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21.ギルドで換金しました

 「おぉ〜い」


 俺が入り口について少しして、アレクが戻ってくる。


 「ああ、戻っていたか。」

 「うん、こっちに集落はあったけど、もう壊れててみんな死んでたよ〜」

 「ふむ、そうだったか。ところで、それはなんだ?」

 「僕の眷属だよ。テラっていうんだ〜」

 「いつ捕まえたんだ?」

 「ええっとね、さっきそこで…」


 アレクに俺はテラを捕まえた経緯を説明し、安全であることを説明する。

 まぁ、種族は ウィンド・スライム だといったが…


 「そうか。では、ギルドに行きゴブリンを換金して戻るぞ。」

 「了解〜」



 アレクについて、俺は歩き出す。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


 「とうちゃーく!」


 ギルドについた。


 「うるさい、静かにしろ」

 「ええ〜いいじゃん、べつに〜」

 「酔っ払いに絡まれると面倒なんだ…」

 「ああ、なるほど!」

 「わかったら、さっさと換金して帰るぞ。」

 「ほーい」


 俺はアレクに魔石の入った袋を渡される

 

 「じゃあ行ってこい」

 「あれ?アレクさんは?」

 「ここにいる」

 「なんで?」

 「面倒なんだ」

 「ええ〜」

 「すべこべ言わずに行ってこい」

 「はぁ〜い」


 

 アレクはギルドの前で待っているそうだ。

 ちなみにテラは、俺の胸ポケットにいてもらってる。


 

 カランカラン

 

 扉のベルが鳴り、ギルドに入る

 俺は受付に行く



 「買取を頼みたいんだけど、いい〜?」

 「はい、こちらにカード出してください。」

 「はい」


 俺はカードを渡す


 「ええっ⁉︎ゴブリン114体にホブゴブリン13体⁉︎」 

 「あっ、そうだった。」


 記録は残るんだっけ。忘れてたわ。仕方がないので説明しよう…


 「どこにいたんですか。これ⁉︎」

 「城壁出て、しばらくいったところ。集落があったから潰してきた。」

 「は?」

 「いや、集落があったから」

 「いえ、その次です。」

 「潰してきた?」

 「普通、ホブゴブリンのいる集落の破壊はCランクの依頼です!それを、あなた一人でやったんですか⁉︎」

 「うん、まぁ、そうだね〜」

 「ちょっと待っててください。」

 「ほーい」


 受付嬢が奥に行ってしまった…


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 「おっ、戻って来た。」

 

 少ししてから、受付嬢が戻ってくる


 「松井様、特例としてランクをCまで上げさせていただきます。」

 「あれ?試験はいいの?」

 「本来、Cランクの試験は、Cランクの依頼を受けてもらい、それをこなすことです。」

 「うん」

 「ですが松井様はそれを、すでに行うことのできる能力があリます。ですので、ランクを上げさせていただきました。」

 「ふーん、まぁいいや。とりあえず換金してよ。」



 ジャラァァ


 アレクから受け取ったゴブリンの魔石だけを出す。魔晶石はそのうち使おうと思う。


 「ええと、ゴブリンの魔石が、1,2,3,4…17個ですね。ほかには?」

 「使うつもりだから。」

 「そうでしたか。では、魔石1個、20Bで、合計340B。それと、常設依頼ゴブリン10体の討伐を11回分で550Bと、ホブゴブリンのいる集落の破壊で2400Bですので、合計で3290Bになります。」

 「じゃあ、買取の分と依頼の分を分けてくれる〜?」

 「はい、ではこちらが魔石の買い取り価格、こちらが依頼の報酬となります。」

 「はいよ〜」

 「お疲れ様でした。またのご利用をお待ちしております。」

 「じゃあ、また明日〜」 



 俺はアレクのところに行く




 「遅かったな」

 「受付がちょっと混んでてね。」

 「そうか、この時間だししょうがないか。」



 今はだいたい午後の6時、地球でいうところの5時半くらい。

 ちょうど辺りが暗くなり始めて、魔物が活発になりだし、冒険者たちも街に戻り始める時間だ。

 


 「ところで、このお金は?」

 「新がもらっていい。」

 「おぉ〜。やりぃ〜」


 とは言っても、魔石の分より報酬の方が多いので別にいいのだが。


 「そろそろ俺らも戻るぞ。」

 「はぁーい」

 

 そう言って、アレクが歩き出す。



 

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