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夢の瞳はダイヤモンド~永遠の愛編~  作者: 夢の旅人
悪魔の存在…
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毎日見る彼女の夢に俺は苦しんでいた。

本当に毎日だ…。

夢から目覚めると当たり前だが彼女は傍にいない。


俺にとって夢とは大きな存在である。

夢という存在があったからこそ、それを追い続け見つける事が出来た。

しかしその夢の結末がこんな状況になっていくのもまたそれも運命ってやつなのだろうか。


(沙織に幸せになってほしい…。)

俺は彼とは違ってそう本気で思っていた。

毎日夢で見るのも子供より彼女。いつも彼女の夢ばかり…。

辛い毎日。苦しい毎日。

俺が苦しければ苦しいほど彼の性格が現れる。


ただ…

ただもういいのではないだろうか…

彼女に幸せになってほしいから、もうこれ以上俺の1人よがりで、彼女を縛り付けるのは終わりにしたい。

俺は彼女が大切だし、愛している。それは永遠に変わることはない。

だから倒そう…。

あの悪魔を…彼を。


ずっと俺を助けてくれていた彼。またずっと苦しめてきた彼。

彼を消し去ろう。

俺が全力で戦うべき相手は彼女ではない。あの悪魔。つまり…俺自身。



(君はもう眠って大丈夫だよ。俺は…俺は彼女が大切だから…どんなに豹変した彼女だろうと愛してるから…。彼女が俺と離れて、永遠に離れて幸せになれるのなら…俺はそれでもいい。それが俺が彼女に伝える事の出来る最後の愛…)


(僕が必要ないと?それなら僕も喜ばしい事だ。僕は消えたいのだから。ただ、僕は自分では消えられない。お前が僕を必要にしていないと心から思うまでは僕は存在し続けなければならない。)


(それは俺が幸せにさえなれば…心が幸せにさえなれば君は消えれるんだろ…。彼女の幸せが俺の幸せ。沙織が幸せであればそれは俺の幸せなんだ。俺が永遠に沙織の前から姿を消せば、それで彼女は幸せなのだと思う。だから君はもういなくて大丈夫。)


(わかった。しばし休息してあの女への攻撃はやめよう。だがそれでいいのか?憎いんだろ?あの親兄弟が。あの女が。少し休息はするが僕は復讐をやめるつもりはない。)


確かに嫌いだ。彼女の一家は。

けれど彼女は…沙織だけは大好きだ。

俺の心が強くなれば彼は必要なくなる。それが俺自身の為、彼女の為、そして…彼の為。

そのために俺はお前と戦う。

全力で。



俺は彼女と別れよう。そう決心した。

後はあの悪魔を俺がとめられるか?それにかかっていた。

彼女を愛してるから…沙織のために…俺は姿を消そう…。

本当は…本当は…俺が幸せにしてあげたかった。

でもそれは…俺の自分勝手なわがままなのだから…。それを彼女に…沙織に押し付けるわけにはいかない。彼女は俺と決別する事が彼女の幸せなのだから…。


しかしそれからも毎日毎日見る彼女の夢。

本当に毎日すぎて疲れきっていた。


(俺…本当に愛してたんだな…沙織の事。)

毎日そう感じる日々だった。



どちらにせよ俺はこれから先、生きるか死ぬかさえわからない。

いや…このまま行けば死ぬだろう…。

精神的ストレスはもう限界まできていたのだから。


むしろ死んだ方がいいのかも知れない。

それが沙織の為にもなるし、夢を失った人間が生きていても虚しいだけである。

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