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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

先生! 恋の錬金術はまだかしら? 読書ばっかりしていた私ですけどじれじれはもうイヤです! ちゃんと溺愛して下さったら毒舌は我慢して超レア素質『双頭の竜』を使ってあげます。でもどうしてサメなのかしら?

 ソロランツ王国第五王子の婚約者として、彼から特別に宮殿内の個室を与えられた伯爵令嬢チェザンヌ。

 待ちに待った婚約者のお披露目パーティーが始まろうとするとき、いきなり現れた別の伯爵令嬢・スイシァによってチェザンヌは一方的に第五王子との婚約破棄、そして追放を宣言された。その根拠は、チェザンヌの実家のブルギータ伯爵家が王国に謀反をたくらんだというものだった。

 粗末な馬車で実家に戻らされたチェザンヌは、まさに家が火事で焼け落ちる姿を目の当たりにする。国王の命令で、チェザンヌの家族は自殺させられていた。

 あてもなく近所の森をさ迷うチェザンヌは、小生意気だが憎めない妖精の少女・ルンを助けた。そこで魔物に襲われ窮地に陥り、錬金術師の青年・カボに救われる。

 カボの小屋にかくまわれ、彼の毒舌を聞きつつ身の上話を交換したチェザンヌ。カボは宮殿で錬金術師として働いていた。そして、禁忌である死者の復活をおこなったために追放されていた。

 チェザンヌは、強引にカボに弟子入りして復讐への協力を約束させた。ルンが立会人となったが、慣れない質素な生活ですぐにつまずいてしまった。すなわち、シャワー室で裸をカボに見られてしまう。

 実はこれは、錬金術で動くシャワーが彼女に秘められたレア素質……『双頭の竜』に過剰反応したせいで起きた事故だった。

 一方、まんまと第五王子の婚約者になったスイシァには個人的な目論見があった。彼女は禁忌の錬金術で復活した元死者だったが、術が中途半端だったためにまた死が迫りつつあった。解決策はただ一つ、第五王子との結婚。つまり、チェザンヌの実家の謀反は全てスイシァが仕組んだぬれぎぬだった。しかし、婚約披露パーティーを目前にして彼は失踪してしまう。第五王子は、チェザンヌの濡れ衣を晴らす旅にでてしまったのである。

 そして、カボから錬金術を学ぶチェザンヌはついに『双頭の竜』に気づいた。それは大器晩成の力で、彼女は初心者ながらも強力な『原初の炎』を使うことができた。しかし訓練の過程で思わぬ副産物にでくわす。なにかを錬金術で作るたびに、彼女は本物のサメをも作ってしまった。

 復讐の前に、サメの謎を解かねばならない。そして彼女は密かに思った。カボ先生って、恋愛ヘタレ……。

 ※カクヨムにも掲載中です。
一、突然の婚約破棄 一
2022/01/31 18:00
一、突然の婚約破棄 二
2022/01/31 19:00
二、森で得た闇と光 一
2022/01/31 20:00
三、お礼のしかた 三
2022/01/31 21:38
四、在と不在 三
2022/02/01 17:06
五、一歩のために 三
2022/02/01 20:12
七、袋の中は針 二
2022/02/04 19:11
七、袋の中は針 十三
2022/02/09 21:21
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