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呪いのG☆D★KILLER ~彼女は彼女の為に。~  作者: ボンバイエ
第一章 見知らぬ人。見知らぬ場所。
13/31

魔術と魔法。

予定通り更新。


あれから毎日休まず訓練は続いた。

一日も休まずに一ヶ月・・・日本ではあり得ない話だと思うのだけど、玲ちゃんは許してくれなかった。

その代わりに、美味しい食事と気持ち良いベットとお風呂に入れるけど。

鬼軍曹の訓練はドンドン過酷なモノになっていった。


そのおかげもあって私は全属性の初級魔法が使える様になった。

今では連続30発撃っても何とか耐えられる様になった。


「ファイアアロー!」


ビュッ!という音共に炎を矢が的を目掛けて飛び出し木の的を木っ端みじんにする。

私は自慢げな顔を鬼軍曹・・・もとい玲ちゃんに向けた。


「イデェ!」


「そんな顔しない。それが普通の成果だから。今までが悪すぎただけだから。」


「でもチョップしなくても良いじゃん。」


「甘い!私の弟子なんだから普通じゃ駄目よ。普通じゃあ。」


「え~!!」


「これ位は見せて。」



ボウゥン!という音と共に大きな火の矢が出来上がる。

人間サイズを越えて巨人サイズなんですけど・・・。



「ファイア!」



ギュン!という甲高い音が聞えた次の瞬間にはドカン!という爆音が響いた。

もちろんあれである。



「それは上級魔法じゃ?」


「そんな訳ないでしょ。凛ちゃんと同じ初級のファイアアローよ。」


「ははは。ですよねぇ~。」



この世界の魔法や魔術は知力や魔力というステータスや魔力操作などのスキルによっても起こる現象は変化する。

そしてもう一つイメージ力というものまで現象に対する変化を与える。


魔術は術式を行使し使う魔法で凡庸性が高く現在のこの世界の主流だ。

そして魔法は古代魔法とか呼ばれるのだが、術式に決まりは無くイメージ力が大きく左右する魔法だ。

難しい?

魔術は算数や化学といった感じかな?

魔法は国語や英語といった感じだね。


つまり、答えが決まっている算数の様な物が魔術。

答えは表現や考え方によって変わる国語や英語の様な物が古代魔法、魔法だ。


魔術が広がった理由に凡庸性が高いという事があげられる。

術式を使う事でその術式を利用する事で同じような現象を誰でも起こせる。

優秀な師匠が居なくても、術式さえ分かれば利用出来るのだから、教育機関がまだまだ未発達なこの世界での需要は高いという訳だ。


とは言え、さっきも言ったけど、正確なイメージを持つ事で威力は変わるし、魔力や制御スキルによって無駄を減らす事ができる。


この考え方は簡単にすると、数学が分かり易い。

1+2.01=約3

1+2.01=3.01

どちらがより正確なのかは分かると思う。

簡単に言うならこれがイメージや術式の解読率、理解度とも言うかな。

3.05=約3

の効果になるという考え方が制御による無駄を省く行為。

3.01=約3

3.11=約3

どちらが効率がよくなるのか、つまり小数点何位までを効果に発揮できるのか?という考え方。


いま上げた考え方を簡単に突き詰めて構築されたのが魔術。

この術式を遣えばこういう現象が何となくできる。

というモノなのだから、より詳しく理解してより無駄を省けるとより効率の良い魔法効果になるという訳。


では魔法はどうなのか?

こちらは、イメージ力が先行する。

魔力を使ってこういう形にを現象として起こしたいとイメージしてそこに魔力を嵌めていく感じ。

イメージ的にはピースを嵌めて図にするという行為だね。

なので、表現の仕方によって現象が大きく左右される。

そこに制御能力を生かして正確な量や形を如何にして形作るか?というモノ。

だから魔法はセンスが重要になる。


右脳人間と左脳人間という違いがあるね。

芸術肌と理詰肌とでも言うのかな?


えっ?

何で私が分かるのか?

エッヘン。

全て玲ちゃんからの受け売りです。

流石日本人でしょ?

全てメモしてある。



「魔術はそれ(初級魔法が使える)で良いわ。魔法の方もしっかり理解してね。」


「(鬼)軍曹!それは自身無いです!」


「新兵!開き直るな!グラウンド100周追加だ!!」


「はい!」



玲ちゃんはノリが良いから、こうして偶につき合ってくれる。

ただし、これは悪ノリなので、実際に走り込みをさせられる時もあるのが恐ろしい。

止めれば良いのに、やってしまう私も悪い。


魔法関係だけじゃなく、体の方も成長した。

残念な所もあるけれど、それはまだ成長途中だと言い聞かせている。

ショートソードが軽く感じる程に腕にも筋肉がついて来た。

ただ、ショートソードの方が私に耐えられなくなって壊れた。

流石にその時は少し泣いた。

自分がまさか怪力女になるとは思ってなかったから。



「まぁ鉄製だし、そんなもんよ。よくもったほうよ。」


「で、でもぉ~。」


「次は少し丈夫なロングソードを渡しておくわ。」


「ロングソード?」


「そう、片手剣よ。オーソドックスな武器よ。はい。」



剣聖ではないから、爪楊枝で斬るなんて出来ない。

剣聖なら木の枝でも斬る事が出来るらしいけど、今の私は能力を上げるのとスキルアップしか出来ない。



「凛ちゃんは魔術や魔法より剣術や武術の方が適正あるのかもね。」


「適性?」


「あっ、普通の適性の事じゃないよ。気性の問題。性に合う、小に合わないってやつ。」


「そうかな?」


「そうよ。だって何だかんだ訓練中の武器を扱う時の方が楽しそうだもん。訓練も見直しが必要かも。」



玲ちゃん曰く、私の眼が違うらしい。

いきいきとした眼。

私には自覚は無い。

それに訓練を楽しんでいる訳じゃないし。


ブツブツと何か独り言を呟きながら悩んでいる玲ちゃんの顔を綺麗だなぁと思いながらちゃっかり休む私。

休める時は休まないとね。

えっ?

サボっているだけだろ?

そんな事は無いったら無い。


次回更新は

明日、2021年10月14日木曜日12時

よろしくお願いします。

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