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44.眷属を作りました

50話目、到達です!

 俺は”孤独の多重世界”の中の”メインルーム”で魔物を作る準備をする。これは、この魔法のすべての空間に繋がる扉が開ける部屋で、俺の自室のような物だ。


 今、俺は飯とかを食って、部屋に戻りメイドさんが出て行ったので、集めた魂と大量の魔石を使って眷属となる魔物を作ろうとしている。


 「さて、こんなもんかな?」


 俺の前には、今までに集めてきた軽く1000を超える量の”魂”と数十個にまとまった魔晶石がある。

 にしても結構集まったな。

 魂はゴブリンやらスライムやらワイバーンやらと、魔物のがほとんどだが、この間の魔族のと冒険者と騎士のもある。


 「とりあえず魔晶石全部まとめるかな…『改変』」


 魔晶石が直径20cmくらいにまとまり、赤紫を帯びた綺麗な石になった。

 うん、なんか違う物みたいなんだが…鑑定してみるか『鑑定』!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:魔結晶

階級:B

説明:魔力の結晶。強大な魔力が長い年月を経て結晶化した物。

追記:

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 別物になってたよ。まぁ、いいけどさ。


 「あとは、”眷属生成”だな。」


 魂を眷属化をしまくってたら、こんなスキルが出てた。スキルもかなり増えている。今の俺のステータスはこんな感じになってる…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:松井 新一郎

 種族:人間

 性別:男

 年齢:16

 称号:暇人 鬼畜 外道 ドS 快楽主義者

 読書家 知識人 異界人 不老不死 虐殺者

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 職業:嘘つきの王 レベル:45

 筋力:460000

 体力:3800000

 耐性:980000

 敏捷:10400000

 魔力:689070000

 知力:2300000

 属性:風 闇 空間

 スキル:改変 隠蔽 実現 隠密 鑑定 

 並立思考 完全記憶 思考加速 速読 

 異世界言語 身体制御 眷属化 眷属強化

 魔眼 魔力支配 自己再生 眷属召喚

 空間掌握 陣記録 鍛治 念話 究極武術

 眷属生成 霊操作  霊視

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 


 究極武術は、武術のスキル取りまくってたら、武術系のスキルがまとまった物。

 眷属生成は、魔石とその他に素材を使い、新しい魔物を作り出すスキル。

 霊操作は、”魂”をいじるためのスキルのような物だ。

 霊視は、そのまま”魂”を見るためのスキルだ。

 ステータスがおかしいってのは、やっぱり気にしない。



 「さて、とりあえず次は”魂”を一つにするか…」


 魔物を作るのに”魂”を込めて作るにも、魂が複数じゃ意思が大量にありすぎて、多重人格みたいなのができてしまう…と思う。

 とにかくだ。一つにしないことにはどうにもならないので、核となる意思を作って、魂の意思を一つにまとめる。

 


 「よし、じゃあやってみるか。『眷属生成』!」


 魂と魔結晶を使い、眷属を作る。俺の魔力を大量に吸いながら、魂と魔結晶が白い光に包まれ、一つの球体になる。

 

 ちなみに”眷属生成”ってのは、俺の魔力と魔石と魔物となる素材を使い、魔物を作る。その時生まれる魔物は、素材と魔石の階級によって変化し、魔石や素材が良いほど強い魔物が生まれる。また、素材で生まれる魔物の種類は決まり、土などなら”ゴーレム系”、水などなら”スライム系”、魔物の素材ならその使った魔物と同じ系統、のようになる。そして、”魂”を使った場合は”霊系”の魔物が生まれる。


 「さて、どんなのが生まれるかな〜。」


 生成には、結構な時間がかかるのだ。時間は、生まれる魔物のランクによって変化する。Bランクでも30分はかかったので、今回のが生まれるのにはかなり時間がかかると思う。



 「では、生まれるまでどうしようか。」


 特にすることもないし、暇だ。何しよう…


 「あ、魔法の検証やってない。」 


 前からやってなかった、魔法について確かめたかったことを、やってなかったのを思い出した。

 

 それをやるとしよう。これは最近気づいたことなのだが、魔法の威力がこの空間の中でやるより、外でやった時の方が強い気がしたのだ。一応確かめようと思ってたのに、すっかり忘れていた。


 「『扉、”空白世界”』…さて、行くか。」


 俺は目の前に、魔法とかを使う用の部屋への扉を開く。この空間は、何もないただ真っ白い空間で、”アイテムルーム”を丈夫にしただけのような物だ。

 

 俺は空間の扉をくぐり、場所を移動し検証を始める…



^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


 「やっぱりだ。威力が弱い。というより魔法が使いづらい。」


 一応全部試してみたが、大体どれも同じように、「起動がしにくい」か「威力が外よりも格段に下がってる」かのどちらか、または両方だった。

 威力が低いのは大体、外の20倍くらいの魔力を使って同じくらいの威力。起動しにくいのは、魔力を送るのが阻害される感じだった。


 おそらく、この空間でやってるのが問題なのだろう。

 ここは一応、オービスと同じ次元の世界だが、オービスとは異なった空間なのだ。だから、オービスに干渉するということで発動する”魔法”が使いづらいのではないだろうか。

 

 「あ、もしかして地球だと魔法使えないんじゃね?」


 ここですら魔法が使いづらいのに、次元の異なる世界に行ったら、魔法が使えなくなる可能性が高い。俺は一度は地球に戻るつもりなのに、こっちに戻れなくなったら困る。

 

 「う〜ん…世界に干渉しない魔法を考えないとだな。」


 となれば、もしかしたら称号とか、こっちで使えてるスキルも全部が使えるとも限らないし、今のうちに変えておくか。


 『俺の持つ称号、スキルやステータスなどは、俺自身に埋め込まれている。』


 ”実現”を使い存在自体を書き換える。俺のスキルなどが完全に世界から切り離され、俺に埋め込まれるのを感じる。

 これでよし。


 「あとは魔法だな。」


 こっちは世界に干渉するからどうにもならない。さて、どうしよ…ドクン!…うか。


 「なんだ?」


 なんというか、俺の何かが世界から拒絶されたのを感じた。どういうことかわからないが、そうとしか言えない。


 「もしかして魔物か⁉︎」

 

 とにかく見に行こう。そうならすぐにわかるだろうし。


 「『扉、メインルーム』」


 俺は空間の扉をくぐる…


意見、感想等ありましたらお願いします。

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