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最強勇者スキルだけど口に出すのも恥ずかしい・・・  作者: 安藤昌益
新たな旅に

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今こそ世界の絆を・・・私の役よ・・・いいえお二人さん・・・

 ゲントクは、まさにラスボスの役割をちゃんと演じた。召喚者達、勇者パーティーは、その後この世界の勇者パーティーも次々加わったが、容易に倒されはしなかった。それでも、勇者パーティーの面々も必死の頑張りを続けた。自分達も疲れ切っていたが、ゲントクも汗がかなり流れ、息が上がりかけていた。

「さ、・・・さ、流石に・・・さ、最強無双勇者を名乗る・・・は?あ?・・・だ・・・だ、誰が最強無双勇者だ?」

「ふん。私じゃないわよ。ここには、まだよ。外であなたの軍隊を壊滅させているところよ。」

「ああ、でも、もうすぐ来ると思うな、だんなは。」

「その前に倒れてくれないか?俺達も少しは勇者らしいことをしたいから。」

「おじさん。お、ね、が、い。倒れて捕虜になって。色々聞きたいこともあるし。」

「言わないと、最強無双勇者様が頭に手を突っ込まれるから、直ぐに口を割れよ。」

と荒い息の中、彼らは口々に言った。

「ば、馬鹿にしおって・・・。うわー。」

とゲントクは床に倒れた、床に磁石に鉄がくっつくように。

「勇者パーティーの諸君。ご苦労様。死なない程度に痛みつけてやってくれ。」

といつの間にか、彼らの後ろに立っていたタイジが叫ぶように言った。

「おー!」

と勇者パーティーで動ける者達は全員で、ゲントクの巨体に群がって痛めつけ始めた。


「なんてことを。最早、夜明けの巫女である私が世界の絆を呼び・・・ぐ・・・なにを?」

とゲントクの傍に常に佇んでいた巫女が呻いた。後ろから、光の剣が突き刺さっていた。もう一人の巫女だった、犯人は。

「役立たずが。自分が夜明けの巫女だと信じ込んで・・・滑稽だったよ。もうお前の役割は終わったよ。その役立たずのゲントクとともに、死になさい。これからは私の役よ。死に際によく見ておきなさい。これは、返してもらうから。」

と血を流し蹲りかけた巫女が持つ聖杖を奪い取ろうとした。

「何をするのよ。渡すものか。」

「うるさい。死にぞこないが。それはもともと私のものよ。返しなさいよ。え?うぐ。何をする?」

ともう一人の巫女も血を吹き出しながら振り向こうとした。そこには、一番小柄で童顔ぼい巨乳の巫女がたっていた。

「2人ともさ、勘違いしていない?私が本物の夜明けの巫女なんだよ。おばさん達は早く退場してよね。それからあなた方もしゃしゃり出てこないでよね。」

 後ろで様子をうかがう残りの巫女、2人が吹き飛んで壁を突き抜けて、下に落ちていった。目の前いる2人を足蹴にして、器用に聖杖を手にした。

「さあ、世界に散らばった世界の希望の光よ。邪悪な力を打ち砕くために集い、集まれ。」

 聖杖の先端の飾りが光りだした。


 その光が次第に大きくなり、光の巨大な玉となった。タイジは、勇者パーティーの面々を下がらせた。光の玉はある程度の大きさになると今度は縮小し始めた。完全に消えた時、そこには7人の個性豊かな巫女達が佇んでいた。どういうわけかやたらに胸がでかい、ちょっと無理があるんじゃないと思える巨乳もちばかりだったことにタイジは少し呆れた。

「まさかそういう趣味の漫画かアニメ、ゲームの世界かよ?でも、こんなの知らないなあ?」

と心の中で思っていると、

「私も知らないよ。」

「僕もです。」

「俺も右に同じ。」

「私だって。」

「俺はそもそも大して知らん。」

と召喚者仲間が、彼の心の内を読んだように囁いた。


 現れた7人の巫女が最初にやったことは、

「この役立たずが。」

「あんたのお蔭でこんなところまで来なければならなかったのよ。」

「私の貴重な時間どうしてくれるのよ。」

「いい気になっているからよ、この代理風情が。」

「自分が本物だなんて思っていたんじゃない?」

「身の程を思い知りなさい。」

「ざまあないわね。」

と罵声を上げて、ゲントクの体を足蹴にすることだった。

「あ、あなた方。世界を救う方であるゲントク様になんてことを。」

「こいつら何?」

「何が?」

と相争っていたゲントクの我こそは夜明けの巫女と争っていた3人の巫女は抗議の抗議の声わ上げた。が、

「うるさいわね。」

というように7人の聖杖から発するビームのようにも見える光に吹き飛ばされるように倒れた。


「さあ、ちゃっちゃと屑どもを片付けるわよ。」

 一人がタイジ達の方を向いて宣言するように言うと、

「あんたが仕切らないでよね。」

「私は、真の聖帝のところに戻らないといけないから早く終わらせればそれでいいのよ。」

「真の聖帝は、私の主様よ。」

「勝手にほざいていればいいわよ。」

「真実は一つ、そして明らかよ。」

「兎に角早く害虫駆除を終わらせましよう。」

 最後の言葉で、全員が隊列を整えて一斉に聖杖をかざした。直ぐに、外に巨大な魔力を感じた。


「ああ、外は私が何とかするから、あの牛胸女達は任せるよ。」

とタイジは勇者達に依頼するとともに、

「彼らの援護を頼むよ。」

と人妻Sに頼んでから、彼の姿は消えた。

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