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26.依頼を受けました

 カランカラン


 串焼きを食いながら、俺はギルドに入る。


 「おう、新じゃねぇか。今日と明日は暇か?」


 厳つい鎧のおっさんが俺に話しかけてくる。こいつは、エリックで、この国にいるAAランクの冒険者の一人だ。

 ギルドのランクはF~SSSで、それぞれ


 F・・・登録したての新人。町の手伝いなどをする

 E・・・討伐依頼が受けられる。Fランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。

 D・・・護衛依頼が受けられる。Fランクの魔物を一人で倒せる程度の実力。

 C・・・試験がある。Eランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。

 B・・・Eランクの魔物を単体で、又はDランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。

 BB・・・Cランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。

 A・・・Bランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。この辺りから一級と言われる。

 AA・・・Bランクに単体で立ち向かえる程度の実力。(ただし足止め程度)

 AAA・・・Bランクの魔物を単体で倒せる。又は、Aランクの魔物にパーティで立ち向かえる程度の実力。

 S・・・Aランクの魔物をパーティで倒せる程度の実力。

 SS・・・Aランクの魔物を単体で倒せる程度の実力。

 SSS・・・AAランク以上の魔物の攻撃に耐えることのできる実力を持つパーティ以上。


 みたいな感じだ。パーティのランクはパーティメンバーの平均になる。

 ちなみに俺はBBだ。多分もっとあるけど…


 「暇だよ〜。はい、串焼きっ」

 「おお、すまねぇな。いただくわ。」

 「で、どうしたの〜?」

 「いや、依頼行かねぇか?」

 「いいよ〜。なにやる〜?」

 「これだ!」


 そう言って、依頼書を渡してくる。依頼書を見ると

 「ワイバーンの群れ1つの討伐(A) 場所:シャルビア高原 追記:群が繁殖期の可能性あり 報酬:10000B 依頼人:アビス村、村長」

 と書かれていた。ワイバーンはCランクの魔物で、群れはBランクだ。



 「ふーん、ワイバーンねぇ〜。いいんじゃない?」

 「おお、そうか!俺はもう受けてるからな。1時間後に北門で待ってるぞ!」

 「また後でね〜」


 俺は依頼書を持って受付に行く…


 『なぁ、あいつなんなんだ?エリックさんと仲良くしてたが…』

 『お前知らねぇのか⁉︎BBランクの ”悪霊” だよ。なんでも、あいつに喧嘩売った奴らは、次の日には王都から姿を消すらしいぜ…』

 『マジかよ…あんなガキみてぇのが、噂の ”悪霊” かよ…』


 なんか後ろで言われてる。

 ”悪霊”ってのは、俺に付けられた二つ名だ。なんか、BBランクになった時に付けられた。

 おかしいな、やったことといえば、魔物の大量虐殺と俺の邪魔する奴を釘で両手を壁に貼りつけてみたのと、ボコボコにして、それを路上に晒したぐらいしかしてないのに…何でそんな二つ名になったんだろ?

 

 

 ボーと考えながら受付に行く。


 「おはようございます。松井様、本日はどのような御用件で?」

 「これよろしく〜」


 俺はカードと依頼書を渡す。


 「かしこまりました。こちらは、AAランクパーティ”竜宮” が、もうすでに受けていますが、よろしいですか?」

 「一緒に行くから大丈夫だよ〜」

 「かしこまりました。では、お気をつけください。」


 俺はカードを受付にもらうと、ギルドを出る。 


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