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第36話:ミラベルとカルベローナ

 遠くで、誰かが呼んでいる。

 知らない声だ。

 ミラは自分の身に何が起こったのかを思い出し、そうかと理解する。


 ――わたしは、死んだのか。


 くだらない。

 なんて、くだらない。

 今まで、何のために生きてきたのか。

 これではまるで、殺されるために――。


 だが、毒のように赤黒い空を見た時、ミラはそれが死とは別の何かだと直感的に理解した。

 強い魔力を感じる。

 それも、人為らざる、異形の何か。


『[古き翼の王]は蘇った。我が力は増している』


 その声に気づくと、ミラははっとして周囲を見渡した。

 だが、そこには誰もおらず、ただただ空と同じ色の赤黒い大地が彼方へと続いているだけだ。


 ここは、どこだ――?


 体にまとわりつくような生ぬるい風が流れていくと、一気に景色が遠くなり、ミラの眼前に仮面をつけたローブの男の姿が現れた。

 その仮面の男の周囲には、二十数匹のドラゴンが仕えるようにして頭を垂れている。

 先ほどと変わらない赤黒かった空には、ここから確認できるだけでも百を超える数のドラゴンが悠々と旋回しているのが見えた。


 ここは――。


 背筋が震え、ミラは一歩後ずさる。

 仮面の男が振り返り、ミラの存在を確認する。

 男が仮面の奥で、あざ笑った。


『――やはり来たか。聞こえているのだろう? 私の、声が――』


 仮面の瞳がぎらりと輝くと、ミラは咄嗟に右手に得意の雷魔法である〝雷槍〟を詠唱し、同時に左手には〝魔法障壁〟をいつでも出せるよう臨戦態勢に入る。

 仮面の男は鼻で笑い、言った。


『私と同じ[古き翼の王]の[司祭]でありながら、その程度か。

 ――だが、[怒りと憎悪(リジェット)]は始末してくれたことには感謝している。

 ヤツに関しては失敗だった』


 リジェット、知っているはずの名前に、奇妙な違和感を覚える。


「怒りと、憎悪……――?」


 思わずつぶやくと、仮面の男の様子が変わる。

 仮面の男が言った。


『……[言葉]の意味を、理解するか』


 ぞわり、と悪寒が走る。

 仮面の男の足元から影がミラのもとに伸びる。

 その時だった。



 さーっと風が流れると情景が移り変わり、気がつけば知らない草原にただ一人ぽつんとミラは佇んでいた。

 ふと、一羽の青い鳥がやってきて、ミラのそばにゆっくりと羽ばたき着地する。

 そして、青い鳥が言った。


『無茶をしたね』


 言葉を喋る青い鳥に驚き、ミラは思わず、「……鳥」とだけつぶやき困惑する。


 ――こいつ、馴れ馴れしくないか?


 青い鳥がミラをじっと見据え、微笑んだような気がした。

 吸い込まれるような青空が、輝き出す。

 青い鳥が言った。


『皆が、キミを呼んでいる』


 言葉の意図がわからずミラは首を傾げると、青い鳥は言った。


『さあ、目を覚ましなさい。――負けないように』



 ※



 どたどたと大きな足音が鳴り聞こえ、乱暴に医務室の扉を開かれた。


「ミラー! いるかー!!」


 大声で室内に入ってきたメスタの顔面に、既に見舞いに来ていたカルベローナの平手が飛ぶ。


「んおふ!」


 とメスタが悲鳴をあげると、カルベローナが金切り声をあげた。。


「うるっさいですわねメスタさん! 怪我人がいるってことに考えが回らないのかしら!!」


 メスタがそのまましゃがみ込み両手で顔を覆う。

 その様子をベッドの上で見ていたミラはぽつりとつぶやく。


「両方うるせえよ……」


 だが、カルベローナは聞こえた素振りも無く、ミラに向き直る。


「ともかく、良いですわねミラベルさん!

 今後はこのわたくし、テモベンテ家の従騎士になると宣言なさい!

 手続きは既に! 済んでいますので!」


 まだその話続けるのか、とミラはため息をつく。

 メスタが顔をさすりながら心配げな様子でこちらを伺っているのに気づいたミラは、いつものメスタ振りに少しばかり嬉しくなって膝の上で小さく手を振る。

 するとメスタはぱあっと表情を明るくさせ、満面の笑みになって手をぶんぶんと振る。


 ミラは、いつも全力投球のメスタが好きだった。

 彼女のひたむきさに、救われるのだ。

 ミラはまだ、自分の身がどう変わってしまったのか把握できていない。

 自分の体のことなのに――。

 それがたまらなく、恐ろしい。


 だが今眼の前で腕を組み仁王立ちしているカルベローナはミラの考えていることなどわかるはずもなく、先日のような傲慢な様子でこう言った。


「そうすればもう、二度とあんなことは起こさせませんわ」


 つい先程のことだ。

 ミラが目を覚ますと、一番最初に部屋に飛び込んできたカルベローナが第一声、体を気遣うようなこともなく『貴女、わたくしの従騎士になりなさいな』と告げたのだ。

 そうして事の顛末を聞いてもいないのに教えてくれた。

 [翼]の彼がミラに――[古き翼の王]の[言葉]を使ったのだ。


 ミラの胸には、大きな傷跡が残っている。

 ミラは一度、服の上から胸の傷に触れ、カルベローナの目を真っ直ぐに見る。

 もう、この人がどういう人なのか、ミラはわかっていた。


「あの、辞めときます……」


 すると、案の定カルベローナは「くぁ……!」と神経質そうな顔を一層歪めて脱兎のごとくまくしたてる。


「このお馬鹿! 言っておきますけどね、

 [司祭]になったから自分の身は安全などと思っているようでしたら勘違いも良いとこですわ!

 かつて、千年前! [暁の勇者]は全ての[司祭]を打倒しているのですよ!?

 ドラゴンの魂を得たということは即ち、彼ら勇者が編み出した対ドラゴン用の封印魔法、

 〝刻印の矢〟が貴女にも通用してしまうということです!

 確かに不死です! 死にはしません!

 けれども、永遠に封印される可能性があるのだという考えにどうして至らないのですか!」


 そんな事は全部知っている。

 ミラは[魔術師ギルド]でも成績がとても優秀だったのだ。

 だから、[司祭]がどういうものなのかも知っている。

 故に疑問点が多々あるのだ。


 本来[司祭]とは、契約者であるドラゴンに縛られるものである。

 生殺与奪権、意志の決定、あらゆるものをドラゴン側に握られ、束縛される。

 ドラゴンの意志が[司祭]の意志であり、人間だった頃の性格も歪められると書物に書いてあった。

 しかし――。


 わたしは、変わっていない。

 そういう確信が、ある。

 何故なのだろう、とカルベローナの言葉など気にもとめずに考えていると、そのまま彼女は身を乗り出してぐわしっとミラの両肩を掴んだ。


「良いから来なさい、このお馬鹿!」


 ミラはもう、カルベローナを恐れない。嫌いにもならない。

 きっと全部、ミラの為にやっていることなのだから。

 だからミラは……静かに、カルベローナの目を真っ直ぐに見て言った。


「でも、貴女の家に迷惑がかかります」


 命を狙われる理由は、知っている。

 だがそこに、もう一つ――邪竜の眷属の[竜の司祭]だという理由が付け加わったのだ。

 もうこれ以上、誰かに迷惑をかけるわけにはいかない。

 きっと彼女は――カルベローナは、それでも守ってくれようとする人だから。

 だから、ミラは彼女の口調や態度は別として、根っこの部分でカルベローナのことは嫌いでは無いと思えるようになっていた。


 ……友達にはなりたくないが。


 ミラが続ける。


「状況は、だいたいわかります。貴族の連中のくだらない権力闘争。

 わたしが邪魔なんですよね。それで彼――[古き翼の王]の[司祭]になったのだから、

 あの連中なら表立った大義名分を無理やり立ててわたしを殺しに来る。

 だったら……カルベローナ、さんの家だって、危な――んいふぅ」


 言葉の途中で眉間にシワを寄せたカルベローナがミラの両頬をむんずとつまんだ。

 ちょ、ちょっと人が真面目に、と口にしようとした言葉は、頬を抑えられている所為で、


「ひょ、ひょっほ、ひほがはひへひ……」


 という意味のわからない言葉の羅列となり、ミラが慌てて彼女の腕を払おうと抵抗する。

 だが、カルベローナは不機嫌な態度を崩さず、ミラノ顔から乱暴に指を離して言った。


「だからお馬鹿だと言って差し上げてるんです。

 貴女、まさかこのカルベローナ・テモベンテを過小評価していらっしゃらない?

 賢王直系であるグランドリオ家、そして分家であるガジット家。

 裏でうごめく者共の存在は確かにいる! だけど、テモベンテ家は代々続く武門の家柄!

 全てを守るのが務めでしょう!?

 この[城塞都市グランリヴァル]の騎士団、衛兵、概ね武力と呼べる全てを束ねているのは誰!?

 それがこのわたくしの父、ドラメキア・テモベンテなのは

 お馬鹿で頭の回らない貴女だってご存知のはず! それが、何?

 ハッ、迷惑がかかる? このわたくしを馬鹿にするのも大概になさい!」


 それは理屈だ。それすらも飲み込む強大な悪意があるのだ。

 ミラは、


「だ、だけど――」


 と反論しようとするが、すぐにカルベローナは、


「お黙り!」


 と金切り声を上げる。

 流石にムッとしたミラは言い返す。


「しょ、将来に遺恨を残すことだって……!」


 と危険性を訴えようとするも――。


「ふんっ!」


 カルベローナの気合と共にグーのげんこつがミラの頭に振り下ろされた。


「痛ったあ!? 何で殴ったぁ!?」


 あまりのことで脳がフリーズし、反射的に怒鳴る。

 だが負けじとばかりにカルベローナは更に大きな声で言った。


「貴女がどうしようも無いお馬鹿だからです! 良いですか――メスタさんも聞きなさい!」


 先程から居心地が悪そうに、それでも友人の見舞いだからと帰るわけにも行かなかった様子のメスタが唐突に矛先を向けられ、身をすくめさせた。


「お、おう……」


 そう言って彼女は縮こまる。メスタは案外押しに弱いのはミラも知っている。

 カルベローナが鼻を鳴らして続ける。


「将来がどうとかこうとか! くだらないことをさっきから――」


「くだらなくないし……!」


 人は、未来のために生きるものだとミラは思っている。そうでなくては、希望が持てない。将来のため、未来のために人は生きるべきなのだ。

 しかし、カルベローナは言う。


「お黙り大馬鹿者! 貴女の今と比べてどっちが大切かという話をしているのです!

 口を聞けば未来とか将来とか、果ては皆のためにとか、貴女は自分というものが無いのですか!?

 貴女の人生は!? 貴女は今、生きているのでしょうが!

 それとも何? 貴女、今ここで死にたいとでも言うの!?

 危険を犯して、[従属の言葉]を使った彼と、その責任を問われてるメリアドール団長に、『余計なことをしてくれた』と言うつもり!?

 あれが――わたくしの、判断だと言うことは、認めます。貴女の意志を尊重しなかったことは、確かにわたくしに否があります。だけど――」


 彼女はぎゅっと拳を握り、震える声で言った。


「……あんな、死に方は……嫌でしょ――」


「それは――」


 カルベローナは、優しい人なのだ。

 ただただまっすぐ、愚直で――。

 死にたくない。

 ミラの中でその思いは強い。

 まだ何もできていない。何も残せていない。

 しかし……。


 ミラはわからなくなる。

 生きるとは、何だ……?

 生きる、意味。

 死ぬのが怖いから、生きるのか?

 ……今まで生きてきて、何か良いことがあったか……?

 それどころか、ミラは死ねない体になったのだ。

 これから何年も生き続け、メスタや……カルベローナが老いていく姿を――。

 実感がまるでわかず、それが恐怖なのかすらわからない感情にミラは支配される。


 ――[司祭]になるというのは、そういうことなのだ。


 同時に、[従属]相手のドラゴンが死ねばこちら側も即座に魂が焼かれ消滅することも意味する。

 死ねない体のくせに、自分の関知しない理由で死ぬかもしれないというこの矛盾と永遠に付き合わなければならないのだ。

 それは、不安と恐怖の入り混じったものである。


 ――わたしは、何のために、生きて……。


 思考がごちゃごちゃになり、わからなくなる。

 わたしは、何がしたかったのだ。

 わたしはどうしたかったのだ。

 わたしは――。

 ふと、カルベローナの顔に意地の悪い笑みが浮かんだ。

 彼女はミラを鼻で笑い、言った。


「ああそう、貴女ひょっとして悲劇のヒロイン気取っていらっしゃるのね?

 薄っぺらーい感傷に浸って、ああそう、ご自分に酔っていらっしゃる?」


 それは、唐突に振られた別方向からの一撃であった。

 何をこいつは、とミラは声を荒げる。


「ち、違う、わたしは――!」


 だが、それ以上言葉にならず、思考にもならず、ミラは言葉をつまらせた。

 悲劇の、ヒロイン? 薄っぺらい……?

 カルベローナの意地汚い口から言われた単語が脳裏で繰り返され、ミラの胸の内を苛立たせる。

 すぐにカルベローナが言う。


「あぁーそう、それは失礼いたしましたわぁ、気持ちが良いですものねぇ、自分がかわいそうでかわいそうで、ああ、いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるまで待ち続けるぅー」


「違うー! そ、そんなこと思ってない!」


 咄嗟に出た言葉は理屈ですら無いただの怒りと羞恥心から出た感情そのものであり、それでも『お前に何がわかる』とまでは言えずにミラは唇を噛んだ。

 何だ、何なんだ、良いやつだと思っていたのに。なんでそんなことを言うんだ。

 こんなに悩んでいるのに、ちゃんと、みんなのことを考えているのに。

 どうしてこいつはそんな酷いことを平気で口にするのか。

 ミラは許せず、ぎり、と奥歯を噛み締めた。

 カルベローナの口元は歪んでいる。


「アハッ! 嘘おっしゃいな。くっだらないことをうじうじと悩んで、結局何もせずに今のかわいそうな自分の状況を守りたいだけなのが見え透いていますわぁ!

 ああーミラベルってかわいそうー、涙がでちゃうぅー」


 ぞわぞわと頭の中がうるさくなり、何だ、何が、お前、お前のくせに、うるさい、馬鹿、嫌な奴と意味のなさない罵倒だけがぐるぐると繰り返され、それでもかろうじて残った理性がミラの言葉を少しずつ取り繕い、紡いでいく。


「わたしは、か、感謝してるから、だから! 迷惑とか、かけないように……!」


 そうだ、これが本心だ。迷惑を、かけたくないのだ。つらい思いをさせることになるから。そう、だから、この言葉は、思いは、正しい。

 ミラは心の中で懸命にそう言い聞かせ、カルベローナを睨みつけた。

 だが、彼女は勝ち誇った笑みを浮かべている。

 ミラは思わず、怯えた。

 カルベローナが続ける。


「嘘。それは嘘。貴女はそんな事本当は考えていない。だってそうでしょう?

 貴女が本当に皆のことを考えているのだったら、

 このわたくしの申し出は犬のように這いつくばってでも受けるはず」


 なんて酷い言い草なのだろう。犬と言ったかこいつは。ミラは反射的に怒気を強め声を荒げた。


「受けない! 受けません!」

「従騎士になれば、貴女の義姉さまの生活(・・・・・・・・・・)は豊かになる」


 だが、するりと差し込まれた言葉はナイフとなってミラの心臓を貫いた。

 義姉――。

 孤児院、の、みんなの――。

 一瞬、ミラの脳裏に孤児院での生活、家族同然の友人たちの顔、快活で優しい義姉の顔と、いつもボロボロだった指、[吸血症]と思われていた病に犯され獣のような瞳でミラに食らいつこうとした狂気の表情を思い出し、その全てをつい先程まで記憶の彼方に追いやっていた自分に気づく。


 ――わたしは、何のために……。


 最初の気持ちは、何だったのだろう。

 みんなを助けたかった?

 家族を、守りたかった。


 ……そこから、逃げ出したかった?

 わずかに浮かんだ可能性が、ミラの中の醜悪な部分となって自身の心を深く抉る。

 そんなはずは無い。


 だが、それならば……何故、そのことを忘れていた?

 どうして、今、言われるまで――。

 カルベローナの神経質そうな瞳が一瞬だけすっと細くなる。


「結局自分が一番なのでしょう?」


 ミラは何も言えず、俯いた。拳を握る指先が怒りと屈辱と気恥ずかしさと、おぞましさで震えた。

 なんでこんな事を言うのだという怒りは、図星であったかもしれない悔しさと、こんな女に言い負かされたという屈辱と――あの女と同じことをしようとしていたのかもしれないという事実に、それに気づこうともしなかった自分という存在がおぞましく見え、ミラは胸の内から言いようのない熱を感じ、目の奥からあふれようとした涙を必死に堪えていた。

 カルベローナはそのままミラの胸ぐらをぐいと引き寄せる。


「無様。勝手に自分の命を推し量って、大切に想うたくさんの人たちを忘れさる愚か者。貴女が死ねば、貴女が思っているよりも遥かに多くの人が、悲しむことになる。それが嫌なら――受けなさい、ミラベル」


 そう言いながら彼女はミラの顎を指先で持ち上げ、真っ直ぐな瞳で見下ろした。

 ミラの喉の奥が「きゅう」となると、ぼろぼろと大粒の涙が溢れ、それでも泣いてなるものかと唇をぎゅっと噛み締めた。

 それはミラに残された最後の感情的な抵抗であったが、カルベローナは少しばかり優しげに微笑み、ミラの髪をくしゃと撫でて言った。


「貴女が死んだら、わたくしも泣いて差し上げます。だから、ちゃんと生きなさい」


 と。

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翻訳の魔導書を完成させた魔導師見習い。役立たずと言われ魔法学校と魔術師ギルドから追放されるもルーン文字を翻訳できることが判明し最強の付呪師となる
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