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大人の日常  作者: カシ見屋 木八
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大人の沈思黙考

 耳かきの先に付いている梵天……。

 アレの用途がイマイチ分からない。


 一見耳垢を払うもののように見える。しかし実際そのように使用したら、耳垢を押し込んでしまう可能性が高い。

 猫をじゃらす為に存在するのではないだろうか。あのフワフワには、優美で愛らしいあの生き物も夢中になってしまう。


 いや、それにしては脆すぎる。三秒保てばいい方だろう。柄の長さも、あれでは短か過ぎる。持っている手が危険だ。


 猫に限定することはないか。

 第一人間様用の道具なのに、全くどこからそんな考えが出てきたのか……。もこふわなめなめな体を持つ、あいつらが悪いんだな。


 あーしかしフワフワ気持ちいー。

 これを顔に――――――


 あかーーーん! 違った。いかーーーん!!

 こんな誰の耳垢がついているのか分からないものを私はどうするつもりだったのだ。はい顔に当てるつもりでした。しかも口の近く。


 怖ろしい。そうか、これは罠か。

 この如何にも清純そうな真白き真ん丸ふんわりフォルムで油断させ、今までその身を捧げて取り込んできたあんな物やこんな物を我が身に吸収させようという魂胆だな!!

 そうか、耳かきとは暗器!


 まあ待てよ私。冷静になれ。

 暗器には利用可能だろうが、私に使ってどうする。愉快犯か。大した害はないが、私への精神的ダメージは計り知れない。だが、そもそも梵天を堪能しようとする人間は…………結構多そうだな。いやだがしかし………………

 ……………

 …………



 耳かきの使い回しはやめよう!



 結論は出たが、そんな特に気にもしていなかった話はどうでもいい。いや、耳かきは共有しない方がいいのは間違いないようなのだが。


 バカな事ばかり書いている私は本当に大人なのか。大体真実大人といえるような人間が、自ら大人と名乗るだろうか。

 名乗るんです。だって本当に大人だから。

 バカな事を敢えて書く、そんな心の余裕を持っている事。それが大人というものなのではないだろうか。


 勿論そんな事あるわけない。

 だからこそ黙って考える。だって喋ったら色々バレるから。


 沈思黙考って素晴らしい!!





 黙っていれば賢そうに見えると言われる大人であっても(私は言われたことない)腹の中では何を考えているのか分からない……。







こうしてアホをバラしても大人であるという事実は覆せない

だってそういう歳だから


私は一体何を書いているのだろうか

うっかり食った焼きそばの糖質が脳を蝕んでいるのかも知れない……


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