お茶とジャム
一年以上前に書いたものです。世情と合っていないかも。
年齢を重ねると、ちびっ子に寛容になる方が多いですよね。孫に甘い祖父母が典型ですが、最近では離れて暮らしていると中々会う機会が得られません。子供の有り余るパワーを吸収出来ずに弱体化されていることでしょう。マジ心配。
幸い当方ではちびっ子と触れ合う機会をいただいております。大人にはない感性に刺激を受ける事も多く、大変有り難いと感謝する日々です。
このような事がありました。
「たたかおう!」
「えぇー……」
正直言って面倒いえいえ、お誘い有り難うございます。
見れば自作の剣を所持されていたので、私も何か武器になるものを探しました。オモチャのいちごジャムが目に止まります。ふむ。
「ジャムで美味しくしてやる〜!」
「きゃ〜!」
塗る真似をして追いかけ回す私に大喜びのちびっ子。しかし反射神経に大きな差があり、あっさりと私の武器が奪い取られました。
「ジャムをおしりからいれてやるー!」
「あんぎゃあぁぁぁー!!」
ジャムを再び手に入れる事を諦め新たな武器を探していると、スッとパイプ状のオモチャが差し出されました。先端にバスケットが付いていて、ボールを息でプカプカ浮かせるものです(商品名がわかりません)。
「これつかっていいよ」
どうやって。
どこから見ても戦闘力は低そうです。お伺いを立てるとどうやら急須かティーポットと誤認されているようです。期待にお応え致しましょう。
「熱いお茶を掛けてやるー!」
「わ〜!」
再びあっという間に奪われます。
「おちゃをおしりからいれてやるー!」
「ぎゃあぁあ! おしりでロシアンティー出来ちゃった!? おっしゃれー!!」
大人同士では中々無い会話ですね。「あるよ」という方は、
という方は…………
お、
お大事に。