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ジョークの小部屋

作者: ならK

 Mrs.エヴァンスは大声で夫の悪行をまくし立て、言った。

 「チラシにあった、安くて早いというのは本当なのでしょうね」

 探偵は落ち着いて答えた。

 「ええ、間違いありません。近日中にはお返事します。それでは、なぜ旦那さんが不倫をしていると?」

 「最近帰りが遅いですし……それに私が他の男性と会っているのに薄々気づいているようで。だから早く証拠を掴みたいんです」

 「分かりました。結果は郵送でお届けします」

次の日、ポストにはその探偵社からの封筒が入っていた。

 Mrs.エヴァンスは仕事の早さに驚いて中を見た。『Mr.エヴァンスへ、奥様は確かに不倫をしていました』

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