第3話 語尾に下ネタをつける女
「えーっ中古車って一日じゃ買えないの!?」
「納車前点検とかいろいろあるんだから一日じゃ無理よ。でも土日までには必ず間に合わせるから」
とりあえず、俺達は村に帰ることになった。
その車の中で、俺は疑問に思ったことを発した。
「桐子ドラゴンになるって言うけど、なんかそういうアイテムとかあるのか?」
「うん。私の家の地下に竜化薬のレシピがあるから、今から取りに行こうと思う」
「桐子の家に地下なんかあったっけ?」
「見れば分かるよ」
しばらく車で走ると禿山を抜け、村が見えてきた。
桐子の家に着くと、桐子のお母さんは呪文を唱えた。
「チンポマンコ精子の擦り切れ 朝勃ち勃起の嘘松 本当松 会津若松」
唱え終わると、ゴゴゴゴゴと地響きがして、隠し階段が現れた。
階段を降りると、部屋があった。しかし暗くてどんな部屋なのか分からない。
桐子は右側の壁から、桐子のお母さんは左側の壁から凹凸を探す。
「あっこれかな?」
桐子が見つけた凸を押すと、電気がついた。
どうやらこの部屋は書庫のようだ。
長年放置されていたようで、歩く度に埃が舞う。
「ここら辺にあったはず……」
桐子は本棚から、一冊の分厚い本を取り出した。
「ええっと、竜化薬の作り方は……
室温30度以上かつ、錬金レベル50で成功確率100%
材料は魔法石3000g、ドラゴンの性器(なりたい性別を選択)、原爆ドームの土5g、人魚の涙1滴、ユニコーンの角1本、大麻草10g(乾燥大麻ではなく、湿った大麻)」
「錬金レベル50!?こんな高レベルの錬金術師、村には母さんしかいないじゃないか」
「そうだねぇ。宗くんからお母さんに頼んでおいてくれる?私、あの人とあんまり喋りたくないから……」
「俺も嫌だけど……仕方ねえ、世界の平和のためだ」
「それにしても材料……そこら辺の店で買えるものが魔法石しかないね。冒険の旅に出て材料を集めなきゃいけないよ」
「冒険の旅か……俺もついて行っていい?」
「私はいいけど……お父さんやお母さんと相談してからついてきてね」
「めんどくせ〜」
その後、俺は桐子からレシピのコピーを貰って、母さんに錬金術の依頼をすることになった。
は〜めんどくせ。
俺は母さんが嫌いだ。
理由?それは母さんが喋っているところを見れば分かる。
「ただいま」
「おかえりなさいまセックス」
このアニメ声でピンク髪の女、こいつが俺の母、釈迦寺まひか。
40歳だが、エルフの血を継いでいるうえ身長が145cmしかないので中学生くらいにしか見えない。自分の親が同い年みたいな見た目だとキモいと思う。
「母さん、桐子から世界を救うための錬金術の依頼を請け負っている。受けてくれるか?」
「何つくローション?」
「竜化薬を作ってほしい。これがレシピだ。材料は世界が滅ぶ来週の日曜日までに用意する予定だ」
「おけおケツマンコ!材料集め頑張レイプ〜」
「それで、材料を集めるための冒険の旅に俺も同行したいんだけど、いいかな?」
「ママは構わなイラマチオけど、パパにも聞いてくレズセックス」
俺は父さんの部屋をノックした。
「入れぃ」
父さんは部屋で寝っ転がりながら漫画を読んでいたが、重要そうな雰囲気を察して、起き上がった。
「俺、世界を救うための冒険の旅に出ようと思うんだ」
「今朝のアレか。
俺は江戸っ子だからこの村の風習とかはよく分かんねぇけどよ、冒険は人を強くする。応援してるぜ」
「ありがとう!」
「冒険するんなら、こいつを持っていきな」
父さんは立ち上がり、クローゼットの中から一本の剣を取り出した。
「大手丸でぃ。俺がむかし江戸で買った剣だ」
大手丸を持ってみる。ずっしりと重い。だけど、ものすごいパワーを感じる!
「ありがとう!俺頑張るよ!」
そうして俺は冒険の準備を始めた。