第十七話までの人物紹介(軽いネタバレ有り)
前回よりはネタバレ度は少なめです。
抜け落ちてる人はいない……と、思いたいです。
実は確認中に一人忘れてて慌てて書きました(汗
主要登場人物
イーシャ(16)
フルネーム→イスフェリア=キュオ=イムハール=ディアマス
主人公。もうじき17歳。
王位継承権第三位の第三王女。
基本、王族教育の一環で年齢に見合わぬほど理知的だが、集中すると周りが見えなくなる性分。
自分自身を必要としてくれる人間に対し、非常に献身的。
本編ではあまり発揮されていないが、武闘派な将軍。
RPG風にレベル(99上限)をつけるなら60前後のSレンジ、L対応可。
スキル的には必殺S・魔力B・パリングA・命中A・薙ぎ払い(炎)S・属性攻撃(炎)S。
『紅の刃』に宿ったルビエラと契約を結んでいる。
エーリスの術により、カタストロフと同調ラインが繋がっており、頑張れば離れていても心話可能な事が発覚。
さらにもっと発揮されていないが、長い銀髪を一つの御団子にしたスタイルのいい美少女である。王女といってもドレスを着ない、将軍の面が強い立ち位置に居るせいだろうか。
現在、水の民に人質として捕われ、カタストロフに電波を送っている。
レスク(48)
ディアマス国王。イーシャの実父。フルネームが決まらない。
イーシャに最も愛を注いでいるが、セリシェレの葬儀の際言い放った言葉により、その愛を全面的に信じて貰えなくなった。
本人も冷静になってから言葉のまずさに気付いた。
イーシャからの壁に気付いているが、しょっちゅう娘への愛を言葉や態度で示す事で挽回しようと決意。実行中である。
最近空気化が進む。
現在、水の民どころか闇の民対策会議で疲弊している。
ルビエラ(????)
火の精霊王。
のんびりした性格。
実体化すると、肌以外赤づくしの美女の姿を取る。肌は褐色。
大剣型魔道具『紅の刃』に宿っており、イーシャと契約中。
いつもイーシャの行動を鑑賞している。
最近名前は頻繁に出るが登場してない。
カタストロフ(???)
徐々に記憶を思い出しつつある。
神といわれる光の民アルヴと、闇の民サレの間に生まれた超絶美形。
『魔を制す王の器』という先天性特殊体質で、魔力自己超回復・拡大化技能持ち。
常に自分を中心に半径5Mほど吸収・浄化を無意識で行っており、その気になれば規模超拡大や他者への接触による魔素吸収も可能。
『氷魔王』という称号持ちで、サレには崇拝されている。
由来となったエストキリアの凍土化は、集めた水の精霊達にひたすら魔力供給して邪竜が完全に凍ったところで終了。本人は基本見てただけである。
過去に様々な虐待を受けており、本人が知らないうちに異母姉がヤンデレ化。
現在、王城の地下牢にほぼ自主的に入って、上層部を困惑させている。
フィアセレス(700以上)
森の民エルフ族長。中性的な美女。
ディアマスに加盟したのは二番目。
民族長内では最年長で、盟約を結んだ時も長を務めていたこともあって調停役もこなしている。
カタストロフの正体が分かってホッとした人。
現在、進まない会議に苛々している。
ドラクロ(355)
火の民ドラゴニア族長。
見た目、20くらいのハンサムな青年。
身長は195くらいで、筋肉質。
八民族で戦闘能力最強であるドラゴニアでも現時点で一番強い。
ドラゴニアがディアマスと盟約を結んだ理由は、炎滅王の無双っぷりに感嘆したため。
普段は陽気で気の良い兄ちゃん。
短気な割に、頭が回り勘が非常に鋭いのでちょっと扱いには注意が必要。
現在イーシャよりもきつい拘束を受け、採血され、スアウに迫られて困惑している。
ペクト(220)
大地の民ドワーフ族長。既婚者で孫もいる。
鎧を着て髭が長い、つぶらな目した笑い声が素敵なおじい様。
背が低いので、ドワーフが相手でないと話しかけても見つけてもらうのに時間がかかる。
現在、会議に飽き始めている。
レナールード=ブエク=リア・ノイン(118)
風の民ハーピィ族長。
作者のノートに書いてある本編の後の話で出番があるから、フルネーム有り。
ちなみに、住んでる街=一族名=称号・本人名である。リアは族長の意。
見た目十代半ばの可憐な少女。翼は広げると3M以上ある。
風通しがよく動きやすく翼が出る衣装を好むので、露出は高め。
嘘がつけないので、ちょっと毒舌気味。
現在、鋭すぎる聴覚の問題で会議には出席せず、王城上空で歌ってる。ぷよのほろひれはらひれー♪とは違って、天上の歌声である。
オーウェン(609)
闇の民サレ族長。
見た目40ぐらい。渋いナイスミドル。既婚者。
例にもれず、カタストロフを崇拝している。
魔素の供給過多により、性格が歪み、なにやら企んでいたが、カタストロフに見抜かれ浄化された。
そのため魂が綺麗になったが、離反計画の中断は出来ず実行。
現在、サレの本拠地に戻り、いろいろ準備中。
スアウ(187)
水の民ニンフ族長。
見た目は20代半ば。
スレンダーな美女だが、無表情かつ眼に感情が浮かびにくいため、分かりにくい。
人魚狩りに耐えてきたが、崇拝する海竜王が受けた被害にニンフ総出でブチ切れ、人質にイーシャを、回復薬剤料供給者としてドラクロを攫った。
ちなみに戦争準備は完了している。
昔メイザスに危ういところを助けられ、盟約の橋渡し役になった。
人魚狩りで捕まった際、叫べないように咽喉を薬品で焼かれ、今でも大声を出すのが辛い。
ドラクロに好意を持っているが、拘束には全く容赦が無い。
現在、凍土都市レノンでイーシャ&ドラクロの世話をしつつ、海竜王の治療に忙しい。
セリシェレ=イムハール(享年40)
イーシャの母。故人。
騎士の家系の生まれ。
18で結婚したが、子供も出来ず三年で愛する夫と死に別れる。
鬱々としていたところ義母に薦められて、イエルクに仕える事に。
メラルディーアの護衛官→レスクの求婚→断ったらレスクの近衛騎士となる。
逆らい切れず、レスクの御手つきになりイーシャを妊娠・出産するが、后になるのは断固拒否。
レスクを庇って殉職。
アルフェルク=ダオス=イエルク=ディアマス(26)
イーシャの異母兄。王太子。愛称はアルフ。
外見はレスクによく似ている。
天才肌だが、頭が良すぎて物事に飽きやすく、長続きしない。
非常にマイペース。異母妹が可愛い。
他人を扱うのがうまく、自分の都合が良ければ手を抜いて周りにやらせる事も多い。
現在、イーシャが攫われたので珍しく真面目に会議に出ているが、ちっとも進まないので進行の邪魔する数人を食中毒か不幸な事故で退場させる計画を考えている。
名前だけ出た新規キャラ紹介
ジオフィード(????)
カタストロフ、エーリスの父。
光の民アルブの長的人物。
カタストロフについては、道具としてしか見ておらず育児放棄しており、不幸の元凶の一員。
メイザス(享年52)
ディアマス九代目国王。別名、交渉王。
風の民、闇の民、水の民を相手取って言葉巧みに盟約を取りつけた。
闇の民との交渉後、帰還中に偶然立ち寄った街で奴隷市場を発見。
護衛についていた百名を率いて乱入、壊滅させた。その際、スアウを発見し安全な所まで保護。拠点に帰ったスアウが当時の族長を説得、会談の機会を作った。
ミルド(享年56)
ディアマス14代目国王。メイザスの子。ルーフィアの父。
遠征王とまで呼ばれるほど、他国に軍を率いて攻め込んだ。彼の時代で、ディアマスは三倍近い国土拡張をしている。
きょうだい殺しの汚名を払拭するため、特に疑惑の声を上げていた三人の異母兄の后達と結婚。国土拡張するたび、敗戦国の王女や有力者の娘と結婚したので、最終的に正妃が21人いた。
子供も30人ほどいたが、度重なる戦いと大流行した疫病で2人しか残らなかった。
自身も疫病にかかって死亡。
ルフェル(享年30)
ミルドの末子。ルーフィアの異母弟。レスクの叔父。ラムザアースの父。
実は闇の民なんじゃね? と噂されるほどフェロモン過多で、ご婦人がたの熱い眼差しを浴びていた御仁。
見た目によらず一途で、政略結婚だったが愛妻家。
出産で死亡した妻の喪に服し、公務を減らしてラムザアースと静かに暮らしていた。
思うように権勢をふるえない事に苛立ったイエルク一族の手で、ルーフィアともども殺害された。
パリテュイア(29)
レスクの第二子。第二王女と呼ばれる事はあるが、王籍を剥奪されている。
とある大臣の妻で、侯爵夫人。二児の母。
遠征で留守にしていたレスクに隠れて母親が愛人を作っていた時期があり、全く似てない事からレスクに実子と思われていない。
メラルディーア=レムリー=イエルク(47)
レスクの王子時代の正妃。二人の王女と王子を生んだ。
典型的な貴族教育を受け、愛人が一人や二人いるのは当たり前だと思って実行。
予定より早く帰還したレスクに浮気現場に踏みこまれて以来、夫婦仲が冷え切ったが気にしてない。アルフェルクはどっちにとっても義務で生まれた。
イエルクの連座で処刑されるところだったが、最終的に生涯幽閉に。
侍女が一人しかいないのを不便に思っている。
セリシェレについてはお気に入りだったのでむしろ憐れんでおり、イーシャはレスクに全く似てなきゃ母親の分まで可愛がるのにと好意的に思われている。
読んでくれてありがとうございます!!