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夢の瞳はダイヤモンド~永遠の愛編~  作者: 夢の旅人
崩壊…
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結婚する時に彼女の親に色々聞かれた。

現在の収入。

そして…思い出したくもない…過去の事。


一応全部洗いざらい話をして、我慢しながらも思いだし、耐えるようにして過去の自分を伝えた。


までは良かったのだが、親の反応を彼女を通して聞いて見たが、あまりにも辛かった。

俺の父親が酒乱で暴力を振るう親だったから子供の俺もその可能性があるとか…


これはさすがに苦しかった。

確かに世間では父親がDVをする性格だと子供も同じようになるとか聞いた事はあるけれど、ハッキリ言って失礼だし、迷惑だった。


俺は自分の両親は大嫌いだし、反面教師という言葉がそのまま当てはまるし、仮に親が暴力などをしていなくても、自分の大好きな人を殴るなんて出来るはずがない。

するわけがない。


それを聞いた瞬間に自分の心が苦しくなっていくのがよくわかる程に傷付いていた。

周りはそんな事だけでと思うかも知れないが、俺にとっては大きな大きな一言だった。



引っ越しはしたが不安感と同時に不信感もわいてきて、それを消し去る事が出来ない自分がいたし、さらに思い詰めたのは彼女さえもそういう考えがあるのではないかという絶望感だった。


それでも彼女に親という存在がある以上は、俺の事を気に入ってもらえないのは分かっていたけれど、せめてこれ以上嫌われないようにしようという考えしかなくなっていたし、近くに引っ越したので毎日毎日頭から彼女の親の存在がなくなる事はなかった。

夜も眠れない日が続き、何度も目が覚める日々…。


元々神経質でもあったせいか、毎日苦しみが襲ってくる状態になっていった。



それから少しして鬱病を発症してしまった…。

過去に一度経験はあったのだが、前回のはそこまで酷くならなかったし、精神的な病気を甘く見て考えていたのかも知れない。


この辺りからいつも身体が思うように動かなくなり無気力な状態になっていた。

仕事も休みがちになり、欠勤する日がちょくちょく出てきていた。


それを心配してくれる彼女。

崩れていく俺を見させて、何度も彼女を泣かせてしまった…。


意思が弱い俺…。

同時に過去のトラウマも頭から消し去れない…

反対されての結婚じゃなければこうはならなかったのかも知れない。


収入も徐々に減り、彼女の貯金で賄う日々になってきていた。


彼女は何も言わなかったが、彼女自身は親に色々と言われているのだろう…


そう思うだけで毎日のように嘔吐を繰り返す状況になっていた…。


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