表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/361

3.とりあえず話を聞きました

 「ええと、改めまして。呼び出しに応じていただきありがとうございます。勇者様方」


 聖女様がまた頭をさげていってる


 「まずここはどこなんですか、そしてあなたは誰ですか、それに勇者ってなんなんですか」


 考え込んでた神野が言う



 「すみません自己紹介が遅れました。ええまず、私はソフィリア・シルフィードと申します。ソフィとお呼びください。そして、ここはシルフィード王国の中にあるシルフィード城内の召喚の間です。おそらく、全くわからないと思いますが、とにかく付いてきたください。」


 どうやら、シルフィードってのは国の名前だったらしい。


 聖女様改めソフィがえらく豪華な扉を開けて俺らを呼ぶ

 

 「とにかく付いて行くしかなさそうだよ」 


 安井に促され俺らはソフィについていく。ちなみにだが、その時安井は石井の腕にしがみつき、石井は「俺が守る」と言わんばかりに回りを警戒していた。


 ソフィが扉を開けると、いかにも騎士っぽいのが立っていてこちらを睨んでくるんだが…

 しかもついて来るし…



 無駄に長い廊下を歩きながら、暇だったからついでに魔力を感じられないか実験してたら、なんかへそのあたりに暖かいものを見つけたので、それをいじってたら、今までの扉よりひときわ豪華ででかい扉の前に来た


 「これから、国王に謁見していただきます。そこで説明もいたしますのでしばらくお待ちください」


 ソフィはそう言って軽く頭を下げてどっかいってしまった。

 

 「ねぇ、どうなんのかなぁ神野くん」

 「さぁ、よくある魔王が現れかので助けてくださいとかじゃねぇの?」

 「ははっ、なにそれ笑えるんだけど拓巳って結構そうゆうの好きだよね」

 「なんだよ悪いか?」

 「いや別にそうはいってないよ、ただ好きだよねって言ってるだけで」



 しばらくくだらない話をしてたら準備が整ったみたいで騎士っぽい人が扉を開けたので、中に入る



 中はえらく広くていかにも貴族みたいなのと騎士っぽいのがちょっといて、その奥の階段の上にある豪華な玉座に王様っぽいのが座ってた


 

 俺らはそばまで通されると、いかにも王様っぽいのが口を開く


 「余が、国王のヨハネス・シルフィードだ。おぬしらが今回召喚された者か」


 

 「ええ、まぁそうらしいです。」


 とりあえずって感じで石井が答える


 「まずは、勝手にこちらの事情で召喚したことを詫びよう。すまない」



 王様っぽいのが立ち上がって頭を下げてくる


 「いえ、その前にどうして呼ばれたのかを説明してください」


 「ああ、そうであったな。今回おぬしらを呼んだのは…」




 長かったので要約すると

 

 魔王が復活した

 そのせいで魔物が活発になった

 自分たちではどうにもできないので一か八かで召喚の儀を行った

 俺らが呼ばれた

 勇者は称号にあるらしい



 みたいな感じらしい


 「それ以前に、俺ら戦ったりしたこと自体ないんですよ。そんなのが役に立つわけないじゃないですか」


 神野がなんか文句いってる



 「いや、異世界から呼ばれたものたちは、能力値が跳ね上がり、魔力値が高く強くなりやすいので問題は無い」


 なんか国王が力説してるがあんま理由になってない

 しばらくなんか言ってたが

 

 ふと思い出したので


 「それはそうと、僕ら帰れるんですか」


 忘れてて聞いてなかったから聞いてみた



 「すまないが、召喚の仕方は分かったのだが、返す方法はわからんのだ。本当にすまない」  



 すまなそうな顔をしてあやまってきた




 「え、帰れないの。ねぇ、帰れないの」



 安井が戸惑い始めた



 「こちらでできる限りのことはする、少なくとも今は返すことはできない。本当にすまない」



 また謝ってきたが、まぁ俺には関係ないのでスルー


 神野たちがどうする、帰れないとかなんとか言ってるうちに魔法使いみたいなやつがなんか持ってきた



 「これは、ステータスプレートというもので、魔力を込めるとステータスを見ることのできるものだ」

 

 国王がちょっとした説明とともに俺らに渡してきた



 「ちょっと待ってください魔力ってなんですか」



 すかさず神野が尋ねる 

 そういや、俺は途中でそれっぽいので遊んでたからいいけど、こいつら知らないんだったな




 「魔力とは、身体に宿るエネルギーで、それによって我々は生活しています。また、魔力とは…」



 魔法使いみたいなやつが説明してきた

 面倒なのでまたもや要約すると


 身体に宿るエネルギーのようなものですべての生物が持っている

 空気中に存在している魔素?に干渉することで魔法が使える

 使いすぎると気絶する

 


 「まぁ、とにかくやってみればわかります」



 聞いてて思ったんだがこいつらって、けっこう適当だよな

 


 まあとにかく神野たちはやってみようとしているようだが



 「おっ、これか」


 石井、はやっ

 俺はもっとかかったぞ


 

 しばらくして安井、神野の順に分かったっぽいので俺もこの辺で分かったふりをする




 「それをプレートに押し出すような感じで込めてください」


 

 なんかやっぱ適当な感じがするな



 「おおっ、出たっ」

 

  やっぱり真っ先に石井が反応する、どうしてだろうか



 まぁとにかく見てみるとしよう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:松井 新一郎

 種族:人間 

 性別:男

 年齢:16

 称号:異界人 読書家 暇人

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 職業:魔物使い レベル:1

 筋力:100

 体力:150

 耐性:130

 敏捷:160

 魔力:300

 知力:270

 属性:風

 スキル:ナイフ戦闘術 眷属化 異世界言語 

 魔力支配

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 うん、なんか1個増えてた


 どうやら神野たちも見れたので見てなかったのも見てみようと思う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:石井 和也

 種族:人間

 性別:男

 年齢:17

 称号:勇者 脳筋 メガネ

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 職業:聖槍士 レベル:1

 筋力:200

 体力:250

 耐性:190

 敏捷:140

 魔力:190

 知力:120

 属性:光 地

 スキル:槍術 魔力操作 異世界言語

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:安井 未来

 種族:人間

 性別:女

 年齢:16

 称号:異界人 天然 純粋 勤勉

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 職業:賢者 レベル:1

 筋力:130

 体力:170

 耐性:130

 敏捷:120

 魔力:300

 知力:250

 属性:光 治癒 水 地

 スキル:魔力操作 鑑定 異世界言語

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 こんな感じだった、やっぱり俺の能力値はおかしいらしい

 安井が鑑定を持っていたので見られる前に書き換えていてよかったと思う


 そのあとは、能力がうんぬん、スキルがうんぬんとちょっとした説明を受けたのち一度部屋に案内するということで、謁見の間?から退出した


 

意見、感想等ございましたらお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ