私より私を見て
瞳と瞳の向かい合う先
映るのは自分の瞳
自分の瞳とは目を合わせない
目を合わせてくれない
自分を見る暇があったら相手を見れば良い
相手を見てる方がよほど幸せで
相手と重なっている方がよほど幸せで
自分を気にしなくて良いのだから
何も今自分を見なくて良い
汗ばみ滲む水分がいつまでも消えない
染み付いた匂いも最後まで離れない
消えた後の現実を幻想にしてしまいそうな
自分の想像で作り出された瞳が
いつまでも頭から離れない
そのまま私を見ていてくれれば
そのまま幸せで居られるから