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呪いのG☆D★KILLER ~彼女は彼女の為に。~  作者: ボンバイエ
第一章 見知らぬ人。見知らぬ場所。
24/31

地下三階層から地下十階層。

予定通り更新。


その後も順調に進んだ。

時折、はぐれた魔物を見つけては討伐する。

もちろん私が倒す。

安全マージンをとった魔物討伐なので、危険は少ない。

後ろにいる玲ちゃんとサラちゃんに相対する魔物が意識を持つからだ。

野性?とは断言しづらいけれど、魔物は危険な相手を認識する力が高いのだと思う。


ハグレでは無く、集団であった場合はどうするのか?

サラちゃんがサクッと倒してくれる。

そして、一匹だけ残すという離れ業をやってのけるのだから脱帽だ。

というかそれほどまでに力の差があるという事だろう。



さて、そんなこんなで一個目の目的地である地下五階についた。


「なにこれ?!今迄と全然違うんだけど?」


「これが洞窟よ。」


玲ちゃん曰く、この世界の洞窟には種類があるが、ここディックディックの洞窟の様にマスターコアがある洞窟には、普通では考えられない様な階層によってはここの様に洞窟の中とは思えない様なエリアが存在するという。

先ほど迄の階まではゴツゴツした岩肌の洞窟だったが、ここの階層は木が立ち並ぶ。

つまり森なのだ。


ある存在によってマスターコアを使って洞窟は創造されているそうなのだ。

つまり、創作された洞窟だからこそのモノという訳だ。


「この階層から少し下の階までの間で、『薬草』と『オーガの角』と『オーク肉』と『タランチュラの糸』と『ブラックファングの皮』を集めるわよ。」


「は~い。」


『主の仰せのままに。』


それからは、ハンターになった気分だった。

所謂『モ〇ハ〇』だ。


魔物を見つけては狩る。

魔物を追い詰めては狩る。

薬草を見つけたら刈る。


洞窟内での狩りは本当にゲームみたいな感じだ。

実際に倒すと本体は消えてドロップ品を落とす。

基本的に魔石と何かがドロップされる。


魔石はお金に替わるモノだから、よりゲーム感が増す。

ただ、こちらは死のリスクがあるけれど。


ブラックファングも、オークもオーガも問題は無かった。

だが、タランチュラだけは相対した瞬間に鳥肌が立ちまくった。


「あれは無理!」


「凛ちゃんは虫が苦手だもんね。仕方がないなぁ。今回だけだよ。」


そう言ってタランチュラの討伐は玲ちゃんが対応してくれた。

どうも、虫系はダメだ。

他にも青虫の様な魔物や蝶の様な魔物などが出てきたが、私は固まってしまった。

魔法で遠距離攻撃をすれば良いのだろうけど、体が思う様に動かなくなるし、頭がパニックになって魔法を唱える事を忘れてしまう。

私の弱点が見つかった瞬間だった。


ただ、皆の活躍により冒険者ギルドからの依頼の品は規定量を確保できた。

虫系の魔物を外の世界では見なかったんだが、この洞窟には出てくるという事は外の世界にも居るはずだと思うと少し自信を無くす。

ただ、ゴキブリの様な魔物が出なかったのは最悪の中の幸運だと感じた。


ちなみに虫達は複眼だが、魔物も同じく複眼だった。

サイズがそのまま大きくなっている複眼は見た目に恐ろしさが足されていた。

出来得ることなら二度と会いたくないモノだ。


規定数量をゲットした私達は次の目標に向かう。

森のゾーンは地下9階層迄だった。

地下10階層はまた普通の洞窟の姿に戻っていた。

ゴツゴツした岩肌の洞窟。


「やっぱ、洞窟はこうじゃなくっちゃ。」


「ふふふ。情けないわね。努力はしてね。」


「イエッサー。BOSS!」


「だから、敬礼はいらない。つうか、何故英語?!」


「いえ。ただ流れと言うか雰囲気というか?」


「そんな雰囲気は無かったよね?」


「てへぺろ♪」


玲ちゃんがしっかりとツッコミをしてくれるので、思いっ切りボケる事が出来た。

おかげでようやく先ほど迄の緊張感が抜けて来た。


「にしてもこの階層は何だか真っすぐだね。」


「ああ。この階層は階層ボスがいる部屋しか存在しないらしいからね。」


「そうだった。そんな事が書いてあったね。」


ディックディックの洞窟の特徴の一つに階層ボスが居る事だ。

地下10階が一つ目のボス階層。

次は地下20階だった。


「階層ボスは、ミノタウロスだったっけ?」


「そうよ。なかなか手強い敵よ。」


階層ボスを討伐出来る事は冒険者にとって力を示す事が出来る一つの手段だ。

なぜなら、階層ボスはそこら辺に出てくる魔物と比べると能力が桁違いだからだ。


ミノタウロスは半獣半人の魔物だ。

ある意味有名な魔物であり、強い魔物の代表みたいな所がある。

パワータイプと思われる存在だけど、パワーは筋肉で構成されている。

スピードも筋肉があるからこそ生まれるわけだから、それなりにあるという事だ。


「ミノタウロスはパワータイプの魔物だけど、スピードも決して遅い訳じゃないから十分に気をつけてね。」


「という事は、私が一人で戦うという事ですか?」


「ふふふ。」


これは、確定のやつだ。

はぁ、私一人で大丈夫かな?

不安で一杯だ。


真っすぐの道の先には大きな扉が鎮座していた。

その前には一組の冒険者がいる。


「あれは?」


「順番待ちというヤツよ。」


「へぇ。」


階層ボスは何人でも挑戦できる。

しかし、一度挑戦するメンバーが決まると扉が閉まる。

閉まると中に入れない。

討伐されるか、挑戦者が全滅するかしないと開く事は無い。

だから、順番待ち。


待っている人達は6人組だ。

緊張しているのが見ていて分かる。

私と同じで、初挑戦なのかもしれない。


「もしかして“獄炎と氷結の魔女”様ですか?」


待っているメンバーの一人が声を掛けてきた。


「ええ。そうよ。」


「やったぁ!本物なんですね?サイン貰えますか?」


ローブを羽織った女性。

彼女も魔法使いなのかな?


「いいわよ。ペンは?」


「あっ?!」


「ペンが無いと書けないわ。」


「すいません。」


しょんぼりする女性。


「ならこうしない?臨時で一緒に階層ボスに挑まない?」


「「えっ?」」


突如、玲ちゃんが提案した内容に私もローブを着た女性も驚いた。


次回更新は

明日、2021年10月25日(月曜日)12時。

よろしくお願いします。

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