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大人の日常  作者: カシ見屋 木八
8/9

お茶とジャム

一年以上前に書いたものです。世情と合っていないかも。

 年齢を重ねると、ちびっ子に寛容になる方が多いですよね。孫に甘い祖父母が典型ですが、最近では離れて暮らしていると中々会う機会が得られません。子供の有り余るパワーを吸収出来ずに弱体化されていることでしょう。マジ心配。


 幸い当方ではちびっ子と触れ合う機会をいただいております。大人にはない感性に刺激を受ける事も多く、大変有り難いと感謝する日々です。


 このような事がありました。


「たたかおう!」

「えぇー……」


 正直言って面倒いえいえ、お誘い有り難うございます。

 見れば自作の剣を所持されていたので、私も何か武器になるものを探しました。オモチャのいちごジャムが目に止まります。ふむ。


「ジャムで美味しくしてやる〜!」

「きゃ〜!」


 塗る真似をして追いかけ回す私に大喜びのちびっ子。しかし反射神経に大きな差があり、あっさりと私の武器が奪い取られました。


「ジャムをおしりからいれてやるー!」

「あんぎゃあぁぁぁー!!」


 ジャムを再び手に入れる事を諦め新たな武器を探していると、スッとパイプ状のオモチャが差し出されました。先端にバスケットが付いていて、ボールを息でプカプカ浮かせるものです(商品名がわかりません)。


「これつかっていいよ」


 どうやって。


 どこから見ても戦闘力は低そうです。お伺いを立てるとどうやら急須かティーポットと誤認されているようです。期待にお応え致しましょう。


「熱いお茶を掛けてやるー!」

「わ〜!」


 再びあっという間に奪われます。


「おちゃをおしりからいれてやるー!」

「ぎゃあぁあ! おしりでロシアンティー出来ちゃった!? おっしゃれー!!」


 大人同士では中々無い会話ですね。「あるよ」という方は、




 という方は…………




 お、





 お大事に。


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― 新着の感想 ―
[一言] ども。 いくつか思いついた感想。 「ちびっ子はおしり好きね。えっ、大人も?」 「痔にはお気を付けください」 「変態の扉の隙間からこちらを覗き込む目が見えませんか?」 どの感想がよいだろうか。…
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