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1話【チルルジーア】

2話目です。

カタカナ表記が多いですがご勘弁m(._.)m

 


「あめねぇ!なんでここに!」


 と、私は突然現れた人物に向けつい叫んでしまった。


「あっ雨さん!?え、てかなんすかその模様!?タトゥーすか!?」

 と大地も喚いたが


「うるっさい!そんな事はどうでもいいんだよ!」


  と雨は【雷の守護碧ライトニングプロテクション】を維持しながら私たちに怒鳴った。

 とその続けて


「あんたらなんでこの状態なのに La() seconda(セコンダ) fase(ファーゼ)に入らないんだ!」

 と言った



 が、私達3人からしたらチンプンカンプンだった。


 ーーなにその!らせこん…(言えませんでした。)って!


「あ、あの、そのLa() seconda(セコンダ) fase(ファーゼ)ってなんですか…?」

 と咲滴が聞いた。


 ーーよく聞き取れたね…


「えっ!?嘘知らない!?」


 と雨が驚いて聞くので

 3人はうなづいた。


「ウッソまじか…」

 と雨は頭を抱え込んだ。


「マジか…あっでも年齢的にはしょうがないよな…ちょうど今ぐらいだもんな…」

 とブツブツ言い続けている。




 しばらくした後雨は

「しょーがないな…でも大丈夫かな…?」

 と言いながら立ち上がり言い放った。

「よっしゃ、しょうがないからとりあえず!お前ら血ィ口に含んで呑め!」


「はぁ!?」

 と大地。

「こんな状況でとち狂いましたか!?」

「いいから!お前らにLa() seconda(セコンダ) fase(ファーゼ)を発動させるにはそうするしかないんだよ!早く!」


 と3人は雨の勢いに気圧され、急いで少し口に含んだ。


 その瞬間

chirurgia(チルルジーア) vietato(ヴィエタート) innescato(インネスカット)!」

 と雨が唱えて胸を軽く叩いていった。


 突如、心臓が不規則にしかし早く波打ち始めた。

 全身が熱くなっていくのが分かる。

 3人の腕にはそれぞれ特徴的な紋章が現れ始めた


「はぁはぁ…ぐっはぁ…」

 と大地は壁に寄りかかり喘いでいる。


「ぐっ…ゲホッ…ゲホッゲホッ…」

 咲滴は先程のダメージがきついのか、咳がかなりひどい…


「あ…うぁぁ…ぐ…」

 私は喘ぐというよりも腕が焼かれるような痛みで呻いていた…


 しかししばらくすると、だいぶ痛みが引いてきた。


が、異変に気づいた。立てないのだ、というよりも全くもって力が入らない。


 私はそのまま無理やり壁際に移動し、二人の様子は見た。


 咲滴も同じ状態になっているらしく、這ってこちら側に寄ろうとしていた。


 大地は体が微妙に痙攣しながらも立ち上がり、赤く充血した目を敵に向けていた。


 咲滴がこっちに寄ってきてこんなことを言った。

「晴、あなた顔真っ青じゃない…そんなんで戦えるの?」

 と笑った。


 私は

「そんな事言ったら、咲滴こそ足ガクガクで這ってきちゃってるじゃない」

 と言い返したら


 目が合い、つい二人で笑ってしまった。


「この様子ならふたりは大丈夫そうね」

 と雨が言い、次に大地に聞いた。

「大地、あなた大丈夫?」


 大地は、目を閉じひざまついて荒い息をしていた。


「…い"…じょう"…ぶ…ぇす…」


 と言い、前を向いた。


「ホントにだい……「ーーだい…じょうぶ…ですから!!」

 と大地は雨の心配をぶった切るようにしていった


「わ、わかったわ。とりあえず私はなんとか敵を殲滅するからあなた達はここで待ってて!」

 と言い、雨は猫のように後ろの塀の上へと飛び乗った。


 雨は少し周りを見回した後、

「ふぅ…さぁ初の本当(ガチ)戦闘だ!行くぞ!雨降月猫(あめふりのつきのねこ)!」


 と雨は耳からピアスを外し、二つとも空へと投げ

rilascio(リラッシオ) Arma(アルマ)!!」


 と、唱えた瞬間ピアスが2丁の拳銃へと変化した。

「よっしゃ!成功!」

 と雨は空中へと飛び出し2丁をキャッチして、乱射した。


 数体倒れたが、撃った玉よりも少ない。

「やっぱバーチャルと現実(リアル)はちゃうもんだな」

 と着地して頭を掻いた。


 そんな時に

「あめねぇ!後ろ!」

 と私は叫んだ。


 急いで振り向くと敵が襲いかかってきた。

「うっわ…」


 雨はそのまま後体重になり下から顎に向けて蹴りをいれ

「【雷撃の貫通弾(サンダーパーセツ)】」


 そのまま蹴った勢いでバク宙し、立ち上がり撃った。

 2.3(にさん)体を倒すことが出来た。


「ふぅ…疲れるわねこれ…うわっと!」


 またもや後ろから、しかもプラス上からも来た。


「あぁもう!めんどくさい!【雷の手榴弾グレネードボルテッカー】!」


雨を中心に光が集まり一気に弾けた。


 が、ミスったため少し多めの敵と地面をえぐってしまった。

「プ、プラマイゼロよ!」


 しかし、ほんの一瞬油断したのがいけなかった。

 下から敵が現れ雨の足を掴み、倒そうとした。

「きゃぁぁぁぁ!!!!」

 ーーやばい、雨がテンパり始めた…



その時、横から


「【地の縛り首グラウンドバイハンティング】」


 と、聞こえ突如地面が揺れ土が動き出し、敵の首を縛って地面へとそのままめり込ませた。


「大丈夫ですか?雨さん?」

「ええありがとう、もう大丈夫なのね大地」


そう、今の技は大地が発動させたらしい。


 大地は身の周りに小さな砂嵐を起こし、鎧のようなものをつけ、雨の背中へとついた。


「雨さん、今思ったんですけどこれ技名なくても発動できますね」

と、大地が言うと雨が微妙に顔を赤くしながら


「そ、そうだけどさ!あった方が発動しやすいし…かっこいいし…」

「意外と雨さん厨二病…ゴフッ…」


大地が腹を抱えて崩れた。


「ハイじゃ行くよー」

「生意気言ってすみません…」


 そして2人は態勢を戻し、息を合わせて同時に動いた。


「【雷撃の爆撃(サンダーバンビング)!】」

 と言い雨は高く飛び上がって敵の上空から乱射した。


 ーーかっこいいわりに打率が低いなぁ…


「【地下への幽閉アンダーグランドコンファインメント】」

 と大地は親指をしたに向け、敵をどんどん地下へと沈めていった。


 ーーこれからは大地を怒らせないようにしなくちゃな…


 ーーーーーーーーーーーー


 しばらく闘った後、

「大地!一旦撤退!」

 と雨が言い、雨は【雷の守護碧ライトニングプロテクション】を広げて、大地と共に転がり込んできた。

「はぁはぁ…ダメだ流石にきっついわ」

 と雨がへたり込みながら言った。


「大地あんたは…大地?大丈夫?」

 と雨が心配したように言った。

 大地は下を向きながらフラフラと揺れていた。


 次の瞬間、バタンと前のめりになって咲滴の上へと倒れた。

「きゃあ!もう大地!あんた大丈夫なの!?」

 と咲滴は上に乗っかってきた大地に聞いた。

「…めん…さい…ぎつ…い…」

 と大地は雨に切れ切れにいう。


「OK、休んどけ!」

 と雨はまた戦闘準備に入りながら言った。

「もしいけるなら……あれ?大地?あーゆーおーけー?」

 反応なし。

 急いで雨が状態を確認しようとしたら、

「雨さん大丈夫ですよ、大地スースー寝てます」

 と咲滴が笑いながら言った。


「あーあ、副作用きちゃったか…」

 と雨が嘆いた。


「副作用って?」

 と私が聞くと


「あーえっとねぇLa() seconda(セコンダ) fase(ファーゼ)を発動すると誰もが起こる出来事なんだけど、

 二種類あってひとつがあんた達みたいに発動した瞬間から力が入らないやつ。もう一種類は大地みたいに初っ端がひどいけど、即戦力になるヤツ。まぁ結局はこんなふうに倒れちゃうんだけどね。私はこの種類だった」

 と言いながらも、雨は戦闘準備に入った



「とりあえず、ふたりが動けるまでここで耐えるしかないか」

 と、また雨はバリケードの外へと出た。


「さぁ!2回戦目だ!」

 と、雨は敵の中に飛び込んだ


「【電撃の疾走エレトリックスプリント】!!」

 瞬間、雨の姿が見えなくなった



 が、敵がどんどん吹っ飛んでいく。



 キュッと音を立てて雨が止まった。

「ヤバイこれ足の負担が…」


「とか言ってられないね…【這う雷の蛇(スネークショック)】!」


 地面に手を置き、電流を流し数体を焦げつかせた。


「よっしゃもういっちょ!【雷の手榴弾グレネードボルテッカー】!」

 

かなりの敵を木っ端微塵にした。(※地面も巻き沿いをくらってます。)


そして、暫くの間雨は嬉しそうに応戦していた。


 が


「あっ!」

 と言い雨は突如【雷の守護碧ライトニングプロテクション】の中へと戻ってきた。


「くっそ…」

「どうしたのあめねぇ?」

 と私が聞いたら


「やばい、力にも許容範囲があるんだが、そろそろ私の許容範囲を超える…over(オーバー) work(ワーク)しすぎた…やっぱ並行して使うのはダメだな…そろそろこのバリケードも壊れちまう…!」


 ーーえっ?


「ってことはやばない?」

 と私はつい聞いてしまった。

「ヤバイも何も無いよ!逃げるにしても3人一気に運ぶのは不可能!」

 それに対して雨は息を切らしながら言い返してきた。

「大地!?いける!?」

 と

 咲滴が叫んだが反応なし。


 ーーまさに打つ手なし…どう防ごうか…こりゃあ死ぬかもな…あの時(・・・)以来の危機だな…



 ……そういや、戦大丈夫かな……?

 ポッとその時思いついたのが戦の顔…

 ごめん、ここで私達果てるかもしれない…






 その時空から巨大な影がこっちに降ってきた。



「いくぞ!思金梟嬢(しがねふくろうのかみ)!」

 と、巨大なふくろうから飛び降りふくろうと共に敵を蹴散らしながら近づいてくる人がいた。


「みんな大丈夫!?」

 と叫びながらこっちに近づこうと敵を盛大に吹っ飛ばしながら奮闘しているのは




 ーー戦だった。




「あめねぇ!みんなをこのふくろうに乗っけて!しがね!みんなの元へ!俺が時間を稼ぐ!」


 と言い、闘い始めた。

「【烈風炸裂槍ウィンドエクスプーロージョン】!」


 その間にふくろうがこっちに来て、私たちの目の前で止まった。

 その瞬間雨はふくろうの背中に私達をどんどん投げ入れていった。


「戦!全員乗ったぞ!」

 と雨が戦に向かって叫んだ。

「わかった!」


 と、戦は返事をしたもののこっちになかなか来れなかった

「あぁもう!【槍の回転斬り(ストームスピアー)】!」

 と槍の中心を持って回転させながらこっちに来るがそれでもまだ距離がある。


「戦!今行くからちょうど3秒たったら飛べ!」

 雨そう言い、戦がうなづくのを確認してから行った。


「【雷撃の疾走エレトリックスプリント】!」


 ーー1

 まだ戦は回している。


 ーー2

 槍を最後にひと振りし、しまった。


 ーー3

 戦がジャンプした瞬間、雨がキャッチした。


「ふくろう飛べ!」

 と雨が姿が見えないもののどこで叫んだ。


 ふくろうはひと鳴きした瞬間少し飛びたった。


「【空への散歩(エアーステアーズ)】!」


 とどこからか戦が叫んだ途端に空中に半透明な階段ができ、こちらへと伸びてきた。

 しかしその階段の前に敵が阻まる。


「【雷の爆撃(サンダーバンビング)】!」


 と雨は華麗に上を飛び越えて、階段を上りこちらへとやってきた。

 そしてふたりが飛び乗った、途端ふくろうは一気に場を離れた…


To be continue…

呪文はイタリア語


最初聞き取るの難しかった…

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