9.結果報告をしあいました
メイドに案内されて夕食を食べた食堂まで来た。ここまで来る間に実は、こっそり陣で風を起こしてみたりとか、ちょっとした魔法を使ってみたりして、陣の効果を確かめてみて、その改善点を見つけて書き換えて。ってのをずっと繰り返している。
というか廊下が長い…
「こちらです。」
「うん、ありがと」
やっとこさ着いた。この城広すぎんだろ…よくメイド達、迷子にならないな。尊敬するわ
中に入ると神野がいた
「やっほー」
「お、おかえり…」
「疲れてるね〜」
「おう…」
なんか神野が死にそうになってる。
どうしたのか、飯食ったら聞いてみるとしよう
「…ていうかこの城って無駄に広くない?」
「確かにそうだよな。俺もここに来るのに10分くらいかかったわ」
「だよね〜。今度、城の中を案内して貰うことするよ〜」
「俺もそうしようかな…」
「ただいま〜」
「つかれたぁ〜」
神野としばらく喋ってたら安井たちが帰ってきた
「あっ、おかえり〜」
「お疲れさん」
みんなが席に着いた頃に食事が運ばれてくる
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飯を食い終わり、ゆっくりしていると
「で、訓練どうだったよ。」
神野が口を開く
「俺らは、ひたすら言霊に魔力をのせるのをやらされたよ。」
「正しくは、言霊に魔力を込めすぎているみたいだから、丁度良い量の魔力を込められるようになれって言われて、魔力を込める練習だよ。しばらくはうまくできるようになるまで、それだけしかやらせてもらえないんだって。なんでも、込めすぎると魔法が暴発するらしいから…」
「はは…そうなんだ。しんちゃんはどうしてたの?」
「図書館で陣についての本を読んでべんきょー」
「あれ?誰か一緒じゃなかったの?」
「一応カリーナっていう司書が一緒だったけど、カリーナは魔力が少ないから結果的には一人だったよ〜」
「ふーんそうなのか、ていうかカリーナってどんな人だ?」
「ん〜とねぇ、髪が青いストレートのロングで、目は普通の茶色な結構きれいで親切ないい人だったよ」
「ふ〜ん、そうなのか。で、結果的になにをしてたんだ?」
「魔法文字を覚えるのと、記号の意味の解析〜」
「大変だな…」
「おうよっ」
実際のところは、スキルのおかげで全くと言っていいほど苦労はしていない
一応夜にでも紙にまとめておくつもりではあるが
「というか拓巳はどうしてたんだ?」
「ん、俺か?俺の方は、「とにかくやってみるのが一番です!」とか言われて、魔法を撃って、それに対して悪かったところを言われて、そこを直してもう一度。みたいな感じだったよ…」
「ん?どうしたの拓巳くん。そういえば、随分疲れているみたいだけど?」
「あぁ、魔力を使いすぎると気絶するって言われただろ?」
「うん、そうだね?」
「…それで、気絶寸前まで魔法を撃たされて、限界が近くなったら一度休憩みたいなのを繰り返さられたんだよ…」
「…人は見かけによらないんだね。」
「だねぇ〜」
神野はシャパンにえらく絞られたらしい
「そういや、午後からは戦闘訓練って言ってたけど、どうなんだ?」
「さぁね、新ちゃんなんか知らない?」
「僕は知らないよ〜、安井さんは?」
「私も聞いてないんだけど…」
「そうか、じゃあここで待ってるか。」
「そうだね〜」
「うんその方がいいと思うよ」
仕方ないので俺らは食堂でソフィが来るのを待つことにした
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