4.相談しました
謁見の後、俺らは一人一人に部屋を与えられて、夕食の時に呼ぶ、あと参加するかについて考えておいてくれ。とだけ言われて置いてかれた
さて、一人になったので魔法を使ってみましょ〜
ガチャ
「しんちゃんいるか?」
神野が来ましたよ、はい
「いやぁ〜いないわけないでしょ、普通」
しょうがないので対応してやりましょうか
「しんちゃんはどうすんだ?」
神野が不安そうに聞くので
「え、なにが?」
かるくかえしてやると
「だから戦うのかってことだ」
真剣にかえってきたので、しょうがないまともに話をしてやるとしよう
「一応参加するつもりではいるよ、僕らのステータス見たでしょ」
「そうか、俺は参加しようと思うんだが。一応勇者だったし」
「いいんじゃないの。神野くんはどうしたいの」
「できればこの国を救ってやりたい」
どうやら神野のやつは正義感で溢れているようだ、事実かどうかもわからんのに。まぁ話は聞いてやろうじゃないか
「俺らにはそれができるかもしれない力がある。だから、俺はやってみようと思う。」
「死ぬかもしれないのに?」
「俺も死ぬのは怖い、けど苦しんでる人がいるなら、俺は助けたい」
「いいと思うよ、僕はそれでも。石井君たちはどうか知らないけどさ」
「あいつらにはこれから話そうと思う。」
「そっか、じゃあ行ってきなよ」
「おう」
なんか一人で語って出てったんだが…まあいいか
さて今度こそ魔法を!
と、そのまえにステータスの確認をしよう。さっき増えてたし
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名前:松井 新一郎
種族:人間
性別:男
年齢:16
称号:暇人 鬼畜 外道 ドS 快楽主義者
読書家 知識人 異界人
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職業:嘘つきの王 レベル:1
筋力:1500
体力:2000
耐性:1300
敏捷:1600
魔力:17000
知力:3000
属性:風 闇 空間
スキル:改変 隠蔽 実現 隠密 鑑定
並立思考 完全記憶 思考加速 速読
異世界言語 ナイフ戦闘術 捕縄術 身体制御
眷属化 眷属強化 魔眼 魔力支配
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魔力支配:自分とその周辺の魔力を自由に動かせる
さて、特に何もなかったので魔法を使いたい。が、使い方がわからない!
いろいろやってはみたんだが、どうにもうんともすんとも言わない
しょうがないので、教えてもらってからにしようと思う。もうこれ以上、黒歴史の作成なんかしたくはない
やることもないので暇つぶしに周辺の魔力で遊んでいようと思う
伸ばす 縮める 圧縮 体の中で循環
みたいなことをしばらくしてたら今度は石井と安井がきた
「「新ちゃんいる?」」
なぜこいつらは俺がいないと思うのだろうか
「いや、だからいるって」
どうせこいつらも同じような話だろ
「そうだね、いるよね…」
「まあいいよ。で、どうしたの」
「それがね、さっき拓巳くんと話したんだけどね」
「うん」
「俺らはどうしようかと思ってな」
「ほら、和くんも勇者でしょ」
「だから、俺は戦おうと思ってるんだが」
「だけど?」
「私はできれば戦いたくはないし、戦っても欲しくない」
ああ、なるほど。意見の食い違いというやつか。まぁしょうがないといえばそうなのだが、そうともいかないのだろう。仕方がない参加する方に傾かせるか
「でも、戦わなかったらこの国と一緒に滅んじゃうかもしれないよ?そしたらもう帰ることも、一緒にいることもできなくなっちゃうかもしれないよ?」
「うん…でも、それで和くんも傷ついちゃうかもしれないでしょ」
「大丈夫だって、未来がなおしてくれよ」
「そうだよ、安井さん治癒ができるかもしれないんでしょ?」
「そうだけど」
「だいじょぶ、俺は死なないから。それに未来は俺が守る」
「う、うん…」
なんか違う感じになってきたんだが…まぁいいよな、うん
「じゃあとりあえず、時間はあるんだし夕食まで二人でゆっくり考えなよ」
「うん、そうさせてもらう」
「わかった」
二人は仲良く帰って行きましたとさ。めでたしめでたし、と
さて、夕食までは魔力で遊んでいましょうかな
意見、感想等ございましたらお願いします。