表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/59

~第9話~ 瞑想

 ここで、僕は瞑想に入る。

 ベッドの上にあぐらをかいて座り、心静かに落ち着けて考える。

 何分も何十分も何時間も、そのまま考え続ける。


 勇者が…

 ライラ・ライが…

 卑怯者が…

 裏切り者…

 街…

 一般市民…

 世界…

 魔王…


 さっきまでの僕は、もはやどこにもいない。存在しない。静かに、ただ静かに思考のみがゆっくりと動き続ける。

 何を慌てていたのだろうか?小説とは、そんなものか?これはチャンス。天が…いや、1匹の悪魔が与えてくれた千載一遇のチャンス。ここを乗り切り、小説を完成させるのだ。最高の小説を。そうすれば、小説家への道も開けるかも知れない。

 たった1つの作品も完成させられないで、何が小説か?何が小説家か?この程度のスランプ、難関でも何でもない。長き道の道中に落ちている小石1つに過ぎはしない。目的地は、どこだ?ゴールを目指せ!だが、決して慌てるな。走る必要はない。歩けばいい。1歩1歩、着実に。歩き続ければいい…


 そして、ついに僕は閃いた!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ