聴覚障害者の日常 連絡の連係プレー?
子どもたちは高校生になっている。
1号、2号は自転車、電車、バスと1時間強かけて同じ高校に通う。校則の緩い高校で、私服通学もあり、昼休みや放課後であれば携帯を使用することはできるそうだ。
一方、娘は30分ほどのチャリ通学だ。こちらは校則が厳しくて髪の毛の長さや爪、制服のスカートの丈までチェックするという。もちろん、携帯は不可。
従って、男組は携帯を持っていて、娘はもっていない。
基本、娘はチャリ通学ではあるがやむをえないときにアタシが車で送迎することがある。
行きはよいが、帰りが問題だ。
普段は、娘が高校にある公衆電話から実家の母に電話し、母がアタシにメールをするという、伝言ゲームのようなやり方になる。
ある日、たまたま男組の高校が休みで1号が在宅していた。
娘から電話があったらすぐに迎えにいけるように、アタシが高校の近くのスーパーで待機し、1号がアタシにメールをするてはずになっていた。
待機していると、はたして、メールがきた。
『gogogogo!!
目標は新しい校門に居る!!!
一気に攻めこめェ!!!!』
つい
『了解』
と返信してしまった。
本当に1号は面白いヤツです。