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最強勇者スキルだけど口に出すのも恥ずかしい・・・  作者: 安藤昌益
恥ずかしいスキルの最強無双の出番です

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イチャイチャラブラブしますよ

「え?なんですか?私、何かおかしなことを言いましたか?義姉上様方、みなさんなんでそういう目で見て・・・。勇者様まで?どうしてです?殿方は、皆様、これを喜ぶんでしょ?え?違うんですか?兄上達は、違うんですか?もっと虐めて下さいとか・・・。王妃様、何とか言って下さい。リリス様、イシュタル様・・・勇者様も何か言ってください。」

 王妹フレイアは、勇者タイジと王妃以下他の女達がジト目で見ていることに気が付いて、困惑して、最後はオロオロし始めた。

 事の起こりは、予定の部屋、もしかしたら勇者は人妻達10人全員選ぶかもしれないと、とにかく広めの部屋と床に大きな厚い敷物、あとテーブルと水の入った容器とコップがあるだけの、あとは採光窓がある、部屋、それでも11人では狭いと思われたが、に入るや否や、フレイアが、タイジの方を向いて、

「さあ、下を脱いで尻をだして下さいな、勇者様。え~と、なにもないから、私の素手と素足で思いっきり叩いて差し上げますから、十分に喜んで下さいませ。」

と自信満々な態度で言い放ったからだ。


「申し訳ないが、私にはそんな変な趣味はありませんよ。」

と呆れかえったという顔のタイジ。

「ま、まさか・・・あの公爵閣下にそんな変な趣味が?」

 可哀想に、という同情オーラいっぱいの王妃ヘル。

「え?やっぱり、夫が変だったのですか?じ、実は私も最初はそう思って・・・うすうす・・・。」

 そんなフレイアに何か同情したタイジではあったが、口にしたのは、

「取り合えず、皆さん。服を脱いで裸になってください。」

 困ったようにではあったが、それは本人の主観であって、女達には冷酷な命令に聞こえた。

"とりあえず・・・なんていうことではないけれど・・・。寝取りも、ハーレムも、年上も趣味ではないんだけれども・・・。絶対嫌、というわけではないけれど。"

 清廉潔白、清貧、聖人君子ではない、性的欲望は人並み、或いは人並み以上にはある、この2年間ほど生活は、そういう欲望を押さえてきたというところであるから、4人の人妻達を前に欲望に火がついてもおかしくはなかった。しかし、自分でも、目の前の女性達は無理やりで、嫌々で、自分と同室していることすら望んでいるわけではない、可哀想な犠牲者で、自分は彼女達から見ればモンスターと同じだ、その彼女達を前にしていると分かっていて、欲望を感じる方がおかしい、とは思っていた。欲望など萎むはずだと思っていた。が、身体の中からじわじわと熱いものがこみ上げてくる、ある意味嫌な、嫌悪感すら感じるものだった、のを感じた。獣のように欲望に支配され、頭が真っ白になってというものではない。頭は冴えているが、性的な欲望、性的な欲望と言っていいのか、が体を燃え上がらせてきていた。それに突き動かされて、こういうしかなかった。

「早く自分から脱がなければ、私が脱がせることになりますよ。いや、服を引き裂いて、無理やり裸にしてもいいのですが。」

 躊躇していた女達は、観念したように震える手でドレスを脱ぎ始めた。日常、侍女達に手伝わせているので、その動きはぎごちなく、時間がかかった。"これもまたいい眺めだな・・・俺って鬼畜だよな・・・"と考えつつ、部屋に3つあるランプをつけてまわった。もう外は暗くなったのか、採光窓からの光は心細いものになっていた。3つの油ランプでは暗い。暗い方が、顔が見えなくていいだろう、ということだった。3個しかないのは。実際、暗い。

「暗いですね。でも、大丈夫、私は夜目が効いて、実によく皆さんの体がよく見えますから。」

 その言葉に、一時的に女達の手が止ったほどだった。


"全員、美人で、容姿も抜群だな。" 

 30歳過ぎのヘルとリリスは若さと成熟さが均衡を保っている身体だが、イシュタルとフレイアはまだまだ若さが勝っているいるという感じだった。皆一様に、恥ずかしいのだろう、体まで真っ赤になって、胸は下半身を両手で隠そうとしていた。それがまたそそられるのであるが。

 女達の方も、熱いものがこみ上げて来るのを感じていた。何とかしなければいけない、何とかをしなければ、後戻りできなくなる、全てを失ってしまう、と必死に考えようとしたが、得体のしれない衝動で考えることすらできなくなっていた。体が熱い、と4人の心の声はハーモニーしていた。


「じゃあ、そろそろ・・・イチャイチャラブラブしますか?」

と舌なめずりして彼女達の裸体を鑑賞していた、女達にはそう見えた、タイジは彼女達に歩み寄った。女達は一斉に悪寒を感じた。同時に熱いものを感じてしまった。

 まず、ヘルが引き寄せられ、タイジが唇を重ね、舌を差し入れた。"屑勇者が。"と心の中で毒づいた。初めは舌を拒もうとしたが、体が勝手に反応して舌を自分から絡ませていった。唾液をぽとぽとと落としながら、長い口付けとなった。抱きしめ合いながら、ヘルは体をピクピクと痙攣させた。それが終わり、タイジが彼女から離れるとヘルは、へたっと敷物の上にへたり込んで、ピクピクと体を震わせていた。快感の余韻だった。

"ふん。淫乱王妃。私は、屑勇者に屈するもんか。"

 リリスは心の中で、嘘引いて罵った。そして、涎を垂らしながら、呆けたように敷布の上に、ヘル同様にへたりこんだのである。

 イシュタル、フレイアも同様な展開となったのはもちろんだった。


 その後は、外で内部の声、音に耳を傾けていたクロノス等は、一晩中、体をぶつけ合うような音と、

「ああ~ん。いいわー。」

という女達の喘ぎ声や

「あー!」

「ひぃー!」

という絶叫。さらには、度々、何かを平手でたたく音、

「パチ―ん。バチーン。」

という何かを叩く音、

「や、止めてー、変な癖がついちゃうー。」

という声が続いたりもした。

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