行為そのものが負けに等しいと感じてしまうのだろうか?

 いずれにしても、このままではいけないな。それは感じる。


 僕は、再びベッドの上にあぐらをかいて座る。そうして、目をつぶり、瞑想を始める。

 頭の中に様々な出来事が浮かんでは消えていく。それは、これまでの僕の人生。それらは必要のない情報。小説を書くのには直接必要はない。もしかしたら、潜在的に影響は与えてくれているかも知れないが。

 次に浮かんできたのは、物語の世界。これまで登場した登場人物や、まだ見ぬキャラクター達が浮かんでは消え、浮かんでは消えしていく。そうして、新たなストーリーを紡ぎ出していく。

 こうして、僕は再び力を得た。小説を書く力を!熱き情熱を!!

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