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女神は死神(仮)へ再就職希望しましたっ!  作者: き・そ・あ
第1章 死神さんと運命の女神と
6/36

5 職業相談 2

「レアちゃんは、どんなお仕事してるのかな?」


「い、今は、女神です。豊穣の女神の、末っ子なんです・・・」


「あぁ!女神さまなんだ!豊穣の女神って言ったら結構いいとこでじゃない?なにか嫌なことあった?」


「嫌なことっていうか・・・」


 レアは戦いが好きではないこと。夜の見回りが怖い。剣術のお稽古も嫌い。

 そんな当たり前な不満を目の前の女の人に伝えてみた。


「あははっ!、そっか。怖いよね。うん、わかるわかる!」


 なんか、あまりわかってもらえてなさそうなんだけど・・・。

 あの暗い空を飛んだり、痛いお稽古を耐えたり、目の前にいる魔族を倒すことはすごく怖いんだけどなぁ。

 少なくとも、この人はわかってくれていなそう・・・。な気がする。


「でも、女神さまってなりたくてもなれる人いないんだよ?恵まれたことなのにやめちゃうの?」


「辞めるっていうか・・・。そこまでは考えていないくて。他には、どんな仕事があるのかな?って思って」


「あぁ~、まだレアちゃん若いもんねー。いろいろ気になる年なのかなぁ?・・・うぅ~ん」


 お姉さんはファイルをペラペラとめくっている。

 正直、女神を辞めたい、とか考えているわけではなかった。

 だって、勝手に辞めたら間違いなくお姉ちゃんに怒られちゃうから・・・。


 ただ、ちょっと、ちょっとだけ他の人がしているお仕事に興味があるだけ。

 もしかしたら、レアにとってもっとおもしろいお仕事があるんじゃないか?ってこと。


「やっぱり、レアみたいな子供にはお仕事ないですか?特技もないし、何かできるわけでもないし」


「そんなことないよ!うちはどんな人にもピッタリのお仕事がありますっ!ただ、やっぱりほかの人よりは少ないけどね。・・・これと、これ・・。これもかな?」


 お姉さんは紙を3枚抜き出すと目の前に並べてくれた。


 目の前のテーブルには4枚紙が並んでいる。


 なになに・・?


「まず、これね。エントリーシート。利用規約も書いてあるわ。一応、あとで説明するからここは簡単に終わらせて次に行くわよ?」


「は、はい。」


「それじゃ、レアちゃんも気になると思うけど、紹介できそうなお仕事は、3つあります!」


「3つもあるんですかっ!?」


 レアみたいな小さな女神でも、3つもお仕事が選べるなんて、すごい!

 きっと3つもあればやりたいこともあると思うし、楽しみだわ。

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