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夢の瞳はダイヤモンド~永遠の愛編~  作者: 夢の旅人
崩壊…
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時は過ぎ…

とある初夏が訪れる頃。

ついに彼女は実家へ帰った。


確かに俺にも責任はあるし、非があったのも自分で認めている。

精神的に崩壊したのも、俺の心の弱さがあったからなのだろう。


けれどどうしようもなかった。

それはこの時だけではなく、ずっとどうにもならない状態で生きてきた。


「私はあなたを救ってあげたい。」

交際を始めた頃、彼女がそう言ってくれたのがどんなに嬉しかったか、彼女にはわからない事なのだろう。


彼女を愛していた。

本当に愛していた。


その思いを必死に彼女に伝えた。

どれだけ大切か、どれだけ好きなのかを…。


精神が堕ちている中で、必死に彼女にそれらを伝えた。

それがどんなに辛かったか…

どんなに苦しかったか…

よく頑張ったと自分で自分を誉めてあげたいくらいだった。


なんとか説得し、彼女にも少しは伝わったのだろうか…3ヵ月後、彼女は帰ってきた。

ホッと一息つきたかったのだが…

これが俺をさらに暗闇へ落とす事になる。



彼女は…

実家に戻っている間に…

他の男性と数回会っていた。


俺の所に帰ってきてすぐにも会っていた。

勿論それをあまり怒らずに問い詰めた。


彼女が言うには「好き」と言われたという事。

数回プライベートで会っていたという事。

ただの同僚で、不貞行為はないから浮気ではないという事。

子供も連れて会っていたという事。


(好きと言われているのにただの同僚?それはただの同僚ではないし、そう思う人はいるのだろうか。?ましてや子供まで連れて会っていた。俺の大事な子供をそんなやつに会わせるんじゃねぇよ。相手に好きなんて言われた以上、もはや同僚も友達も、通るかよ。そんな言い訳。)


彼女の親にもそれは話をした。

母親の方は怒りを見せていたが、父親はと言うと「それはダメだな。」と軽く言う程度。

もし俺が自分の娘なら、ちゃんと怒って切らせるだろう。

そもそも、そのような行為をする娘には育てないつもりだ。


不貞はなくてもそもそも疑われるような行為をしない事、相手にきっちりと断る事をするのが正しいやり方なのではないだろうか。


仮にその男性と付き合ったところで、幸せなんてやってこないと思う。

本当に好きだと思っていて常識や良識のある人間なら、まず既婚者のうちは「好き」なんて言葉は言わないだろう。

既婚者相手に軽々しく、また数回会った程度でそんな言葉を発言する人は、仮に付き合ったとしても他の女性に目を向けるし浮気して終わりだと思う。



ただただショックだった。

永遠の愛なんて思ったのは俺だけだったのだろう。

これ以降、何度彼女が不貞行為をしている夢を見たかわからない。

勿論、今現在もそんな夢を見る。

ハッキリとした形の裏切り行為でしかありえないのだから…。


された方の気持ちも考えられないほど、彼女は変わってしまったのだろう。

いや…むしろ今までの彼女が幻想で、現在の彼女が本来の彼女だったのだろう。


そうとしか思えない現実をこの後、知ることになろうとは…

思ってもいなかった。






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